()
☆☆☆☆
分 

2007/10/27

年間240本映画鑑賞
2007年
1987年  1988年  1989年
1990年  1991年  1992年  1993年  1994年  1995年  1996年  1997年  1998年  1999年  2000年
 
2001年  2002年  2003年  2004年  2005   2006  2007年  2008年  2009年
  
2010年  2011年   2012年
タイトル
監督・原作・脚本・撮影・音楽・主演
解説・獲得賞
公開
257

林檎の木
APPLE TREES
APFELBAUME
(独)
☆☆☆☆
111分 ドラマ

監督: ヘルマ・サンダース=ブラームス
脚本: ヘルマ・サンダース=ブラームス
撮影: ユルゲン・レンツ
音楽:
マルク・ベアッコ
出演: ヨハンナ・シャル/トーマス・ビューヒェル/ウド・クロシュヴァルト/シュテッフィ・スピラ/アンナ・サンダース/ローランド・クッシェンバッハ

冒頭のポエティックな部分と、壁崩壊後の一つの国の二つのドイツを生々しく描く部分には興味を持てるが、中盤の旧体制批判は常套的で鋭さを欠く。H・サンダース=ブラームス監督作品としても出来は決してよくない。トラッド・ロック風の音楽がちょっと印象的。引用★新しく始まったBS11チャンネルの高野悦子映画劇場というプログラムから観賞。
この監督の作品ははじめてだが引用分に有るとおりだと思う、この映画劇場で観たらきっと寝ていただろう。

1992
1994/06/
2007/12/25

256

フール・フォア・ラブ
FOOL FOR LOVE
(米)
☆☆☆☆
107分 ドラマ/ロマンス

監督: ロバート・アルトマン
原作: サム・シェパード
脚本: サム・シェパード
撮影: ピエール・ミニョー
音楽:
ジョージ・バート
出演: サム・シェパード(エディ)/キム・ベイシンガー(メイ)/ハリー・ディーン・スタントン(年老いた男)/ランディ・クエイド(ハリー)/マーサ・クロフォード()/デボラ・マクノートン

ゴーラン=グローバスのキャノン映画が製作した“アート・フィルム”で、S・シェパードの舞台劇を彼の指名でR・アルトマンが監督、お返しにと主演にサムを引っ張り出した。ニューメキシコのモハーベ砂漠にポツリと建つ小さなモーテルを営むメイを、さすらいの旅から戻ったエディが訪ねる。かつて深く愛し合ってた男女。再びメイを求めようとするエディ。しかし、それを激しく拒むメイ……。
★ストーリーは後半までなにがなんだか分からなかった。よく最後まで観たものだ。どうやら撮影中監督とシェパードの仲はずっと嫌悪だったようで“どうにも虫が好かない男”と後にアルトマンは回想しているらしく、それが映画に現れているようないないような???

1985
1986/08/
2007/12/23

255

すっかり・・・その気で!
(日)
☆☆☆
87分 コメディ

監督: 小谷承靖
脚本: 田波靖男
撮影: 加藤雄大
音楽:
広瀬健次郎
出演:烏丸せつこ(春日さち子)/ビートたけし(伊東たかし)/植木等 (有田伝八)/なべおさみ(山川俊介)/本田博太郎(安村良平)/江木俊夫(毛利浩二)/藤村有弘(加茂和夫)/塩沢とき(丸目昌江)/神田隆(剛田万造)/志賀勝(大橋)/秋野暢子(悦子)/藤木悠(西村)/山本紀彦(平山)/竜雷太(石塚)/今いくよ(女子銀行員A)/今くるよ(女子銀行員B)/上方のりお  (借金取りA)/上方よしお(借金取りB)/ビートきよし(銀行の守衛)/多岐川裕美(女性司会者)/北原由紀(女性歌手)

映画製作を夢見る男があの手この手で資金調達する姿を描く。映画製作を夢見る弱小芸能プロの従業員、伊東たかしのところに、映画製作の依頼が来た。ふってわいた話にたかしは大ハリキリ。ところが、出資者である有田が方々から集めた製作資金を持ち逃げしてしまった。たかしは愕然とするが、すんなりとは引き下がらない。銀行員の女を引っかけようと、銀行の前でたかしは待ちかまえていると、整形外科に勤める春日さち子と知り合った。

1981
1981/12/20
2007/12/15

254

日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里
(日)

83分 戦争

監督: 森一生 
製作: 永田雅一 
原作: 山中峯太郎
脚色: 黒澤明/小国英雄
撮影: 高橋通夫 
音楽:
鈴木静一
出演:菅原謙二(建川斥候隊長)/北原義郎(豊吉斥候隊員)/高松英郎(大竹斥候隊員)/浜口喜博(野田斥候隊員)/石井竜一(沼田斥候隊員)/根上淳(橋口特務機関長)/品川隆二(村上守備隊長)/柳永二郎(大山総司令官)/中村伸郎(児玉総参謀長)/伊沢一郎伊澤一郎 (田中参謀)/川崎敬三(沢木副官)/船越英二(聯隊副官)/伊達三郎(小村外務大臣)/見明凡太朗(長岡参謀本部次長) 

かつて雑誌『少年倶楽部』に連載された山中峯太郎の『敵中横断三百里』の映画化。「どん底」のコンビ、黒澤明と小国英雄が共同で脚本を書き「稲妻街道」の森一生が監督、
明治三十八年、旅順要塞がやっと落ちた後、広島大本営では一気に勝敗を決しようと、日夜御前会議が開かれていた。その決戦地として露軍が大兵力を集中している地点は鉄嶺か奉天か判然しなかった。それを探るため敵中深く騎兵斥候隊を送りこむことが決定され、第二軍騎兵第九連隊の建川中尉以下五名が使命を帯びて出発した。
★黒澤明戦争映画シリーズをはじめて見たが、こうしたアナクロ映画は見ない方がいいぞ

1957
1957/12/28
2007/12/15

253

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(日)
☆☆☆☆
142分 ドラマ

監督: 松岡錠司
原作:
リリー・フランキー 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社刊)
脚本: 松尾スズキ
撮影: 笠松則通
音楽:
上田禎
主題歌: 福山雅治 『東京にもあったんだ』
出演: オダギリジョー(ボク)/樹木希林(オカン)/内田也哉子(若い頃のオカン)/松たか子(ミズエ)/小林薫(オトン)/冨浦智嗣 (中学、高校時代のボク)/田中祥平( 小学校時代のボク)/谷端奏人(幼少時代のボク)/渡辺美佐子(筑豊のばあちゃん)/()/佐々木すみ江(小倉のばあちゃん)/原知佐子(現在のノブエおばさん)/結城美栄子(現在のみえ子おばさん)/猫背椿 (ブーブおばさん)/伊藤歩(タマミ)/勝地涼(平栗)/平山広行(磯山)/()/荒川良々( えのもと)/辻修(ホセ)/寺島進(ハイカラな男)/小島聖(若い頃のノブエおばさん)/吉本菜穂子(若い頃のみえ子おばさん)/光石研(小料理屋の客)/千石規子(病院の借家の老婆)/仲村トオル(ラジオ局のディレクター)/土屋久美子( 高校の女教師)/小泉今日子(不動産屋の事務員)/板尾創路 (「かっぱ」の客)/六角精児(編集長)/宮崎あおい(アイドルDJ)/田口トモロヲ(郵便配達)/松田美由紀(中目黒の大家)/柄本明( 笹塚の診療所の医者)/田中哲司 (東京の病院の医者)/塩見三省(葬儀屋)/岩松了(催促する編集者の声)

空前のベストセラーとなったリリー・フランキーの同名自伝小説をオダギリジョー、樹木希林主演で映画化した感動ドラマ。原作者と同じ福岡出身の松尾スズキが脚本を担当。
★うん!意外と面白かったぞ!絶対あんな映画観ないと言っていたのにな!

2007
2007/04/14
2007/12/5

252

ボーン・アルティメイタム
THE BOURNE ULTIMATUM
(米)
☆☆☆☆
115分 アクション/サスペンス

監督: ポール・グリーングラス
原作: ロバート・ラドラム
脚本: トニー・ギルロイ/スコット・Z・バーンズ/ジョージ・ノルフィ
撮影: オリヴァー・ウッド
音楽: ジョン・パウエル
出演: マット・デイモン( ジェイソン・ボーン)/ジュリア・スタイルズ(ニッキー・パーソンズ)/ デヴィッド・ストラザーン( ノア・ヴォーゼン)/スコット・グレン (エズラ・クレイマー)/ パディ・コンシダイン( サイモン・ロス)/エドガー・ラミレス ( パズ)/ジョーイ・アンサー (デッシュ)/コリン・スティントン (ニール・ダニエルズ)/ アルバート・フィニー(アルバート・ハーシュ)/ジョーン・アレン (パメラ・ランディ)

マット・デイモン扮する記憶を失った元CIA諜報員が自らの過去を取り戻すため世界中を駆け巡る大ヒット・スパイ・アクション・シリーズ完結編。原作は全3部作からなるロバート・ラドラムの“ジェイソン・ボーン”シリーズ。目の前に次々と降りかかる危機を乗り越え、ついにジェイソン・ボーンの過去が明らかとなる。監督は引き続き「ユナイテッド93」のポール・グリーングラス。

★三部作統べてみたぞ。第一作はダグ・リーマン。第二作三作がポール・グリーングラスでこの監督は実に巧い。ふんだんに金を注ぎ込むステージがあるあの世界もすごい。それはさておき、この映画の要の一つの音響効果がまたすごいのだ劇中メロディーのある音はほとんど流れず、スピード感溢れる音響効果で盛り上げていく。途中この音効は「仁義なき戦い」のズズズズッズズダダダダダッアアの津島利章をパクっているじゃないかと思ったほどだ。

2007
2007/11/10
2007/12/4

251

アラン・ドロンの刑事フランク・リーヴァFRANK RIVA
(独/仏) TV
☆☆☆
112分 ドラマ/犯罪

監督:パトリック・ジャマン
脚本:フィリップ・セトボン
撮影:ウィリー・スタッセン
出演:アラン・ドロン/ジャック・ペラン/ミレーユ・ダルク/ゾフィ・フォン・ケッセル/セドリック・シェヴァルメ/イヴ・アフォンソ/エルザ・キコイン/ヴェナンチーノ・ヴェナンチーニ/エリック・デュフォス/ニコール・カルファン/ジャン=クロード・ドーファン/フィリップ・アンブロジーニ/キャロル・ヴェイス/フィリップ・ルロワ

★いい男ほど老醜をさらす、アラン・ドロン御年68歳。腹は出てるし顔の肉は弛んでいるし老けました。元妻のミレーユ・ダルク、アンタ誰だというほどまったく面影もないぞ。

(2003〜2004)2007/11/08
2007/12/04

250

ラッキーナンバー7
LUCKY NUMBER SLEVIN
(米)
☆☆☆☆
111分 サスペンス/犯罪  R-15

監督: ポール・マクギガン
脚本: ジェイソン・スマイロヴィック
撮影: ピーター・ソーヴァ
音楽:
J・ラルフ
出演:ジョシュ・ハートネット (スレヴン)/ブルース・ウィリス(グッドキャット)/ルーシー・リュー(リンジー)/モーガン・フリーマン( ボス)/ベン・キングズレー( ラビ)/スタンリー・トゥッチ(ブリコウスキー)/ダニー・アイエロ/ピーター・アウターブリッジ/マイケル・ルーベンフェルド/ケヴィン・チャンバーリン/ドリアン・ミシック/ミケルティ・ウィリアムソン/サム・ジェーガー

二転三転する巧みなストーリー展開と豪華キャストの共演で贈るスタイリッシュ・クライム・アクション。不運続きの主人公が対立するギャングの抗争に巻き込まれていくさまをユーモアを織り交ぜテンポ良く綴ってゆく。
★豪華な俳優陣のキャスティングが素晴らしい。ジョシュ・ハートネット いいなぁ、ブラック・ダリアとホワイト・ライズも見ようかな。。ルーシー・リューもいままでで一番良かった。クールなころ医者のブルースも食えるぞ。ストーリーがいい、まったく先が読めないので最後まで一気に引っ張ってくれる。

2006
2007/01/13
2007/10/27

249

アルバレス・ケリー
ALVAREZ KELLY
(米)
☆☆☆
114分 西部劇

監督: エドワード・ドミトリク
脚本: フランクリン・コーエン/エリオット・アーノルド
撮影: ジョセフ・マクドナルド
音楽:
ジョニー・グリーン
出演: ウィリアム・ホールデン/リチャード・ウィドマーク/ジャニス・ルール/パトリック・オニール/ヴィクトリア・ショウ

★男の友情映画は爽快でありますよ。音楽も当然すかっとして豪快なのだ。

1966
1966/11/
2007/11/27

248

マッチスティック・メン
MATCHSTICK MEN
(米)
☆☆☆☆
116分 コメディ/犯罪/サスペンス 
PG-12

監督:リドリー・スコット
製作総指揮:ロバート・ゼメキス
原作:エリック・ガルシア
脚本:ニコラス・グリフィン/テッド・グリフィン
撮影:ジョン・マシソン
音楽:ハンス・ジマー
出演:ニコラス・ケイジ(ロイ)/サム・ロックウェル(フランク)/アリソン・ローマン(アンジェラ)/ブルース・マッギル/ブルース・アルトマン/スティーヴ・イースティン/ベス・グラント/メローラ・ウォルターズ

スタイリッシュなコン・ムービー。 極度の潔癖症ながら詐欺においては芸術的な才能を発揮する中年男が、 突然現われた14歳の実の娘?に戸惑いながらも2人で新たな大仕事 にかかる姿を軽妙に描く。
★やられたこの逆転劇は読めなかったになぁ、アリソン・ローマンという始めて観る女優ににすっかり騙された。リドりー・スコットは意外とこんな映画も良いんだと認識。

2003
2003/10/04
2007/11/24

247

吾輩は猫である
(日)
☆☆☆☆
116分 文芸

監督: 市川崑
原作:
夏目漱石
脚本:八住利雄
潤色:市川崑
撮影:岡崎宏三
編曲・演奏:宮本光雄
出演:仲代達矢(苦沙弥)/波乃久里子(細君)/伊丹十三(迷亭)/岡本信人(寒月)/島田陽子(雪江)/岡田茉莉子(鼻子)/篠ヒロコ(富子)/篠田三郎(東風)/前田武彦(独仙)/左とん平(多々良三平)/三波伸介(金田)/神山繁(鈴木藤十郎)/緑魔子(二絃琴の師匠)/春川ますみ(お内儀)/上原ゆかり(おさん)/樋浦勉(車宿の親方)/辻萬長(泥棒)/蟹江敬三(巡査)/海野かつお(刑事)/岡田英次(文明中学校長)/遠藤征慈(落雲館教官)/七尾伶子(二絃琴の女中)/井上れい子(金田邸の小間使)/西木裕行(甘木医師)/磨のぼる(古井武右衛門)/小倉一郎(我輩の声)

1975
1975/05/31
2007/11/22

246

墨東綺譚
(日)
☆☆☆☆
116分 エロティックドラマ/ロマンス

監督: 新藤兼人
原作:
永井荷風
脚本: 新藤兼人
撮影: 三宅義行
音楽:
林光
出演:津川雅彦(永井荷風)/墨田ユキ(お雪)/宮崎淑子(お久)/瀬尾智美(お歌)/八神康子(黒沢きみ)/杉村春子(荷風の母)/乙羽信子(まさ)/佐藤慶(鳥居坂署の刑事)/井川比佐志(菊地寛)/河原崎長一郎 (竹さん)/戸浦六宏(取り巻き)/上田耕一(中年の男)/河原崎次郎(たかりの壮漢)/樋浦勉(素見客)/大森嘉之(まさの息子・悟)/浜村純(鮫やのおじさん)/原田大二郎(永井素川)/角川博 (艶歌師)/浅利香津代(真砂の女将)

文化勲章受賞作家であり、一代の遊蕩児であった永井荷風の同名小説を基に、主人公を荷風本人に置き換え、玉ノ井の娼婦・お雪とのロマンスを中心に荷風の半生を描いた官能ドラマ。1879年、良家の長男として生まれ 育った荷風。父の意向に反し、早くから文学の道を志した荷風は、やが て玉ノ井の娼家でお雪と出会う。世の中の底辺に生きながらも清らかな 心を持つお雪に、荷風は運命的なものを感じ、57歳にしてついに 結婚の約束をする。 ★この監督の映画に出てくる女ってたいがい不細工で拍子抜けするなぁ。せめてエロチックな映画の時ぐらい、あなたの好み以外のいい女を脱がしてくれたっていいじゃない。

1992
1992/06/06
2007/11/21

245

天国と地獄
(日)
☆☆☆☆☆
143分 サスペンス/ドラマ

監督:黒澤明
監督助手:森谷司郎/松江陽一/出目昌伸/大森健次郎
原作:
エド・マクベイン『キングの身代金』
脚本:小国英雄/菊島隆三/久板栄二郎/黒澤明
撮影:中井朝一/斎藤孝雄
美術:村木与四郎
音楽:
佐藤勝
出演:三船敏郎(権藤金吾)/香川京子(権藤の妻伶子)/江木俊夫(権藤の息子純)/佐田豊(青木(運転手))/島津雅彦(青木の息子進一)/仲代達矢(戸倉警部)/石山健二郎(田口部長刑事(ボースン))/木村功(荒井刑事)/加藤武(中尾刑事)/三橋達也(権藤の秘書河西)/伊藤雄之助(専務馬場)/中村伸郎(重役石丸)/田崎潤(重役神谷)/志村喬(捜査本部長)/藤田進(捜査一課長)/土屋嘉男(村田刑事)/三井弘次(新聞記者A)/千秋実(新聞記者B)/北村和夫(新聞記者C)/大滝秀治(新聞記者D)/東野英治郎(年配の工員)/藤原釜足(病院の火夫)/沢村いき雄(横浜駅の乗務員)/山茶花究(債権者A)/西村晃(債権者B)/浜村純(債権者C)/清水将夫(刑務所長)/清水元(内科医長)/名古屋章(山本刑事)/菅井きん(麻薬患者)/山崎努(犯人竹内)/

エド・マクベインの原作を映画化した傑作サスペンス。優秀な知能犯に刑事たちが挑む。ナ巧妙なプ ロットもさることながら、登場人物たちの心理描写が秀逸で人間ドラマとしての完成度も非常に高い。ショナル・シューズの権藤専務 は、自分の息子と間違えられて運転手の息子が誘拐され、身代金3千万 円を要求される。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して3千万円を用意する。無事子どもは取り戻したが、犯人は巧みに金を奪 い逃走してしまい、権藤自身は会社を追われてしまう……。

1963
1963/03/01
2007/11/21

242

ALWAYS 続・三丁目の夕日
(日)
☆☆
146分 ドラマ/ファミリー

監督:山崎貴
原作: 西岸良平 『三丁目の夕日』(ビッグコミックオリジナル) 脚本:山崎貴/古沢良太
撮影:柴崎幸三
音楽:
佐藤直紀
主題歌:BUMP OF CHICKEN『花の名』
出演:吉岡秀隆(茶川竜之介)/堤真一(鈴木則文)/小雪(石崎ヒロミ)/堀北真希(星野六子)/もたいまさこ(大田キン)/三浦友和(宅間史郎(特別出演))/薬師丸ひろ子(鈴木トモエ)/須賀健太(古行淳之介)/小清水一揮(鈴木一平)/マギー/温水洋一/神戸浩/飯田基祐/ピエール瀧/小木茂光/小日向文世/吹石/浅野和之/渡辺いっけい/手塚理美/上川隆也

西岸良平の人気コミックを実写映画化し大ヒット した人情ドラマの続編。
★西岸良平の人気コミックを実写映画化し大ヒット した人情ドラマの続編を吉祥寺まで劇場観賞に行って来た。上映前に妙に姿勢の良い親父が俺の前に座ったので画面が観づらい。さりとて替わる席も見あたらない。我慢して斜めに観ていたら画面が真っ暗になった。
今回はこの映画は駄目、かったるくて寝ちゃったのね。なぜかというとこの映画の売れ線である時代の景色人情ノスタルジーの押し売りが腹が立つほど執拗だったから(押し売りも懐かしいけどな)。第一作で当てた若手の奢りが露呈したのだろうが、ピンぼけで焦点が絞れなくまったくなってない。それは時代を伝えるCGに力が入りすぎ、肝心の脚本がまるで駄目。鼻につくような臭いエピソードを細かい綾織りで入れ子にしたばかりに、なにがなんだか話の糸がバラバラ。ということは人物にも光が当たらないと言うことで、ドラマ映画の登場人物に感情移入が出来ない典型的などっちらけ映画に仕上がったということ。
ふんだんな餌と仕掛けで、柳の下のどじょうを狙ったら、三匹目のどじょうどころか、元の木阿弥、映画のシリーズ化も無くなっちゃったということだな。
しかしこれがあるのが客の甘さと民土の低さを誇るこの国、頼れる本家本元映画屋映画バカが、今や希少危惧種で遺物化してるからなぁ〜!がんばれ日本の
映画屋 映画バカ

2007
2007/11/03
2007/11/19

241

秘剣破り
(日)
☆☆
90分 

監督:池広一夫
原作:
五味康祐
脚本:伊藤大輔
撮影:牧浦地志
音楽:
渡辺岳夫
出演:松方弘樹/本郷功次郎/岩井友見/露口茂/青山良彦/加藤嘉/松村達雄

★オリジナルは雷蔵が演じた『薄桜記』。この監督東映時代に松方弘樹と組んで数本撮っている。急逝した市川雷蔵の代役として東映から松方弘樹がやってきて雷蔵ものの企画を引き継ぎ演じているが、これがミスキャストもいいところで大失敗。雷蔵のニヒルさあってこの映画なのだから無理にきまっている。それに引き替え本郷功次郎のキリリとした若侍はさわやかで、殺陣もしっかり決まっていてよろしい。監督も東映のほうが水があっていたのでは。それにしてもノルマを達成したせいか、ついつい気が緩んで妙な映画をチョイスしてしまった、だいたい松方弘樹の映画が俺に向いてないの分かってるじゃない。大反省なのだ。

1969
1969/05/31
2007/11/18

240

風櫃(フンクイ)の少年
風櫃來的人
ALL THE YOUTHFUL DAYS
THE BOYS FROM FENGKUEI
(台湾)
☆☆☆
101分 青春/ドラマ

監督: ホウ・シャオシェン
原作: チュー・ティエンウェン
脚本: チュー・ティエンウェン
撮影: チェン・クンホウ
音楽:
李宗盛
出演: ニュー・チャンザイ/チャン・スー/チャオ・バンジュ/ツォ・チョンファ/ヤン・チャンクオ

自らをこの映画に登場するような“不良少年”だったという侯孝賢が、自分の青春の記憶を80年代半ばのポンフー島・風櫃と高雄という台湾の田舎と地方都市に移植して撮りあげた、切ないメモワール。
★監督自身が自分の映画では“何度観ても自信を持って観ることができる作品”と語る青春映画だが、どこか気持ちがはいらない映画だった。非情城市、珈琲時光などが面白かっただけに、粗な演出が目立ちすぎて若かった時代の監督作品に期待しすぎたか。

1983
1990/07/
2007/11/18

239

東京オリンピック

(日)
☆☆☆☆
170分 ドキュメンタリー/スポーツ

総監督: 市川崑
脚本: 市川崑/和田夏十/白坂依志夫/谷川俊太郎
撮影: 林田重男/宮川一夫/中村謹司/田中正
音楽監督:
黛敏郎
演奏: 読売日本交響楽団
ナレーター: 三國一朗

★すばらしいのでコメントは省く。

1965
1965/03/20
2007/11/13

238

生きたい
(日)
☆☆☆☆
119分 ドラマ

監督: 新藤兼人
脚本: 新藤兼人
撮影: 三宅義行
音楽:
林光
出演: 三國連太郎/大竹しのぶ/吉田日出子/塩野谷正幸/羽村英/津川雅彦/柄本明/大谷直子/宮崎美子/広岡由里子/麿赤兒/六平直政/渡辺徹/中里博美/草薙仁/絵沢萠子/大森南朋/菊地百合子

姥捨て山伝説と現代の高齢化社会における老人がおかれた現状を交錯させユーモラスなタッチで描いた“老い”がテーマの社会派人間ドラマ。
70歳の安吉は、妻に先立たれ、40歳になる嫁き遅れの長女・徳子と暮らしている。長男、次女は家を捨てたも同然で別居しており、躁鬱病の徳子だけが父の世話をしている。徳子は自分が婚期を逃したのも病気になったのも父のせいと言ってはばからない。
★新藤兼人四連発。ユーモラスの中にも現代の病巣になりつつある老人問題を、三国、大竹の絶妙な掛け合い漫才のような演技が素晴らしかった。妻の音羽信子に先立たれて5年、新藤監督この作品を撮ったのが87歳、身に降りかかる重いテーマをよくぞここまで軽妙に撮れたものだと感服してしまった。

1999
1999/01/15
2007/11/12

237

絞殺 
(日)
☆☆☆
115分 ドラマ

監督: 新藤兼人
脚本: 新藤兼人
撮影: 三宅義行
音楽:
林光
出演: 西村晃(狩場保三) /乙羽信子(狩場良子) /狩場勉(狩場勉) /会田初子(森川初子) /岡田英次(初子の義父) /殿山泰司(隣人男A) /小松方正 (隣人男B)/草野大悟(隣人男C)/渡辺とく子 (隣人女A)/根岸明美 (隣人女B)/初井言栄( 隣人の主婦)/観世栄夫( 裁判長)/戸浦六宏(教師) /森本レオ(医師)

★新藤兼人三連発。

1979
1979/06/02
2007/11/11

236


(日)
☆☆
90分 ドラマ/ロマンス

監督:新藤兼人
製作: 葛井欣士郎/新藤兼人
原作: 夏目漱石 「こころ」
脚本: 新藤兼人
撮影: 黒田清巳
音楽:
林光
出演: 松橋登( K)/辻萬長(S) /杏梨(I子) /乙羽信子(M夫人) /殿山泰司(Sの父)

★何をいわんや半端中の大半端作品で駄目全く駄目、原作とまったくちがうじゃないか、これを改ざんtぴわずなんという。まぁ新藤兼人といえども多く撮ってりゃ駄作もあるわな。

1973
1973/10/27
2007/11/10

235

夫婦
(日)
☆☆☆☆
87分 ドラマ/ロマンス

監督: 成瀬巳喜男
脚本: 井手俊郎/水木洋子
撮影: 中井朝一
音楽:
斎藤一郎
出演: 上原謙(中原伊作) /杉葉子(妻・菊子) /三国連太郎(武村良太) /小林桂樹(早川茂吉) /藤原釜足(父・直吉) /岡田茉莉子(妹・久美子) /中北千枝子(赤松夫人) /中村是好 (菊子の伯父)


★鳴瀬だしなぁ〜なんかまた男と女のじくじくした映画を観ちゃったかなと一瞬思ったが、倦怠期を迎えた夫婦をを題材にあぶなげなふりを見せながら気を揉ませながらも気持ちよく観賞し終わった、なかなか愛すべき小品だった。

1953
1953/01/22
2007/11/9

234

ウィンター・ソング
PERHAPS LOVE
如果・愛
(香港)

109分 ロマンス/ドラマ/ミュージカル

監督: ピーター・チャン
製作:ピーター・チャン
撮影: ピーター・パウ
編集: ヴェンダース・リー/コン・チールン
音楽: ピーター・カム/レオン・コー
出演: 金城武 林見東(リン・ジェントン)/ジョウ・シュン 孫納(スン・ナー)/ジャッキー・チュン 聶文(ニエ・ウェン)/チ・ジニ (天使)

昔の上海を再現したスタジオでミュージカル映画の撮影がスターとした。ヒロインは孫納。監督とは仕事を越えた関係が続いていた。そんな孫納の相手役として香港から呼ばれた人気俳優、林見東は、かつて孫納と恋人同士だった男。彼女の女優への夢が2人を引き裂いた。以来10年間、見東は彼女への想いを断ち切れず苦悩してきたのだった。やがて、2人が演じるミュージカルのストーリーが、10年前の2人の愛を甦らせていく…。
★「弓」に続いた偏愛映画。もうめちゃくちゃ鬱陶しい。俺はこういう映画は大嫌いだ。

2005
2006/11/11
2007/11/07

233

弓 
THE BOW

90分 ドラマ/ロマンス

監督: キム・ギドク
製作: キム・ギドク
脚本: キム・ギドク
撮影: チャン・ソンベク
編集: キム・ギドク
出演: チョン・ソンファン(老人) /ハン・ヨルム(少女) /ソ・ジソク(青年) /チョン・グクァン(青年の父親)

 広い海に浮かぶ船の上、どこからともなく老人が連れてきた少女と2人だけで暮らしていた。10年前、を、老人は慈しむように大切に育てて、少女が17歳になったら結婚する予定だった。老人が持ち歩く弓矢は、少女のために奏でる楽器にもなれば、不届き者から少女を守る武器ともなった。老人と少女の固い絆はいつまでも変わらないと思われた・・・。
★出演者ひとりひとりに呼称もなく、主人公の老人と少女は最後までセリフはなく、演技のみで淡々と物語はすすんで行く。がストーリーは老人の少女への偏愛を強調したいがばかりに、セリフのない演技という無理をごり押ししたために、説得力を技巧に走らせてしまったきらいが見える。またこういう演出方法がこの監督を大きく見せているのでは・・・。
韓国民謡をアレンジしたような哀愁を持つ音が良かったが、残念クレジットがない。

2005
2006/09/09
2007/11/07

232

ブラックボード 
(日)
☆☆
110分  ドラマ

監督: 新藤兼人
原作: 新藤兼人
脚本: 新藤兼人
撮影: 三宅義行
音楽:
林光
出演:辻輝猛(安井猛)/乙羽信子(安井波江)/南渕一輝(槙田五郎)/阿部征夫(杉原義夫)/森本レオ(警部補)/佐野量子(矢沢智子)宅麻伸(三上記者)/財津一郎(校長)/井川比佐志(教頭)/田中隆三(富田実)/川上麻衣子(相沢圭子)/初井言栄(岩上順子)

中学校を舞台に、殺人事件にまで発展した“いじめ問題”を描く。川底から母子家庭の中学生の遺体が発見される。警察は他殺と断定。この殺人事件を発端に、中学校を舞台にした“いじめ”の実態が次々に明らかになっていく。監督は脚本も執筆している「落葉樹」の新藤兼人、撮影も同作の三宅義行がそれぞれ担当。
★社会派映画のつもりなのだろうが何から何まで中途半端で気分悪いったらありゃしない。大失敗作だなこれ。財津一郎の奇怪な縁起がすごくよかった。新藤作品の中で、唯一の英語タイトルの映画というのも因縁めく。

1986
1986/09/17
2007/11/06

231

落葉樹
(日)
☆☆☆
105分 ドラマ

監督: 新藤兼人
原作: 新藤兼人
脚本: 新藤兼人
撮影: 三宅義行
音楽:
林光
出演: 小林桂樹(初老人) /乙羽信子(母) /財津一郎(父) /山中一希(少年) /川道信介(兄)/園みどり(長姉) /若葉しをり(次姉) /梶芽衣子(山へくる女性) /初井言栄(行商の女) /殿山泰司(作造) /菅原悠乃(作造の後) 妻/戸浦六宏(執達吏A) /馬場当(執達吏B) /大滝秀治(伊左衛門) /岡本真実(兄の嫁) /深山富貴子(教師) /森塚敏(道具屋)

老作家が少年時代を回想する中で、亡き母への追憶と思慕が描かれる。原作・脚本・監督は「地平線」の新藤兼人、撮影は三宅義行がそれぞれ担当。
★奇妙なマザコン映画だった。この監督映画は昔の日本の景色がふんだんに取り込まれているので、失われたものへの郷愁を味わえるので、それだけでも見る価値がある。
それにしても裸の多い映画だったなぁ。音羽信子が少年のチンコに口づけする場面はドキッとした。

1986
1986/11/15
2007/11/06

230

フィールド・オブ・ドリームス
FIELD OF DREAMS
(米)
☆☆☆☆
107分 ドラマ/ファンタジー

監督: フィル・アルデン・ロビンソン
原作: W・P・キンセラ
脚本: フィル・アルデン・ロビンソン
撮影: ジョン・リンドレー
音楽:
ジェームズ・ホーナー
出演: ケヴィン・コスナー/エイミー・マディガン/ギャビー・ホフマン/レイ・リオッタ/ティモシー・バスフィールド/ジェームズ・アール・ジョーンズ/バート・ランカスター/フランク・ホエーリー/ドワイヤー・ブラウン/アン・セイモア/アート・ラフルー

W・P・キンセラの『シューレス・ジョー』を原作とした、米映画80年代最後の傑作。
ある日「それを作れば彼が来る」という“声”を聞いた農夫が、とうもろこし畑を潰して野球場を造り始める。信念に従って行動する主人公と彼を暖かく見守る家族。
★こんなに映画なのに本国ではまったく賞を取っていないというのが不思議だぞと言いたくなるほど俺はこの映画が大好きと、いいながらすっかり忘れているところが情け無い再会。コスナーの作品でティム・ロビンスとやった野球ものがあるけど、本当に野球が好きなんだな・・俺もやっぱり野球はすきだから・・・こういう映画は大いに贔屓してしまうのだ。 ●1990年日本アカデミー賞 ■ 外国作品賞
●1990年ブルーリボン賞 ■ 外国作品賞
年間240本映画鑑賞2007年 230カウントノルマ達成まで後10本

1989
1990/03/
2007/11/04

229

バックマン家の人々
PARENTHOOD
(米)
☆☆
124分 ドラマ

監督: ロン・ハワード
脚本: ローウェル・ガンツ/ババルー・マンデル
撮影: ドナルド・マカルパイン
音楽: ピーター・ジェームズ
音楽:
ランディ・ニューマン
出演: スティーヴ・マーティン/メアリー・スティーンバージェン/ダイアン・ウィースト/リック・モラニス/トム・ハルス/マーサ・プリンプトン/キアヌ・リーヴス/ジェイソン・ロバーズ/ハーレイ・ジェーン・コザック/リーフ・フェニックス/デニス・デューガン/ポール・リンク

アメリカの中流家庭バックマン一族の日々を笑いと哀愁で綴ったハートウォーミングなファミリー・ドラマ。エピソードの積み重ねで四世代にわたる親と子の物語。親子の問題を暖かく描き出した、俳優出身の監督R・ハワードの代表作と言える。役者の顔ぶれも実に良い。★豪華なキャスティングはそれぞれの役者をそつなくまとめあげている監督の力か。ホワキン・フェニックスが子役で出ているのと、キアヌ・リーブスの跳ねっ返りの若者がみものだった。が俺はどうもこういうファミリーものを見る傾向がある癖に、実は苦手なのだ。

1989
1989/11/
2007/11/04

228

16ブロック
16 BLOCKS
(米)
☆☆☆☆
101分 サスペンス/アクション

監督: リチャード・ドナー
脚本: リチャード・ウェンク
撮影: グレン・マクファーソン
音楽:
クラウス・バデルト
出演: ブルース・ウィリス(ジャック・モーズリー)/モス・デフ (エディ・バンカー)/デヴィッド・モース(フランク・ニュージェント)/ジェナ・スターン(ダイアン・モーズリー)/ケイシー・サンダー/シルク・コザート/デヴィッド・ザヤス/コンラッド・プラ

わずか16ブロック、およそ1.6km離れた裁判所に証人を送り届けるだけの簡単な仕事を任された刑事が、予想もしない事態に巻き込まれ、証人共々命を狙われるハメに陥るサスペンス・アクション。
★相も変わらずついていない男役なのだが、ブルース・ウィルスの映画は、いかにだらしない老け役であっても理屈抜きに男映画なので、スカッとして気分がいい。だってこの翌年の6月には「ダイハード4」というウルトラ・アクション映画で主人公を張っているからな。エネルギッシュな男に乾杯だ。エディ・バンカーこの男が抜群にさわやかカンア触れよかったぞ。デヴィッド・モースが出た途端内容が分かってしまうのが、相も変わらずの役どころで興ざめだが仕方ないか。

2006
2006/10/14
2007/11/03

227

クローサー
CLOSER
(米)
☆☆
103分 ドラマ/ロマンス  R-15

監督: マイク・ニコルズ
原作戯曲:
パトリック・マーバー
脚本: パトリック・マーバー
撮影: スティーヴン・ゴールドブラット
音楽:
モリッシー
出演: ジュリア・ロバーツ(アンナ)/ ジュード・ロウ( ダン)/ナタリー・ポートマン(アリス)/ クライヴ・オーウェン(ラリー)/コリン・スティントン/ニック・ホッブス

世界中で上演された同名戯曲。ロンドンで巡り逢った男女4人の複雑に絡み合う恋愛模様を綴った大人のラブ・ストーリー。
★4人の男と女でなにをやってんだバカと俺は言いたい。ストーリーの展開の綾がいや、プロットのひとつひとつがいや。なんでこんな気分、胸くその悪い映画を作るんだバカヤロ。俺の生理が許さないのだ。しかし結構な受賞をうけているよなクライヴ・オーウェン 。
●2004年NY批評家協会賞 ■ 助演男優賞 クライヴ・オーウェン
●2004年ゴールデン・グローブ ■ 助演男優賞 クライヴ・オーウェン ■ 助演女優賞 ナタリー・ポートマン
●2004年英国アカデミー賞 ■ 助演男優賞 クライヴ・オーウェン

2004
2005/05/21
2007/11/02

226

パリところどころ
PARIS VU PAR...SIX IN PARIS(仏)
☆☆
97分 ドラマ

監督: ジャン=ダニエル・ポレ/ジャン・ルーシュ/バーバラ・ウィルキンド/エリック・ロメール/ジャン=リュック・ゴダール/クロード・シャブロル
脚本: ジャン=ダニエル・ポレ/ジャン・ルーシュ/ジャン・ドゥーシェ/ジョルジュ・ケレール/エリック・ロメール/ジャン=リュック・ゴダール/クロード・シャブロル
撮影: アラン・ルヴァン/エチエンヌ・ベッケル/ネストール・アルメンドロス/アルバート・メイズルス/ジャン・ラビエ
出演: クロード・メルキ/ミシュリーヌ・ダクス/ナディーヌ・バロー/ジル・ケアン/バルベ・シュローデル/ジャン・ドゥーシェ/ジャン・ミシェル・ルジエール/ジョアンナ・シムカス/ステファーヌ・オードラン

ヌーヴェル・ヴァーグを代表する六人の監督が、それぞれパリを舞台に展開する人間模様を描いたオムニバス映画。(1)「サン・ドニ街」、(2)「北駅」、(3)「サン・ジェルマン=デ=プレ」、(4)「エトワール広場」、(5)「モンパルナスとルヴァロワ」、(6)「ラ・ミュエット」。
★1965年ヌーヴェル・ヴァーグの大きなウェーヴが起こって10年目。テビュー当時は若かった監督たちも多少勢いが薄れ始めたころを感じさせる、ぬるい映画だ。オムニバスなんだが、なんのためにそれぞれの一編をそれぞれの監督で撮ったのか意味ねぇ〜じゃんと言いたいほど際だつ個性が感じられない。そんな時代の落とし子的な記録に残りゃいい作品。

1965
1993/06/
2007/11/02

225

ユージュアル・サスペクツ
THE USUAL SUSPECTS
(米)
☆☆☆☆
105分 サスペンス/ミステリー

監督: ブライアン・シンガー
脚本: クリストファー・マッカリー
撮影: ニュートン・トーマス・サイジェル
音楽:
ジョン・オットマン
出演: スティーヴン・ボールドウィン (マグナマス)/ガブリエル・バーン(キートン)/ チャズ・パルミンテリ(クイヤン)/ ケヴィン・ポラック(ホックニー)/ ピート・ポスルスウェイト(コバヤシ)/ ケヴィン・スペイシー(ヴァーバル)/スージー・エイミス/ジャンカルロ・エスポジート/ベニチオ・デル・トロ/ダン・ヘダヤ/ピーター・グリーン/クリスティーン・エスタブルック

銃器強奪事件の面通しで集められた五人の前科者(これがタイトルの指す“常連の容疑者”)を主人公に、歯車の狂い始めた犯罪計画を描いたサスペンス・ミステリー。
★スピーディーなテンポと出演者全員といっても良いほどの演技の良さに何度観ても乾杯。当時はみんな無名だったということを再確認しならが、楽しめるのがいい。とくにベニチオ・デル・トロ の端正とも言える面立ちが、今と比較すると年月を感じる。
●1995年アカデミー賞 ■ 助演男優賞 ケヴィン・スペイシー ■ 脚本賞 クリストファー・マッカリー
●1995年NY批評家協会賞 ■ 助演男優賞 ケヴィン・スペイシー
●英国アカデミー賞 ■ 作品賞 ■ オリジナル脚本賞 クリストファー・マッカリー ■ 編集賞
●1995年インディペンデント・スピリット賞 ■ 助演男優賞 ベニチオ・デル・トロ ■ 脚本賞 クリストファー・マッカリー

1995
1996/04/
2007/11/01

224

不知火検校
(日)
☆☆☆☆
91分 

監督: 森一生
原作:
宇野信夫
脚本:
犬塚稔
撮影: 相坂操一
音楽:
斎藤一郎
出演: 勝新太郎/中村玉緒/近藤美恵子/鶴見丈二/安部徹/若杉曜子/倉田マユミ

悪の限りをつくす盲目の按摩師・徳の市を主人公としたピカレスク時代劇。
★座頭市の原型になった作品すごい映画だ、勝新29才の作品。今の時代その歳であれだけの演技に入れる役者がいるだろうか。原作は落語話も書いている宇野信夫。脚本は、お江戸花川戸生まれのちゃきちゃきの江戸っ子で今年の9月17日、106歳で老衰のため天寿を全うした犬塚稔。名実共に世界中の映画界で大長老だった。自伝的エッセイ『映画は陽炎の如く』(草思社)は101歳の時。そういえばお宝なんでも鑑定団に出ていたが、お宝はなんだったのか忘れてしまった。本人かも!しかし二日続けてめくらものを観るとは。

1960
2007/10/27
1960/11/01

11月
223

讃歌讃歌
(日)
☆☆☆
112分 ロマンス/ドラマ

監督: 新藤兼人
原作:
谷崎潤一郎 「春琴抄」
脚本: 新藤兼人
撮影: 黒田清巳
音楽:
林光
出演: 渡辺督子 (鵙屋春琴)/河原崎次郎(温井佐助)/乙羽信子(鴫沢てる)/武智鉄二(鵙屋安左衛門)/初井言栄( 妻しげ)/殿山泰司(春松検校)/原田大二郎(利太郎)/戸浦六宏(番頭A)/草野大悟( 医者)/本山可久子( 内儀)/新藤兼人(作者)/

★この文学作品は、田中絹代、京マチ子、山口百恵などで繰り返し撮られている。オレは京マチ子版を名画座の暗闇の中で”いやらしい映画だなぁ!”とむせ返るような色香に頬を赤らめながら観た記憶がある。新藤版のこの映画は、春琴=女王様、佐助=奴隷という図式がくっきりと表現されているところから、おれはSM映画のレッテルを貼ることにしたが、女王様の 渡辺督子が体はキレイなのにご面相が豚顔でめちゃブス。これが腹だたしかった。林光の音楽は、上品でしっとりとした叙情ある音楽で、画面に現れる京都の町並みの人々を引き立てていた。

1972
1972/12/29
2007/10/31

222

マッド・シティ
MAD CITY
(米)
☆☆☆
115分 サスペンス/コメディ

監督: コスタ=ガヴラス
脚本: トム・マシューズ
撮影: パトリック・ブロシェ
音楽:
トーマス・ニューマン
出演: ダスティン・ホフマン(マックス)/ジョン・トラヴォルタ(サム)/アラン・アルダ/ミア・カーシュナー/テッド・レヴィン/ロバート・プロスキー/ブライス・ダナー/ウィリアム・アザートン/ジョン・ランディス/ジェイ・レノ/ラリー・キング

博物館に立て籠もった銃撃犯と地方局に飛ばされたニュース記者を通し、興味本位なメディアとそれに踊らされる民衆を風刺してゆく社会派作品。
★トラボルタの太りすぎた体と顔の相乗効果でちょっと頭のゆるい男役はばっちり決まっていてよかた、それにたいする切れ者役のホフマンの演技もなかなかのものだった。喜劇かと思ったらおもわぬ展開の連続で最後までテンションが下がらずに観れたのだ。

1997
1998/04/
2007/10/29

221

狼少女
(日)
☆☆
106分 ラマ

監督: 深川栄洋
脚本: 大見全/小川智子
撮影: 石山稔
音楽:
崎谷健次郎
主題歌: 植村花菜 『melody』
出演: 鈴木達也/大野真緒/増田怜奈/大塚寧々/利重剛/手塚理美/馬渕英里何/なぎら健壱/田口トモロヲ/西岡徳馬

昭和の時代を舞台に、町にやって来た見せ物小屋に興味津々の男子小学生と都会からの転校少女との交流を描く。
★かなり評判の良い作品だったせいだろうけど、俺にはもはやこの手の映画は入らない。 いくら暇だからって、いくらぴったりの時間帯にこれしかなかったといって、なんでこんな映画観ちゃったんだ。何でだろう、それも最後まで見てしまうとは、自分がわからん。 

2005
2005/12/03
2007/10/28

220

ザ・プロフェッショナル
HEIST
(加、米)
☆☆☆
111分 サスペンス/犯罪/ドラマ

監督: デヴィッド・マメット
脚本: デヴィッド・マメット
撮影: ロバート・エルスウィット
音楽:
セオドア・シャピロ
出演: ジーン・ハックマン(ジョー・ムーア) /ダニー・デヴィート(バーグマン)/デルロイ・リンドー(ボビー・ブレイン) /サム・ロックウェル(ジミー・シルク) /レベッカ・ピジョン(フラン) /リッキー・ジェイ(ドン・ピンカス)

ボスの引退をかけて最後の大仕事に挑む強盗団の活躍を二転三転するストーリー。「RONIN」「ハンニバル」などの脚本家のデヴィッド・マメットが監督・脚本を担当。★その手はもはや織り込み済みよといいたくなる平凡な逆転劇で軽いサスペンスになってしまった。「ドミノ・・・」と連続してみたので24年後のジーン・ハックマンの老け込みに驚くが、本編の配役人が全体に渋いのが救い。音楽は「プラダを着た悪魔 」のセオドア・シャピロが臨場感を盛り上げている。

2001
2002/06/15
2007/10/27

219

ドミノ・ターゲット
THE DOMINO PRINCIPLE
(米)
☆☆☆☆
101分 サスペンス

監督: スタンリー・クレイマー
原作:
アダム・ケネディ
脚本: アダム・ケネディ
撮影: フレッド・J・コーネカンプ/アーネスト・ラズロ
音楽:
ビリー・ゴールデンバーグ
出演: ジーン・ハックマン/キャンディス・バーゲン/リチャード・ウィドマーク/イーライ・ウォラック/ミッキー・ルーニー/ケン・スウォフォード/ネヴァ・パターソン/エドワード・アルバート

刑期を真面目に務めていた模範囚が妻に会いたい一心でCIAの誘いに乗り脱獄、見返りに、ある人物の狙撃を請け負わされた。だが実行直前に明らかにされたターゲットは何とアメリカ政府のVIPだった。妻への深い愛ゆえに組織の巨大な暴力に一人立ち向かわざるを得なくなる男をG・ハックマンが好演、大人の鑑賞に耐える味わい深い一編となっている。★原題は“ドミノ理論”。大物が要に座っているのに映画的にはいまいちくいたらない。キャンディス・バーゲンがめちゃ地味で、かつてこの人のファンだったかと思うと悲しい。

1976
1978/02/
2007/10/27

218

絵の中のぼくの村
Village of Dreams
(日)
☆☆☆☆
112分 ドラマ/ファンタジー/ファミリー

監督: 東陽一
助監督: 井坂聡
原作:
田島征三
脚色: 東陽一/中島丈博
撮影: 清水良雄
音楽:
カテリーナ古楽合唱団
出演: 松山慶吾/松山翔吾/原田美枝子(母親)/長塚京三(父親)/小松方正(叔父)/岩崎加根子(叔母)

絵本作家・田島征三の自伝的エッセイを、「橋のない川」の東陽一監督が映画化したファンタジックで郷愁あふれるドラマ。度。主役の少年たちをオーディションで選ばれた小学2年生の双子の兄弟が好演。夏の終わり、京都に住む双子の兄・征彦のアトリエを、弟・征三が訪ね、少年時代の話を二人で絵本にするための打ち合わせが始まる。そしていつしか、映画は、二人の少年時代、昭和23年の高知県の田舎村へ。
★日本の原風景をてらいもなく淡々と描く東陽一の世界にひたれ、こんな子供たちがいたよねと、自分に問いかけていた。田島征三、征彦の双子の兄弟役のふたりが素晴らしく良かった。高知弁がいまいち分かりずらかったが、とても心地よい映画だ。
原田の風呂場のシーンで見せた裸の乳にははかつての女はなく母そのものの肉体に、感動。●1996年第46回のベルリン国際映画祭 ■銀熊賞賞
●1996年ブルーリボン賞 ■ 主演女優賞 原田美枝子

1996
1996/07/13
2007/10/25

217

永遠(とわ)に美しく…
DEATH BECOMES HER
(米)
☆☆☆
104分 コメディ/ファンタジー

監督: ロバート・ゼメキス
脚本: マーティン・ドノヴァン/デヴィッド・コープ
撮影: ディーン・カンディ
音楽:
アラン・シルヴェストリ
出演: メリル・ストリープ(マデリーン)/ブルース・ウィリス()/ゴールディ・ホーン(ヘレン)/イザベラ・ロッセリーニ/シドニー・ポラック/ミシェル・ジョンソン/トレイシー・ウルマン

女性の“いつまでも美しくいたい”という思いを描いたブラック・コメディ。
★とてもコメディとは思えない、これはスプラッターだ。そして超つまらない。ブルース・ウィルスがなんともチープな役だった。

1992
1992/12/
2007/10/24

216

八月の濡れた砂
(日)
☆☆
91分 ドラマ/青春

監督: 藤田敏八
助監督: 長谷川和彦
脚本: 藤田敏八/峰尾基三/大和屋竺
撮影: 萩原憲治
音楽:
むつ・ひろし
出演: 広瀬昌助 西本清/村野武範 野上健一郎/藤田みどり 三原真紀/テレサ野田 三原早苗/隅田和世 稲垣和子/奈良あけみ 野上雅子/渡辺文雄 亀井亀松/地井武男 井手/原田芳雄 神父/山谷初男 五郎

夏の湘南を舞台に、やり場のないエネルギーを持て余しセックスと暴力に明け暮れる無軌道な若者たちの姿を描く“シラケ世代”を象徴する青春映画。
★「太陽がいっぱい」のパクリだし、こういう映画が評判をとったというのは、やはり時代と言うことなのあろう。ともかく主演クラスの女がすべてブスなのには気分が萎えた。

1971
1971/08/25
2007/10/24

215

ボン・ヴォヤージュ
BON VOYAGE
(仏)
☆☆☆☆
115分 ロマンス/コメディ/サスペンス

監督: ジャン=ポール・ラプノー
脚本: ジャン=ポール・ラプノー/パトリック・モディアノ/ジェローム・トネール/ジル・マルシャン/ジュリアン・ラプノー
撮影: ティエリー・アルボガスト
音楽:
ガブリエル・ヤレド
出演: イザベル・アジャーニ (ヴィヴィアンヌ)/ジェラール・ドパルデュー(ボーフォール)/グレゴリ・デランジェール(フレデリック・オジェ)/ヴィルジニー・ルドワイヤン(カミーユ)/イヴァン・アタル( ラウル)/ピーター・コヨーテ(アレックス・ウィンクラー)/ジャン=マルク・ステー(レ コポルスキ教授)/オーロール・クレマン(ジャクリーヌ)/グザヴィエ・ド・ギュボン (ブレモン)/ミシェル・ヴュイエルモーズ(ジラール)/エディット・スコブ( アルベソー夫人)/ニコラス・ピグノン(アンドレ・アルペル)

パリ陥落に至る激動の時代、女優と作家、大臣の三角関係を軸に、それぞれの使命をまっとうしようと奮闘する人々をコミカルな味付けで豪華絢爛に描いた群像ドラマ。
★いやはは時代的にとてつもなく暗澹とした時代という背景をバックによくもまぁ、ここ、までお洒落に粋でスケベたらしくって・・・いいなぁフランスのエスプリ、大好きだ。
音楽はフランスを代表する
ガブリエル・ヤレドで、見事にソツがなく画面を際だている。 ●2003年セザール賞 ■ 有望若手男優賞 グレゴリ・デランジェール ■ 撮影賞 ティエリー・アルボガスト ■ 美術賞

2003
2004/12/11
2007/10/23

214

汚れた英雄
(日)

112分 ドラマ/アクション

監督: 角川春樹
原作:
大藪春彦 「汚れた英雄」
脚本: 丸山昇一
撮影: 仙元誠三
美術: 今村力
音楽:
小田裕一郎
出演: 草刈正雄(北野晶夫)/レベッカ・ホールデン(クリスティーン・アダムス)/木の実ナナ(斎藤京子)/浅野温子(緒方あずさ)/勝野洋(大木圭史)/林ゆたか(雨宮貴司)/奥田瑛二(緒方宗行)/朝加真由美(御木本菜穂子)/草薙幸二郎(亀谷鉄也)/伊武雅刀(テディ片岡)/中島ゆたか(河井和子)/

★角川映画最低ランクの映画だと思う。俺はバイクが好きなので延々と撮り続けるレースシーンには、興味のない人には腹立たしい冗漫な画面だったろう。草刈りもまるで木偶人形の演技、脇もまったく大切に圧川rていない。。唯一気を吐いていたのは木の実ナナ、といっても彼女の全裸を始めてみさせて貰ったから、お礼の意味を込めて・・・。
だいたい原作にある強烈な北野晶夫はどこへいったの?あの薄っぺらさはどこが汚れた・・・なんだろう。当時、ハードボイルドの巨星、大藪はなんといったのだろう。バカ!スタント平忠彦の名が酷く懐かしく感じたのも24年も前というバイク全盛時代だから。

1982
1982/12/18
2007/10/23

213

ミート・ザ・ペアレンツ
MEET THE PARENTS
(米)
☆☆☆
108分 コメディ

監督:ジェイ・ローチ
制作:ロバート・デ・ニーロ
脚本:ジェームズ・ハーツフェルド/ジョン・ハンバーグ
撮影:ピーター・ジェームズ
音楽:
ランディ・ニューマン
出演: ロバート・デ・ニーロ/ベン・スティラー/テリー・ポロ/ブライス・ダナー/ニコール・デハッフ/ジョン・エイブラハムズ/トーマス・マッカーシー/フィリス・ジョージ/ジェームズ・レブホーン/オーウェン・ウィルソン

彼女との結婚を認めてもらうため、元CIAの頑固者の父親に気に入られようと奮闘する姿を描いたシチュエーション・コメディ。シカゴで看護士をしているグレッグは恋人のパムと今すぐにでも結婚したくてしょうがない。そんな折、パムの妹が結婚することになり、式に出席するためにパムとともにニューヨークの実家へと向かった。それは結婚を切り出す絶好のチャンスになるはずだった。しかし、彼を待っていたのはあまりにも手強すぎる相手だった……。
★ふ〜んデニーロはこういう映画が好きなんだ。まぁパート2が出来るくらいだからね。
ベン・スティラーがいい味だしている。「ナイト・ミュージアム」の彼も良かったな。
●2001年MTVムービー・アワード ■ コメディ演技賞 ベン・スティラー ■ セリフ賞 ロバート・デ・ニーロ “Are you a pothead, Focker?”

2000
2001/03/31
2007/10/21

212

モダン・ミリー
THOROUGHLY MODERN MILLIE
(米)
☆☆☆☆
138分 ミュージカル

監督:ジョージ・ロイ・ヒル
脚本:リチャード・モリス
撮影:ラッセル・メティ
作詞:サミー・カーン
作曲:ジミー・ヴァン・ヒューゼン
音楽:
エルマー・バーンスタイン/アンドレ・プレヴィン/ジョセフ・ガーシェンソン
出演:ジュリー・アンドリュース(田舎娘のミリー)/メアリー・タイラー・ムーア(ドロシー)キャロル・チャニング(富豪の未亡人)/ジェームズ・フォックス(ジミー)/ジョン・ギャヴィン(グレイトン)/アンソニー・デクスター/ノリユキ・パット・モリタ

ジョージ・ロイ・ヒルの擬古曲趣味ミュージカルシタテコメディ。映画は米で大ヒットし、続編「ジャズ・ベイビー」が企画されたがへそを曲げたジュリーのお陰で流れてしまった。★アンドリュースはじめ出演者すべてがいきいきとして清々しい。パット・モリタの少年のような姿も新鮮だった。この時代のミュージカル映画は心から楽しめるがいい。富豪の未亡人役のC・チャニング、ジュリーを引き立てながらも、彼女の立ち居振る舞い、唄も踊りも、曲芸もすべて主役のジュリーをくってしまったてしまった。これぞ名バイプレイヤーの鏡だろう。スキンヘッドの中国人が、知り合いの映画監督にそっくりで笑ってしまった。音楽につき合う作詞の二人と三巨星の成果はいうまでもないが、ジョセフ・ガーシェンソンにとってはこれが最後の作品らしい。ジュリーが唱っていた曲が、昔、弘田美枝子が歌ってヒットした「かわいいベイベイー」の本歌がここにあるとは知らなかった。

1966
1967/06/
2007/10/20

211

バタフライ・エフェクト
THE BUTTERFLY EFFECT
(米)
☆☆
114分 サスペンス/SF/ドラマ PG-12

監督:エリック・ブレス/J・マッキー・グルーバー
脚本:エリック・ブレス/J・マッキー・グルーバー
撮影:マシュー・F・レオネッティ
音楽:
ケヴィン・J・エデルマン
出演: アシュトン・カッチャー( エヴァン)/エイミー・スマート (ケイリー)/ウィリアム・リー・スコット(トミー)/エルデン・ヘンソン(レニー)/メローラ・ウォルターズ(アンドレア)/ エリック・ストルツ(ジョージ)/

初期のごく小さな差違が、将来的に予測不能な大きな違いを生じるというカオス理論を効果的に取り入れた異色サスペンス。“バタフライ・エフェクト”とは、カオス理論を“一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”という喩えで表した有名な言葉。
少年時代、エヴァンは記憶を喪失する“ブラックアウト”を起こし、愛する者を救うため、過去を書き換えようとした男が体験する想像を超えた出来事を描いた。
★3本前にずばり「カオス」という映画を観たらこの映画。ひとりの男がこの映画を詰まらないといったら地峡の裏側で暴動が起きる、それがカオスならば、この映画を劇場で見た人は、地球の裏側に飛ばされたことだろう。

2004
2005/05/14
2007/10/18

210

マイ・ボス・マイ・ヒーロー
MY BOSS, MY HERO
(韓国)
☆☆☆
98分 アクション/学園/コメディ

監督:ユン・ジェギュン
脚本:ユン・ジェギュン
撮影:ファン・チョリョン
音楽:
イ・ウッキョン
出演: チョン・ジュノ(ドゥシク /チョン・ウンイン(サンドゥ) /チョン・ウンテク/ソン・ソンミパク・チュンギュ

★韓国映画は、大それたテーマで映画を制作するでもなく、たまの大きなテーマでも大上段に振りかぶった拳を降ろす勘所をわきまえ、曖昧なところがなく、すかっとしているのでそこそこ見れてしまうのがいい。

2001
2005/05/072007/10/18

209

マーズ・アタック!
MARS ATTACKS!
(米)
☆☆
105分 SF/コメディ

監督:ティム・バートン
脚本:ジョナサン・ジェムズ
撮影:ピーター・サシツキー
音楽:
ダニー・エルフマン
出演:ジャック・ニコルソン/グレン・クローズ/アネット・ベニング/ピアース・ブロスナン/ダニー・デヴィート/マーティン・ショート/サラ・ジェシカ・パーカー/マイケル・J・フォックス/ロッド・スタイガー/トム・ジョーンズ/ルーカス・ハース/ナタリー・ポートマン/ジム・ブラウン/ジャック・ブラック

★絶対くだらないから見ないぞと公開からいままで10年の間だ見向きもしなかったが、骨折自宅静養中で暇すぎる身分なので、ちょいとちょっかいだしたが、やっぱりくだらない。

1996
1997/03/
2007/10/18

208

 

カオス
CHAOS(加、英、米)
☆☆☆☆
107分 アクション/犯罪/サスペンス

監督:トニー・ジグリオ
脚本:トニー・ジグリオ
撮影:リチャード・グレートレックス
音楽:
トレヴァー・ジョーンズ
出演: ジェイソン・ステイサム(クエンティン・コナーズ)/ ウェズリー・スナイプス(ローレンツ)/ライアン・フィリップ(シェーン・デッカー)/ジャスティン・ワデル(テディー・ギャロウェー刑事)/ヘンリー・ツェーニー(マーティン・ジェンキンス刑事)/ニコラス・リー(ビンセント・デュラーノ刑事)/ ジェシカ・スティーン (カレン・クロスロブ・ラベル 銀行支配人)/ジョン・カッシーニ (バーニー・カーロ)

トランスポーター」のJ・ステーサム、「父親たちの星条旗」のR・フィリップ、「ブレイド」シリーズのW・スナイプスと人気スター3人が豪華共演を果たした刑事アクション。★★主演の3人のキャラクターがまったく違っているので、最初は戸惑うがスピードのあるストーリー展開の中にも、ここの個性が生かされてくるのでけっこう楽しんでみた。J・ステーサムなハードボイルドさはいつ見ても浮世離れして楽しい。
音楽は、阪本順治「亡国のイージス」を担当したトレヴァー・ジョーンズ。

2005
2006/11/04
2007/10/17

207

三本指の男
(日)
☆☆☆☆
82分  ミステリー

監督:松田定次
原作:
横溝正史 「本陣殺人事件」
脚本:比佐芳武
撮影:石本秀雄
音楽:
大久保徳二郎/古川太郎
出演: 片岡千恵蔵(金田一耕助)/原節子( 白木静子)/杉村春子 (一柳糸子)/風見章子(克子)/三津田健(久保銀造)/宮口精二/賀原夏子

横溝正史の小説「本陣殺人事件」を映画化。旧本陣の名家の若当主と農家の娘が周囲の反対を押し切って結婚した。ところが結婚式の夜、2人は密室の離れで無残な姿となって発見される。探偵の金田一耕助が奇怪な密室殺人の謎に挑む。
★御大も戦後GHQのお達しでチャンバラものができなくなって二年以上も経ち、多羅尾伴内シリーズなども洋装スタイルも意外とさまになって風格もあるのに感心した。それも劇中、片岡知恵蔵と原節子の純愛を見るとは思わなかった。始めて見たせいか凄く新鮮だった。

1947
1947/12/09
2007/10/17

206

クレージーの大爆発
(日)
☆☆☆
83分 コメディ

監督:古澤憲吾
脚本:田波靖男
撮影:永井仙吉
音楽:
萩原哲晶
出演:植木等(大木健太郎)/ハナ肇(立花五郎)//悠木千帆( 立花房江)谷啓(中谷宏)/犬塚弘(赤塚)/松岡きっこ(毛利エリ子(X14号))/平田昭彦( W)/アンドリュウ・ヒューズ (Z)/桜井センリ(土井)/石橋エータロー(三橋)/安田伸( 松田)/いしだあゆみ(ロケ撮影の歌手)/藤村有弘( 内閣官房長官)/藤田まこと(総理)/人見明 (志村貸付課長)/由利徹(ビルの管理人)/なべおさみ (デモ学生のリーダー)/ミッキー安川( 文化人代表(大学教授))

秘密組織GIBは、三億円を強奪した男・大木に目を付け、新たに三千億円の金塊を奪う計画を立てた。大木は仲間と共に金塊を盗み出すが、やがて利用されていることを知りGIBに対して反撃に出る。クレージー・キャッツ主演のスラップスティックSF。同時上映『ドリフターズですよ!全員突撃』。
★こんなのんびりとした何でもあり状態な理屈の入り込む余地もない爽快な映画を作れるような時代はもう来ないだろうな。つくづくいい時代に生きた実感を持たせてくれた。
音楽はクレージーものといえばこの人。

1969
1969/04/27
2007/10/17

205

マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾
800 BALAS
800 BULLETS
(西班牙)
☆☆☆☆
124分 ドラマ/アクション/西部劇

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本:ホルヘ・ゲリカエチェバァリア/アレックス・デ・ラ・イグレシア
撮影:フラヴィオ・マルチネス・ラビアーノ
音楽:
ロケ・バニョス
出演:サンチョ・グラシア(フリアン) /アンヘル・デ・アンドレス・ロペス (シャイアン) /カルメン・マウラ(ラウラ) /ユウセビオ・ポンセラ(スコット) /ルイス・カストロ(カルロス /マヌエル・タリャフェ(マヌエル)

かつて多くの西部劇のロケ地となったスペイン南部の寂れた町を舞台に、企業論理に刃向かう元スタントマンの無骨な男たちを哀愁いっぱいに描いたウエスタン・アクション。
★醍醐味ありのめちゃ面白い。西部劇版「ニュー・シネマ・パラダイス」。おれだけか?

2002
2005/10/15
2007/10/16

204

列車に乗った男
L' HOMME DU TRAIN
THE MAN ON THE TRAIN
(仏/独/英/瑞西)
☆☆☆☆
90分  ドラマ

監督:パトリス・ルコント
脚本:クロード・クロッツ
撮影:ジャン=マリー・ドルージュ
音楽:
パスカル・エステーヴ
出演:ジャン・ロシュフォール(マネスキエ)/ジョニー・アリディ (ミラン)/ジャン=フランソワ・ステヴナン(ルイジ)/チャーリー・ネルソン(マックス)/パスカル・パルマンティエ/イザベル・プティ=ジャック/エディット・スコブ

実直な初老の男とアウトローの中年男、正反対の人生を歩んできた2人が偶然出会い一緒に過ごす3日間の物語。2人の男が互いの境遇を振り返り、夢に見た別の生き方を相手の人生の中に見出し心を通わせていく様を、しみじみとしたタッチで描いたヒューマンドラマ。 ★ジャン・ロシュフォールが大好きなのでまた観てしまったこの作品3度目。かなり男映画で気分がいいのだが、結局ラストでつまずいてしまった。何がいいたいのかわからん?

2002
2004/04/10
2007/10/16

203

悲情城市
悲情城市
A CITY OF SADNESS
(台湾)
☆☆☆
159分  ドラマ

監督:ホウ・シャオシェン(侯孝賢)
脚本:ウー・ニェンツェン/チュー・ティエンウェン
撮影:チェン・ホァイエン
音楽:
立川直樹/チャン・ホンイー
出演:トニー・レオン/シン・シューフェン/リー・ティエンルー/チェン・ソンヨン/カオ・ジエ

★この監督はかなり牧歌的というかゆるやかな優しさの中での映像美を得意としているが、途中ダレルほど長い映画だった。これはこの監督において失敗作だろう。聾唖者役のトニー・レオンがとても似よかった。終戦後間近の台湾という時代背景とあって、日本批判的な会話と日本語や日本語の歌が劇中唱われたりするのが、ぎりぎり戦争を知らない世代でもあろ俺はむずがゆさを感じてしまった。それだけでも居心地の良い映画ではなかった。
音楽の日本版は伊丹十三の映画にほとんどつき合っている立川直樹。

1989
1990/04/
2007/10/14

202

坊やの人形
兄子的大玩偶
The Sandwich Man
(台湾)
☆☆☆
108分  ドラマ

監督:ホウ・シャオシェン/ゾン・ジュアンシャン/ワン・レン
原作:ホワン・チュンミン
脚本:ウー・ニェンツェン
撮影:チェン・クンホウ
音楽:温隆俊
出演:チャン・ボージョン/ヤン・リーイン/曾國峯/方定台/ジュオ・シャンリー/江霞

60年代台湾の庶民の生活を書いた、ホワン・チュンミンの原作を基に、それぞれホウ、ゾン、ワンの三監督が描くオムニバス映画。第一話はサンドイッチマンの青年と、彼と妻との間にできた、生まれたばかりの赤ん坊の物語を描いた「坊やの人形」。二話目は日本製圧力鍋を巡って巻き起る事件を描いた「シャオチの帽子」。三話目は駐留米軍の高級将校の車に跳ねられた為、リッチな生活を約束された男とその家族を描いた「りんごの味」。
★のんびりした時代というか庶民の生活はあんなものだろうかといった三監督のオムニバス映画。こうしたのんびり系のオムニバス映画はテンションが持たない。

1983
1984/10/
2007/10/14

201

トゥルーライズ
TRUE LIES
(米)
☆☆
141分 アクション

監督:ジェームズ・キャメロン
原作:クロード・ジディ/シモン・ミシェル/ディディエ・カミンカ脚本:ジェームズ・キャメロン
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:
ブラッド・フィーデル
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/ジェイミー・リー・カーティス/トム・アーノルド/ビル・パクストン/アート・マリック/ティア・カレル/エリザ・ドゥシュク/チャールトン・ヘストン

「ターミネーター2」に続いて、キャメロン+シュワルツェネッガー。
★アクション・コメディとしては金もしっかりかけて、映画もそこそこ良くできている。 キャメロン映画は、概ね保険がかかっているようで、はずれがないのがいい。
ジェイミー・リー・カーティスのコメディアンヌぷりもよく、ビル・パクストンのおとぼけぶりも楽しかった。そんことでシュワちゃんがいまいち影が薄かったかな。
●1997年ゴールデン・グローブ ■ 女優賞(コメディ/ミュージカル) ジェイミー・リー・カーティス

1994
1994/09/
2007/10/13

200

シン・シティ
SIN CITY
(米)
☆☆☆
124分 サスペンス/アクション/犯罪
R-15

監督:フランク・ミラー/ロバート・ロドリゲス/クエンティン・タランティーノ (スペシャルゲスト監督)
原作:フランク・ミラー
脚本:ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー
撮影:ロバート・ロドリゲス
音楽:ジョン・デブニー/グレーム・レヴェル/ロ・ロドリゲス
出演: ブルース・ウィリス(ハーティガン)/ミッキー・ローク(マーヴ)/クライヴ・オーウェン(ドワイト)/ジェシカ・アルバ(ナンシー)/ベニチオ・デル・トロ(ジャッキー・ボーイ)/イライジャ・ウッド(ケビン)/ブリタニー・マーフィ(シェリー)/デヴォン青木(ミホ)/ジョシュ・ハートネット(ザ・マン)/ロザリオ・ドーソン(ゲイル)/マイケル・クラーク・ダンカン(マヌート)/ニック・スタール(ロアーク・ジュニア)/カーラ・グギーノ( ルシール)/マイケル・マドセン(ボブ)/ルトガー・ハウアー(ロアーク枢機卿)/パワーズ・ブース(ロアーク上院議員)

罪の街=シン・シティ”で繰り広げられる3人の男たちの愛と復讐をハリウッドスター総出演で描いた異色クライム・アクション。原作者のフランク・ミラーが自らメガフォンをとり、ロバート・ロドリゲスと共にモノクロをベースとした斬新な映像でコミックの世界観を忠実に再現。
★豪華キャストで驚くばかりだが、極端なメークのせいで誰が誰だか分からなかった。特に屈強な肉体と醜い容姿のマーヴが、ミッキー・ロークとは、ほんとうに驚いた。この映画はまさにアメリカンエンターテイメント、漫画です。それほどなにか言うこともない。

2005
2005/10/01
2007/10/13

199

幸せのレシピ
NO RESERVATIONS
(米)
☆☆☆
104分 ドラマ/ロマンス/コメディ

監督:スコット・ヒックス
脚本:キャロル・フックス
オリジナル脚本:サンドラ・ネットルベック
撮影: スチュアート・ドライバーグ
音楽:
フィリップ・グラス
出演: キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ケイト・アームストロング)/アーロン・エッカート(ニック・パーマー)/アビゲイル・ブレスリン(ゾーイ)/パトリシア・クラークソン(ポーラ)/ボブ・バラバン(セラピスト)

2001年のドイツ映画「マーサの幸せレシピ」をキャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演でリメイクしたハートフル・ラブコメディ。料理の腕は一流だが、人付き合いが下手なヒロインが、図らずも直面した新たな人間関係の中で次第に頑なな心を解きほぐしていく姿を描く。★この映画なんでストーリーがわかるのだろう、こりゃひょっとするとデジャブ・・・? なんと最後まで以前見た「マーサの幸せレシピ」のリメイクだったなんて、俺の記憶力はこんなもんだ。それにしてもゼタ=ジョーンズは太り気味、肌つやも悪く、よくもまぁ〜あそこまで不細工に撮ったもんだ。

2007
2007/09/29
2007/10/09
吉祥寺オデオン

198

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
(日)
☆☆☆☆
121分 西部劇/アクション PG-12

監督:三池崇史
脚本:三池崇史/NAKA雅MURA
撮影監督:栗田豊通
美術:佐々木尚
音楽:
遠藤浩二
主題歌:
北島三郎 『ジャンゴ〜さすらい〜』
出演:伊藤英明 (ガンマン)/佐藤浩市(平清盛)/伊勢谷友介(源義経)/桃井かおり( ルリ子)/香川照之(保安官)/石橋貴明(弁慶)/安藤政信(与一)/木村佳乃( 静)/松重豊/塩見三省/石橋蓮司(長老)/堺雅人(平重盛)/田中要次(平宗盛)/小栗旬(アキラ)/クエンティン・タランティーノ(ピリンゴ)/香取慎吾

三池崇史監督がオールスターキャストで描く全編英語による異色の和製ウエスタン活劇。壇ノ浦の決戦から数百年後、とある埋蔵金を巡り源氏と平家の末裔たちが対立する寒村で、流れ者の凄腕ガンマンの登場により両者の抗争が沸点に達するさまを奇想天外描く。
★最初は英語のセリフが鼻についてしようがなかったけ、スタイリッシュな映像美とスピード感で予想外におもしろく観終わった。劇場もバウスシアターと小劇場だが午後四時の部で8割の入り、祭日なのでこんなものか。エンドタイトルで流れる主題歌がえらく格好がいいのに歌手が分からず、クレジットを見てびっくしりした。

2007
2007/09/15
2007/10/09
吉祥寺バウスシアタ

197

氷の微笑
BASIC INSTINCT
(米)
☆☆
128分 サスペンス/ミステリー

監督:ポール・ヴァーホーヴェン
脚本:ジョー・エスターハス
撮影:ヤン・デ・ボン
音楽:
ジェリー・ゴールドスミス
出演:マイケル・ダグラス(ニック・カラン刑事)/シャロン・ストーン(キャサリン・トラメル)/ジョージ・ズンザ(ガス・モラン)/ジーン・トリプルホーン(ベス・ガーナー)/レイラニ・サレル (ロキシー)/ドロシー・マローン(ヘイゼル・ドブキンス)/ウェイン・ナイト(ジョン・コレリ)/デニス・アーント(フィリップ・ウォーカー)/ブルース・A・ヤング(アンドリュース)/チェルシー・ロス(タルコット)/ダニエル・フォン・バーゲン(マーティ・ニルセン)/スティーヴン・トボロウスキー(ラモット)/ ジェームズ・レブホーン

アイスピック殺人事件の捜査線上に浮び上がった女性作家。事件を捜査する刑事は次第に、容疑者の妖しい魅力のとりこになっていく。やがて彼自身に殺人容疑がかかってしまう。 シャロン・ストーンのヘアが見えたとか、映画自体の魅力から離れたところで話題を呼んで大ヒットしたエロティック・スリラー。
★この映画を観たのこれで何度目だろうか、観終わっても犯人がよく判らない。自宅に42インチテレビを買って、この映画のラインナップを発見したときから、頭を過ぎったのは、尋問の最中足を組み替えたときに見える「シャロン・ストーンのヘア」であった。
それが見たくてじっと目を凝らして見たら、毛どころかデルタ地帯すべて丸見え割れ目から陰核まで、年甲斐もなくドキッとした。ヘヤーは薄く、色は栗色。なんてこたぁない映画だがセックスシーンは怒迫力で迫る、42インチなのだ。女優ってのはあそこまで体を張らなきゃ行けないのか?インモラルまったくてぇへんだ。

1992
1992/06/
2007/10/7

196

ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ HIDE AND SEEK
(米)
☆☆☆
102分 サスペンス/ドラマ/ホラー
PG-12

監督:ジョン・ポルソン
脚本:アリ・シュロスバーグ
撮影:ダリウス・ウォルスキー
音楽:
ジョン・オットマン
出演:ロバート・デ・ニーロ(デビッド・キャラウェイ)/ダコタ・ファニング( エミリー・キャラウェイ)/ファムケ・ヤンセン(キャサリン)/エリザベス・シュー(エリザベス・ヤング)/エイミー・アーヴィング(アリソン・キャラウェイ)/ディラン・ベイカー(ハファティ保安官)/メリッサ・レオ/ロバート・ジョン・バーク/デヴィッド・チャンドラー

幼い娘のひとり遊びが暴走し父娘を恐怖に陥れるサスペンス・スリラー。トラウマを抱えた一人娘によってつくり上げられた空想の友達が巻き起こす恐怖の連鎖と極限状況で浮かび上がる父と娘の心の絆を描く。
★ダコタ・ファニングの演技の凄さにはいつも舌を巻くが、デニーロに緊迫感がまるでなく、鬼気迫るッスペンスなのだからぶったるんだ中年男の風体では最悪なミスキャスト。

2005
2005/04/23
2007/10/2

10月
195

ハッピー・フューネラル
BIG SHOT'S FUNERAL
THE FUNERAL OF THE FAMOUS STAR
大腕
(中国/米)
☆☆☆☆
100分 コメディ/ドラマ

監督:フォン・シャオガン
脚本:フォン・シャオガン/リ・シャオミン/シー・カン
撮影:チャン・リー
音楽:
サン・パオ
出演:ドナルド・サザーランド(タイラー)/ロザマンド・クワン (ルーシー)/ グォ・ヨウ(ヨーヨー)/ポール・マザースキー(トニー)/ イン・ダ ルイス

70歳以上生きた人間にはその大往生を祝って“喜葬”を行う、という慣習をもつ中国。そんな中国で撮影中の西洋人監督が、自分の葬式を喜葬にしてくれと言い残して突然倒れてしまったことから巻き起こる騒動を欧米人と中国人に芽生える友情や映画業界への皮肉を織り交ぜユーモラスに描いたコメディ。監督は中国のヒットメーカーでこれが日本初紹介となるフォン・シャオガン。主演は「スペース カウボーイ」のドナルド・サザーランド。共演に「活きる」のグォ・ヨウと「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」のロザマンド・クワン。
★おもろいなかなか凝った作りでどたばた喜劇にしては捻りも利いている。グォ・ヨウが最高にいい味出していて、これからマークしておきたい俳優である。

2001
2003/04/26
2007/09/30

194

トンマッコルへようこそ
WELCOME TO DONGMAKGOL
(韓国)
☆☆☆☆
132分 ドラマ/コメディ/戦争

監督:パク・クァンヒョン
原作:チャン・ジン
脚本:チャン・ジン/パク・クァンヒョン/キム・ジュン
撮影:チェ・サンホ
音楽:
久石譲
出演:シン・ハギュン(ピョ・ヒョンチョル)/チョン・ジェヨン (リ・スファ)/カン・ヘジョン(ヨイル)/イム・ハリョン(チャン・ヨンヒ)/ソ・ジェギョン(ムン・サンサン)/スティーヴ・テシュラー(スミス)/リュ・ドックァン(ソ・テッキ)/チョン・ジェジン( 村長)/チョ・ドッキョン(キム先生)/クォン・オミン (ドング)

韓国で2005年度の興行成績第1位に輝いたヒューマン・ファンタジー・ドラマ。50年代の朝鮮戦争を舞台に山奥の不思議な理想郷に迷い込んだ敵対する兵士6人が、村人たちののんびりしたペースに癒され人間性を取り戻していく姿をユーモアを織り交ぜ感動的に綴る。本作の脚本も手がけている劇作家チャン・ジンの舞台劇を基に、これが長編デビューとなるパク・クァンヒョン監督が映画化。また、音楽は宮崎アニメなどでお馴染みの久石譲が担当。★反戦映画なんだろうなぁ〜!摩訶不思議な・・・そう!ファンタジーのような映画でものすごく心地の良い映画だった。久石譲の音楽が良かったせいか、宮崎アニメを観たようだ。

2005
2006/10/28
2007/09/24

193

キル・ビル Vol.2
KILL BILL: VOL. 2
(米)
☆☆☆
136分 アクション/犯罪/サスペンス

監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
撮影:ロバート・リチャードソン
キャラクター原案:クエンティン・タランティーノ/ユマ・サーマン美術監督:種田陽平/デヴィッド・ワスコ
音楽:RZA/
ロバート・ロドリゲス
出演: ユマ・サーマン(ザ・ブライド/ブラック・マンバ/ベアトリクス・キドー)/デヴィッド・キャラダイン(ビル/スネーク・チャーマー)/ ダリル・ハンナ(エル・ドライバー/カリフォルニア・マウンテン・スネーク)/ マイケル・マドセン (バド/サイドワインダー)/ゴードン・リュウ(パイ・メイ)/マイケル・パークス(エステバン・ビハイオ)/サミュエル・L・ジャクソン(オルガン奏者)/パーラ・ヘイニー=ジャーディン(B.B)/ボー・スヴェンソン/ラリー・ビショップ/シド・ヘイグ

バイオレンス描写と日本ヤクザ映画へのオマージュを盛り込み話題を呼んだ「キル・ビル」の続編。愛する夫とお腹の子を殺され復讐の鬼と化したヒロインと黒幕ビルとの因縁、最後の死闘はマカロニウエスタンと香港カンフー映画へオマージュで描かれる。
★vol.1は公開後すぐに劇場で観たが、なぁ〜んだかめっちゃハイテンションだったのでvol.2への期待感が薄く、結局3年と5ヶ月後にwowowで観ることになった、がこれはしっとりと大人の映画になっていて劇場で観るべきだったと反省。
●2005年MTVムービー・アワード ■格闘シーン賞 ダリル・ハンナ、ユマ・サーマン

2004
2004/04/24
2007/09/24

192

ブラザーズ・グリム
THE BROTHERS GRIMM
(米/チェコ)

117分 ファンタジ/アドベンチャ/コメディ

監督:テリー・ギリアム
脚本:アーレン・クルーガー
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
音楽:
ダリオ・マリアネッリ
出演:マット・デイモン ウィル/ヒース・レジャー ジェイコブ/モニカ・ベルッチ/ジョナサン・プライス

「未来世紀ブラジル」「12モンキーズ」のテリー・ギリアム監督がグリム童話誕生秘話を描きいたダーク・ファンタジー・コメディ。地方の村々を巡り民間伝承を蒐集するかたわら、魔物退治と偽り村人から多額の報酬を得ていたペテン師まがいのグリム兄弟が、ある時本物の魔女と対決するハメになるさまを、『赤ずきん』『ヘンデルとグレーテル』『眠れる森の美女』などのエッセンスを散りばめつつ、VFXを駆使したファンタジックで悪夢的な映像で綴ってゆく。
★話のまとまりは悪いしテンポも悪くなにがなんだか嫌になった。下敷きになるグリム童話もナンノタメニアルノカ・・・・バッカジャナカロカ!

2005
2005/11/03
2007/09/24

191

電話で抱きしめて
HANGING UP
(米)
☆☆
94分  コメディ/ドラマ

監督:ダイアン・キートン
製作:
ノーラ・エフロン
製作総指揮:
デリア・エフロン
原作: デリア・エフロン/ノーラ・エフロン
撮影:ハワード・アサートン
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー
出演: メグ・ライアン/ダイアン・キートン/リサ・クドロー/ウォルター・マッソー/クロリス・リーチマン/アダム・アーキン/ジェシー・ジェームズ/ミンディ・クリスト

電話は遠慮なく難問やトラブルを次々と持ち込んでくる……。3姉妹と老父の電話が繋ぐおかしな関係を描いたコメディ。
★携帯をキーワードにした映画はサスペンスからコメディまで数多.この映画はどたばた喜劇のキーワードに電話があったというだけのことで、うんざりハァ〜もう沢山だ。
キートンはTVではツインピークスなど沢山撮っているが、本格映画監督はこれが始めて。

2000
2000/08/26
2007/09/23

190

天河伝説殺人事件
(日)

109分  ミステリー

監督:市川崑
製作:角川春樹
原作:
内田康夫
脚本:久里子亭(
市川崑)/日高真也/冠木新市
撮影:五十畑幸勇
美術:村木忍
音楽:
宮川富実夫/谷川賢作
出演:榎木孝明(浅見光彦)/岸恵子(長原敏子)/日下武史(水上和憲)/岸田今日子(水上菜津)/山口粧太(水上和鷹)/財前直見 (水上秀美)/神山繁(高崎義則)/岸部一徳(道伝正一)/大滝秀治(仁礼神官)/加藤武(仙波警部補)/常田富士男 (中村巡査)/酒井敏也(石渡五郎)/岡本麗(石渡ユリ)/横山道代(福本くめ)/斉藤洋介(倉田刑事)/小林昭二(橘署長)/奈良岡朋子(権藤綾)/伊東四朗(剣持譲介)/石坂浩二(浅見陽一郎)

角川映画十五周年記念作品の第二弾。能の宗家に起こった跡目争いの殺人事件を、ある一人の紀行ライターを通して描いた殺人ミステリー。 能をテーマにした取材の為、吉野の天河神社を訪れた紀行ライターの浅見光彦は、変死体で発見された能の宗家・水上流長老の殺人容疑で逮捕される。すぐに容疑が晴れ釈放された光彦はその後、水上流後継者をめぐる殺人事件に関わってゆく。
★筋もなにもかもウルトラマンネリ出演者すべて薄っぺら。

1991
1991/03/16
2007/09/20

189

プルートで朝食を
BREAKFAST ON PLUTO
(英/イングランド)
☆☆☆
127分  ドラマ/コメディ

監督:ニール・ジョーダン
原作:
パトリック・マッケーブ
脚本:ニール・ジョーダン/パトリック・マッケーブ
撮影:デクラン・クイン
音楽: アンナ・ジョーダン
出演:キリアン・マーフィ(パトリック・“キトゥン”・ブレイデン)/リーアム・ニーソン( 父リーアム神)/ルース・ネッガ(チャーリー)/ローレンス・キンラン(アーウィン)/スティーヴン・レイ(バーティ・ヴォーン)/ブレンダン・グリーソン(ジョン・ジョー・ケニー)/ギャヴィン・フライデー(ビリー・ハチェット)/イアン・ハート(PC・ウォリス)/エヴァ・バーシッスル(アイリー・バーギン)/ブライアン・フェリー( シルキー・ストリング氏)/

モナリザ」「クライング・ゲーム」のニール・ジョーダン監督が、激動のアイルランド現代史を背景に、女の子の心を持つ一人の青年の波乱の人生を軽妙なテンポで綴るコメディ・ドラマ。「ブッチャー・ボーイ」でもコンビを組んだパトリック・マッケーブの同名小説を映画化。シリアスな状況にも常に明るさを失わない主人公キトゥンに売り出し中の若手、「28日後...」「バットマン ビギンズ」のキリアン・マーフィ。
★オカマ映画かと腰を引きながら観ていたら、とんでもない方向にづるづる引きづられ、見終わった・・・感想はすげぇ〜面白かった。冒頭と最後に流れる「Sugar Baby Love」がびしっと決まっていた。この曲は1974年ルベッツが放った全英No.1ヒットでブライダルで大人気の「ミュリエルの結婚サウンドトラック」にも収録され、「ブライダル・ダンシング・クイーン」とともに披露宴で定番となっている人気ナンバー。「ウォーター・ボーイ」にも使われていた。

2005
2006/06/10
2007/09/19

188

タイム・オブ・ザ・ウルフ
LE TEMPS DU LOUP
THE TIME OF THE WOLF
WOLFZEIT
(仏、豪、独)
☆☆☆☆
109分  ドラマ

監督:ミヒャエル・ハネケ
脚本:ミヒャエル・ハネケ
撮影:ユルゲン・ユルゲス
出演: イザベル・ユペール/ベアトリス・ダル/パトリス・シェロー/ローナ・ハートナー/モーリス・ベニシュー/オリヴィエ・グルメ/ブリジット・ルアン

この世の終わりを告げるかのような大災害に見舞われたヨーロッパで、人々は水と食料を求めて彷徨っていた。ジョルジュとアンナの夫妻は、わずかな貯えをもち、子供たちと田舎の別荘へと向かう。だが、そこには見知らぬ一家が住み着いていた。この事件でアンナは、もう元の世界には戻れないことを知る。人々は極限状態下で冷酷さとズルさを増し、表面的な優しさを示して生き延びようとする、出口なしの混沌とした世界に、少年の心が・・・。災害下のヨーロッパ、生き延びるために人々がとった行動は?「ピアニスト」のミヒャエル・ハネケ監督&イザベル・ユペールのコンビが綴る、近未来サスペンス。
★スクリーン上に音楽はまったく流れない。ワンカット長撮りの映像は時に退屈さえ与えるが、その静かな世界に浮かびあがる緊張感は、なにかが怒る予感。力強い映画だった。

2003
劇場未公開
2007/09/17

187

クリスティーン
CHRISTINE
JOHN CARPENTER'S CHRISTINE
(米)
☆☆☆
110分   ホラー

監督:ジョン・カーペンター
原作:
スティーヴン・キング
脚本:ビル・フィリップス
撮影:ドナルド・M・モーガン
音楽:
ジョン・カーペンター/アラン・ハワース
出演:キース・ゴードン(アー二ー)/アレクサンドラ・ポール(リー)/ジョン・ストックウェル(デニス)/ロバート・プロスキー (ウィル)/ハリー・ディーン・スタントン(ジャンキンス警部)/クリスティーン・ベルフォード/ロバーツ・ブロッサム/ケリー・プレストン/デヴィッド・スピルバーグ

呪われた'58年型赤のプリマスを手に入れた少年。クリスティーンと名付けられた車は、自ら意志を持って復讐を開始する。スティーヴン・キングの同名小説の映画化。無人車が人を襲うという題材はこれまでにも色々あったが、クリスティーンの邪悪な力が持ち主にも影響を与える点と、彼を中心とした青春映画ばりのストーリー、そして傷ついた車が形状記憶合金なみに自己修復するシーンなどが充分なオリジナリティを持たせている。
★「シークレットウィンドウ」を吉祥寺の5階の映画館で観ていたとき、震度5〜3の揺れを数回感じる地震に見舞われた。劇場内の観客は暗闇の中でもの凄い恐怖感を味あわされた。この映画はキング作品でジョニー・デップの主演というので期待していたがあまりのつまらなさにあいまった大きな揺れに動揺しながらスクリーンを観るしかない俺だった。
後で知ったことだが山古志村など全壊した新潟沖地震だった。地震の傷跡もクリスティーンのように修復できたらと思う・・・駄作映画だった。

1983
1984/05/
2007/09/17

186

ブラウン夫人のひめごと
24 HEURES DE LA VIE D'UNE FEMME
24 HOURS IN THE LIFE OF A WOMAN
(仏)
☆☆☆
105分  ロマンス/ドラマ

監督:ローラン・ブニーク
原作:
ステファン・ツヴァイク
脚本:ローラン・ブニーク/ジル・トーラン
撮影:ジル・アンリ
音楽:
マイケル・ナイマン
出演: アニエス・ジャウィ(少女オリビア)/ミシェル・セロー(外交官ルイ)/ベレニス・ベジョ/ニコライ・コスター=ワルドー/クレマン・ヴァン・デン・ベルグ/フランシス・バーバー/ブリュノ・スラグミュルデール

ステファン・ツヴァイクの『女の二十四時間』を基に、リゾート地リビエラで繰り広げられる儚い恋の物語を綴る。監督はこれが日本初登場のローラン・ブニーク。
★偶然であったじいさんの思い出話にのめり込みアバンチュールな一晩を過ごすが、その少女にとっても秘め事としてとっておきたい一夜だったという物語・・・だろ?
うぅ〜ん幾つになってもフランス映画も文脈を読みとるのは難しい。音楽はベテランのナイマンあって、彼自身イギリス人ながらフランスのアンニュイな夜の気配を醸し出していた。

2002
2006/07/15
2007/09/17

185

ザッツ・エンタテイメントPART3 THAT'S ENTERTAINMENT, PART 3
(米)
☆☆☆☆☆
113分  ミュージカル

監督:バド・フリージェン/マイケル・J・シェリダン
脚本:バド・フリージェン/マイケル・J・シェリダン
音楽:
マーク・シェイマン
出演:ジーン・ケリー/エスター・ウィリアムズ/ジューン・アリソン/シド・チャリシ/デビー・レイノルズ/レナ・ホーン/ミッキー・ルーニー/アン・ミラー/ハワード・キール

更にマニアックになった内容は、次々と出てくる本篇からカットされたお蔵入りナンバーには、なぜぜカットしたのか疑問がわく。本編シーンも別テイクを、また舞台裏も覗かせてくれる、そしてそれらのフィルムを保存していたMGM映画に感謝。
★数年ぶりに三作ぶっ通しで観たが、心地よい時間を過ごせた。ジャズ・スタンダードになったさまざまな歌曲の原点を探るグレートジャーニーのような気分だ。
それにしても監督のバド・フリージェンてなに者だ?

1994
1994/11
2007/09/17

184

ザッツ・エンタテイメントPART2 THAT'S ENTERTAINMENT, PART 2
(米)
☆☆☆☆☆
120分  ミュージカル

監督:ジーン・ケリー
脚本:レナード・ガーシュ
撮影:ジョージ・フォルシー
音楽:
ネルソン・リドル
タイトルデザイン:ソウル・バス
出演:フレッド・アステア/ビング・クロスビー/ジーン・ケリー/ルイ・アームストロング/シド・チャリシー/スペンサー・トレイシー

MGMミュージカルのハイライト・シーンを集めたアンソロジーの第2弾。今回は進行役としてF・アステアとG・ケリーが登場。大スターの素顔なども点描される。
★そういえばミュージカルのDVDって見たことないなぁ。今やミュージカル部門は絶滅危惧種か?シナトラやキング・コールのアレンジャー兼コンダクターとして名を残すリドルは『ルート66』『ベン・ケーシー』などアメリカ製TVドラマ・スコアの方が有名か?

1976
1977/02/
2007/09/17

183

ザッツ・エンタテインメント
THAT'S ENTERTAINMENT!
(米)
☆☆☆☆☆
132分  ミュージカル

監督: ジャック・ヘイリー・Jr
脚本: ジャック・ヘイリー・Jr
出演: フレッド・アステア/ビング・クロスビー/ジーン・ケリー/デビー・レイノルズ/ミッキー・ルーニー/ジェームズ・スチュワート/ライザ・ミネリ/エリザベス・テイラー

MGMの創立50周年を記念して製作。MGMミュージカルの変遷を各作品のハイライト・シーンを並べて見せたミュージカル・アンソロジー。それぞれが断片としてではなく、有機的に結びついた構成は、狙いというよりはMGM色で統一された結果であろう。ミュージカル・スターへのインタビューも楽しい。
★この世代を後追いながらちょいリアルタイムで知っている世代には、ダンス音楽スターの饗宴の応えられない名場面、名曲の続出に、いつ見てもエンディングまで食い入るようにみてしまう名作品。レビュー、ミュージカル作品の中にジャズのスタンダードの素材となる曲が出てくるのも、ジャズファンならずとも楽しみが倍加するというものだ。

1974
1975/03/
2007/09/17

182

マッチポイント
MATCH POINT
映倫 (米、英、ルクセンブルグ)

124分   サスペンス/ロマンス/ドラマPG-12

監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
撮影:レミ・アデファラシン
出演: ジョナサン・リス・マイヤーズ(クリス・ウィルトン)/スカーレット・ヨハンソン(ノラ・ライス)/エミリー・モーティマー (クロエ・ヒューイット)/マシュー・グード(トム・ヒューイット)/ブライアン・コックス(アレックス・ヒューイット)/ペネロープ・ウィルトン(エレノア・ヒューイット)

ウディ・アレン監督がホームタウンのニューヨークを離れ、初めてロンドンで撮影を行なったラブ・サスペンス。イギリスの上流社会を舞台に、欲望や愛憎渦巻く人間関係の中、“運”に翻弄される人々の姿をせこく描く。
★けったくそ悪い俺の大嫌いな浮気の代償もの。プロローグにあるタイトルにからませた伏線の、結末のチンケさには呆れかえってしまった。殺された二人の幽霊との会話あれにはまいったなぁ〜思わずバカヤロと口に出してしまった。あぁ下品な俺に反省。でもなぁアレン節のジャズサウンドのサーヴィスもなく歌曲ではなぁ〜全編気分が悪くいいところなし。

2005
2006/08/19
2007/09/16

181

情熱の代償
PRICE OF PASSION
THE GOOD MOTHER
(米)
☆☆☆
104分  ドラマ

監督:レナード・ニモイ
原作:スー・ミラー
脚本:マイケル・ボートマン
撮影:デヴィッド・ワトキン
音楽:
エルマー・バーンスタイン
出演: ダイアン・キートン/リーアム・ニーソン/ジェイソン・ロバーズ/テレサ・ライト/ラルフ・ベラミー/ジェームズ・ノートン/エイジア・ヴィエーラ/ジョー・モートン/ケイティ・セイガル

★監督はスタートレックのとんがり耳のバルカン星人“ミスター・スポック”。主役はオスカー女優のダイアン・キートンとシンドラーのリスト」で主演男優賞にノミネートされたリーアム・ニシーソン。助演にこれまたともにオスカー俳優のジェイソン・ロバーズとテレサ・ライト。さらに音楽がバーンスタインとくれば・・・なんで劇場未公開なんだと疑問を持ちながらの観賞だったが、まぁ〜そんなもんか?

1988
劇場未公開
2007/09/14

180

悲しみは女だけに
(日)
☆☆☆
106分  ドラマ

監督:新藤兼人
原作:新藤兼人
脚本:新藤兼人
撮影:中川芳久
音楽:
伊福部昭
出演:田中絹代(秀代)/京マチ子(長女道子)/小沢栄太郎(政夫)/望月優子(後妻くに子)/船越英二(長男浩)/市川和子(次女芳子)/水戸光子(妹春江)/杉村春子(先妻千代子)/乙羽信子(母たか)/宇野重吉(岸本)/殿山泰司(春江の夫)/見明凡太郎

新藤兼人が民芸の舞台にのせた「女の声」の映画化で、「海の野郎ども」に引続き自ら脚色、監督したもの。尾道。船員相手の淫売宿“波千鳥”の主人政夫の姉の秀代がアメリカから三十年ぶりに帰国。秀代は、傾きかけた家のために、六千円の結納金目当てで写真見合いでアメリカ移民の花嫁となった苦労をするが、集まった身内は彼女のありもしない金に・・★戦後13年という時代背景にピタリと符合するスト−リ−は、なんとも生々しい。タイトルにある女の悲しみもさておき、その間において苦悶する男を演じた小沢榮太郎が傑出。

1958
1958/02/26

2007/09/11

179

バッドサンタ
BAD SANTA
(米)
☆☆☆
91分   コメディ/ドラマ  PG-12

監督:テリー・ツワイゴフ
製作総指揮: イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン
脚本: グレン・フィカーラ/ジョン・レクア
撮影: ジェイミー・アンダーソン
音楽:
デヴィッド・キティ
出演: ビリー・ボブ・ソーントン(ウィリー)/トニー・コックス( マーカス)/ローレン・グレアム( スー)/バーニー・マック(ジン)/ジョン・リッター( ボブ・チペスカ)/ブレット・ケリー( キッド)

サンタに仮装した中年ダメ男が繰り広げるハートフル・ブラック・コメディ。サンタのバイトを隠れ蓑に毎年クリスマスに金庫破りを繰り返す男と、彼を本物のサンタと思い込んでつきまとういじめられっ子の肥満少年との奇妙な交流を下品にハートウォーミングに描く。 ★コーエン兄弟はこの手の映画が大好き。近年は当たりはずれが大きく、これも要注意。

2003
2004/12/04
2007/09/10

178

僕はラジオ
RADIO
(米)
☆☆☆
109分   ドラマ

監督: マイク・トーリン
脚本: マイク・リッチ
撮影: ドン・バージェス
音楽:
ジェームズ・ホーナー
出演: キューバ・グッディング・Jr( ラジオ)/エド・ハリス(ハロルド・ジョーンズ)/アルフレ・ウッダード(ダニエルス校長)/デブラ・ウィンガー(リンダ)/ S・エパサ・マーカーソン(マギー)/クリス・マルケイ(フランク)/

アメリカのスポーツ専門雑誌に掲載された実話を映画化した感動ドラマ。知的障害者の黒人青年と、高校アメフト部コーチが出会い友情を深めていくさまをハートウォーミングに綴る。監督はこれが監督作日本初となるマイク・トーリン。
★コ−チ役のエド・.ハリスの善人ぶりが腑に落ちずにスト−リ−は展開されてゆき、ここと言うときにその事実が証されるが、ここまで引っ張られてそんなことだったのかと、日本人の俺に伝わらぬ作品の心に、実話とはいえおもいっきり鼻じらんでしまった。

2003
2004/09/25
2007/0910

177

Mr.ダマー2 1/2
(米)
☆☆☆☆
98分  コメディ

監督:ジョナサン・リン
脚本: グレゴリー・バーンスタイン/サラ・バーンスタイン
撮影:ガブリエル・ベリスタイン
音楽:
フィル・マーシャル
主演:ジェフ・ダニエルズ/マイケル・リチャーズ/シャーリーズ・セロン/ジェシカ・スティーン/オースティン・ペンドルトン/リップ・トーン/アレクサンドラ・ウェントワース/ジェニファー・クーリッジ/マックス・カセラ/デイル・ダイ/ローレンス・プレスマン

★ジム・キャリー主演の『Mr.ダマー』とはまるで関係のないお話。タイトルの重要さをまるで意識していない配給会社の怠惰さにびっくり。察するところジェフ・ダニエルズが出ているので『Mr.ダマー』の次に2、キャリーが出ていないので1/2としたのだろう、バカにしてるる。しかし作品そのものはかなり水準の高い小粋なラブコメディに仕上がっているので面白かった。21歳のセロンもキュートさ満杯で見応えある。残念はタイトルのみ。

1997
劇場未公開
2007/09/09

176

夕陽のギャングたち 
GIU LA TESTA
TODESMELODIE
DUCK YOU, SUCKER
A FISTFUL OF DYNAMITE
ONCE UPON A TIME...THE REVOLUTION(伊)
☆☆☆☆
156分   西部劇/ドラマ/アクション

監督:セルジオ・レオーネ
脚本:セルジオ・レオーネ/ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ/セルジオ・ドナティ
撮影:ジュゼッペ・ルッツォリーニ
音楽:
エンニオ・モリコーネ
主演:ロッド・スタイガー(フアン・ミランダ)/ジェームズ・コバーン(ジョン・マロリー)/ロモロ・ヴァリ(ビィエガ)/マリア・モンティ/リク・バッタリア/デヴィッド・ウォーベック

20世紀初頭のメキシコを舞台に、二人の男の活躍を描いたマカロニ・ウェスタン。R・スタイガーとJ・コバーンという二大スターの共演、とE・モリコーネの音楽が見物。戦場における男同士の友情を描く。
★マカロニウェスタンの傑作の誉れを作品で、男の友情をしんみりと時にはドライに見せてくれるがのだが、センチメンタルな素晴らしい音楽にかぶさる「ションションション」の合いの手、あれはいったいなんだったのだろうか・・・巨匠モリコーネのセンスを疑がう。

1971
1972/04/22
2007/09/06

175

それでもボクはやってない
(日)
☆☆☆☆
143分  ドラマ

監督:周防正行
脚本:周防正行
撮影:栢野直樹
音楽:
周防義和
主演加瀬亮(金子徹平)/瀬戸朝香(弁護士須藤莉子)/山本耕史(徹平の親友・斉藤達雄)/ もたいまさこ(金子豊子)/光石研(佐田満)/尾美としのり(新崎孝三)/大森南朋(山田刑事)/鈴木蘭々(元彼女・陽子)/山本浩司 (北尾哲)/益岡徹(民事弁護士田村精一郎)/北見敏之(検事・ 宮本孝)/田山涼成(刑事)/大和田伸也(広安敏夫)/田口浩正(月田一郎)/徳井優(警官)/清水美砂(佐田清子)/本田博太郎(収監仲間)/竹中直人(管理人)/小日向文世(裁判官)/高橋長英(裁判マニア)/役所広司(弁護士・荒川正義)

ある“痴漢冤罪事件”を報じる記事に関心を持ち取材を進める過程で、現在の刑事裁判のあり方そのものに疑問を抱き、その問題点に真正面から向き合った異色の社会派ドラマ。ある青年が身に覚えのない痴漢容疑で逮捕され、その後1年にわたる裁判を経験する姿を通して、刑事裁判の実情を克明に描き出していく。凶悪犯罪が連日のように報じられ社会不安が高まる中で、刑事手続きにおける“推定無罪”の原則が揺らぎ始めている現代社会に一石を投じる力作。
★周防監督が司法の問題点をじっくり取材している姿が、画面から浮き上がってくる。被害者加害者警察検察裁判所弁護士、そしてすべてに係わってくる関係者たちの立場を明確に描いているので、痴漢冤罪そのものに関する事象を映画という手段で訴えてくれた作品だ。 音楽の周防義和は監督の従兄弟。

2007
2007/01/20
2007/09/051

9月
174

ベルヴィル・ランデブー
LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE
THE TRIPLETS OF BELLEVILLE
BELLEVILLE RENDEZ-VOUS
(仏、白耳義、加)
☆☆☆☆☆ アニメーション
80分  コメディ/サスペンス/ドラマ

監督:シルヴァン・ショメ
脚本:シルヴァン・ショメ
音楽:ブノワ・シャレスト
絵コンテ: シルヴァン・ショメ
声の主演: ジャン=クロード・ドンダ/ミシェル・ロバン/モニカ・ヴィエガ

最愛の孫・シャンピオンを救うため、おばあちゃんと愛犬・ブルーノの不思議な大冒険。 イギリスでアニメのキャリアをスタートさせたフランス人アニメーター、シルヴァン・ショメの長編デビュー作。誘拐された孫の救出に奔走する祖母の大冒険を、セリフを極力排し、露悪的にデフォルメされたキャラクターと毒気の利いたストーリーで描いたナンセンス・アニメ。アカデミー賞長編アニメ部門にノミネートされたほか、NYやLAの批評家協会賞を受賞するなど2003年の映画賞レースを席巻した。
★ユーロスペースにワタナベ監督の新作「ヒナゴン」を和子と観に入った時、地下で併映していた。和子が観ようかといったが俺は「アニメだろうぉ〜やだね!」と吐き捨てた記憶がある。なのにwowowでやるので観た。前言を覆すが、素晴らしい、感動してしまった。あの色合い、キャラクターの愉快さ、ストーリー展開の大胆さ、なにもかも最高なのだ。
狂言回し的な役割で場面を盛り上げる愛犬ブルートの仕草は犬の特性を見事に捉えている、制作側の人たちが素晴らしい愛犬家なのだろう。そして素晴らしいのが、音楽。ジャンゴ、アステアなどをひょっこり登場させるオマージュ。三姉妹が歌う場面やなにやらすべてジャージーな音楽で、ここちよい。

2002
2004/12/18
2007/08/31

173

異聞 始皇帝謀殺
泰公頁
(香港)
☆☆☆
131分   歴史劇

監督:チョウ・シャオウェン
脚本: ルー・ウェイ
撮影:
音楽:
チャオ・チーピン
主演:チアン・ウェン(大王ユン・ジョン)/クー・ヨウ(カオ・ジアンリ)/シュイ・チン(王の最愛の娘)

秦の始皇帝となるユン・ジョンと、ユン・ジョンが燕の人質だった時代の幼馴染で筑の名手カオ・ジアンリの物語。
★中国の史劇は、三国志にあるように国盗り物語の煩雑な知識がないと、登場人物などを見失いがちになることが多いが、この物語は、たったふたりの主演者を見つめていれば自然と物語に入り込めるので、しっかり見ることが出来た。映画自体も骨太な骨格の作品だった。

1996
劇場未公開
2007/08/27

172

グエムル -漢江の怪物-
THE HOST
(韓国)
☆☆☆☆
120分  パニック/ドラマ/ホラー

監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ/ハ・ジョンウォン/パク・チョルヒョン
撮影:キム・ヒョング
音楽:
イ・ビョンウ
主演:ソン・ガンホ(パク・カンドゥ)/ピョン・ヒボン(パク・ヒボン)/パク・ヘイル(パク・ナミル)/ペ・ドゥナ(パク・ナムジュ)/コ・アソン(パク・ヒョンソ)/イ・ジェウン(セジン)/イ・ドンホ(セジュ)/ヨン・ジェムン(ホームレスの男)/キム・レハ(黄色い服の男)/パク・ノシク(影(私立探偵))/イム・ピルソン(ナミルの同級生)

謎の巨大生物に娘をさらわれた一家が、政府の理解を得られぬまま独力で怪物に立ち向かう。主演は「JSA」「殺人の追憶」のソン・ガンホ、共演に「リンダ リンダ リンダ」のペ・ドゥナ。
★ホラーかと思うと家族劇になったりコメディタッチになりながらあっちにこっちにぶれながらも、意外と画面から目を離すこともないテンションを保ちつつ見終わっていた。
今まで類想を見ないなんとも妙な映画だったなぁ。音楽は迂闊にもわすれてしまったよ

2006
2006/09/02
2007/08/25

171

キャラバン
HIMALAYA - L'ENFANCE D'UN CHEF
HIMALAYA[仏]/CARAVAN[加]
(仏/ネパール/瑞西/英)
☆☆☆☆
108分  ドラマ/アドベンチャー

監督:エリック・ヴァリ
脚本:ナタリー・アズーレ/オリヴィエ・デイザ/ルイ・ガルデル/ジャン=クロード・ギルボー
撮影:エリック・ギシャール/ジャン=ポール・ムリス
音楽:
ブリュノ・クーレ
出演: ツェリン・ロンドゥップ/カルマ・ワンギャル/グルゴン・キャップ/カルマ・デンジン・ニマ・ラマ/ラクパ・ツァムチョエ

写真家としても有名なエリック・ヴァリが、長年の交流でインスパイアされたネパールのドルポの人々全てを出演者に、ネパールの自然を背景にドキュメンタリタッチで作り上げた作品。キャラバン”とは動物のヤクを運搬手段にして通商するネパール高原民族の商隊。寓話的世界をドキュメントタッチで描いた作品。第72回アカデミー外国語映画賞ノミネート。ヒマラヤとチベット国境の壮大な景色に流れるマントラと女性コーラスの調和が実にいい。★こうした視線の映画を観ると無邪気に感動している自分の素直な心に、乾杯!それにしても長老ティンレの娘役の顔が高倉健そっくり、特に眼がうり二つ、アジアの同胞だぁ〜!

1999
2000/12/
2007/08/22

170

マドモワゼル
Mademoiselle
(仏)
☆☆☆☆
85分  ロマンス/ドラマ

監督:フィリップ・リオレ
脚本:フィリップ・リオレ/クリスチャン・シニジェ
撮影:ベルトラン・シャトリ
音楽:
フィリップ・サルド
主演:サンドリーヌ・ボネール(製薬会社のセールスマネージャークレール)/ジャック・ガンブラン(即興劇の役者ピエール)/イザベル・カンディエ/ジヌディーヌ・スアレム

 

監督は「パリ空港の人々」のフィリップ・リオレ。主演は「仕立て屋の恋」「イースト/ウェスト 遙かなる祖国」のサンドリーヌ・ボネールと「カンゾー先生」「クリクリのいた夏」のジャック・ガンブラン。偶然出会った見知らぬ大人の男女が、今まで気付くことのなかった人生の可能性に目覚めるまでの心のうつろいを描いた上質の恋愛ドラマ。
★静かな恋愛劇だというのにフランス映画はどうしてこうまでジャズが似合うのだろう

2001
2002/11/02
2007/08/07

169

ハーフ・ア・チャンス
1 CHANCE SUR DE 2
HALF A CHANCE
(仏)
☆☆☆☆
109分  アクション

監督:パトリス・ルコント
脚本:パトリック・ドゥヴォルフ/セルジュ・フリードマン/パトリス・ルコント
撮影:スティーヴン・B・ポスター
音楽:
アレクサンドル・デプラ
主演:アラン・ドロン/ジャン=ポール・ベルモンド/ヴァネッサ・パラディ/エリック・デュフォス/アレクサンドル・ヤコヴレフ/ヴァレリ・ガタエフ/ミシェル・オーモン

ドロンとベルモンドが「ボルサリーノ」以来28年ぶりに共演したコメディ・アクション。★俺の青春時代からのフランス映画の大御所二人。大御所と言えばすでに老境の人。その二人のアクションが驚くほど決まっているのには舌を巻いた。文句なくかっこいいのである。

1998
1998/10/
2007/08/07

168

無宿 やどなし
(日)
☆☆
97分  任侠/ドラマ 

監督:斎藤耕一
脚本:中島丈博/蘇武道男
撮影:坂本典隆
音楽:
青山八郎
主演:高倉健(穴吹錠吉)/勝新太郎(駒形玄造)/梶芽衣子(サキエ)/藤間紫(板東梅之丞)/山城新伍(安)/中谷一郎(辰平)/大滝秀治(大場親分)/荒木道子(女郎屋の女将)/今井健二(磯吉)/石橋蓮司(勇作)/神津善行(ガセネタ売り)/殿山泰司(為造)/安藤昇(斐川仙蔵)

 

刑務所で知り合った性格の対照的な二人の男が、対立しながらも奇妙な友情に結ばれ、足抜けさせた女郎とともに海に沈んでいる大金を探しだそうとする冒険ロマン。脚本は「赤ちょうちん」の中島丈博と「バンカク 関東SEX軍団」の蘇武道夫、監督は「津軽じょんがら節」の斎藤耕一、撮影も同作の坂本典隆がそれぞれ担当。
★健さんを迎えた勝プロ作品は健さんヨイショで勝新は道化に回りっぱなし。まぁ〜〜〜それはそれで面白いのだが、安藤登、大滝秀治など主要人物と思われる役柄の人物描写が、アレレと思うほど描いていないのが、不思議なへなちょこ映画。

1974
1974/10/09
2007/08/06

167

さくらん
(日)
☆☆
111分  ドラマ/時代劇/ロマンス  PG-12

監督:蜷川実花
原作:
安野モヨコ 『さくらん』(講談社刊)
脚本:タナダユキ
撮影:石坂拓郎
美術:
岩城南海子
音楽:
椎名林檎
主演:土屋アンナ(きよ葉・日暮)/椎名桔平(倉之助)/成宮寛貴(惣次郎)/木村佳乃(高尾)/菅野美穂(粧ひ)/永瀬正敏(光信)/遠藤憲一(坂口)/小泉今日子(お蘭)/石橋蓮司(楼主)/夏木マリ(女将)/市川左團次(ご隠居)/安藤政信(清次)/長塚圭史(きよ葉の客)/忌野清志郎/大森南朋/ゴリ/庵野秀明

人気漫画家・安野モヨコの同名コミックを、これが初監督となる写真家・蜷川実花が「下妻物語」の土屋アンナを主演に迎えて映画化したエンタテインメント青春時代劇。他にも、脚本にタナダユキ、そして音楽に椎名林檎と、各分野の第一線で活躍する女性たちが参加。 ★過剰演出内容極浅、過剰演技、過剰美術で色彩の嵐の満艦飾にはヘキヘキさせられた。111分の尺が3時間にも感じられるバカ映画。佳乃、美穂を初め盛り沢山の裸にもヘキヘキしたぞ!
女三人寄れば姦しい。このヒステリックな映画はその言葉そのもの、はぁ〜浸かれた!

2007
2007/02/24
2007/08/06

166

金色夜叉
(日)
☆☆
93分  ドラマ/ロマンス/文芸

監督:島耕二
原作:
尾崎紅葉
脚本:
川口松太郎/島耕二
撮影:高橋通夫
音楽:
斎藤一郎
主演:山本富士子(鴫沢宮)/根上淳(間貫一)/信欣三(鴫沢隆三)/細川ちか子(鴫沢たか)/水戸光子(赤極満枝)/船越英二 (富山唯継)/菅原謙二(荒尾譲介)/浦辺粂子(老婆とせ)/夏川静江(箕輪夫人)/中條静夫(男B)

永田雅一製作になる大映第二回天然色映画(イーストマン・カラー)。
★もう古すぎてまったく面白くもなんともない・・・がやはり我が国屈指の文芸ものとあってはと、最後まで見た。ふむむふ、こんな内容なのか読まなくて良い作品であると確信。 映画も、カラーの発色の悪さは群をぬき、人物がすっかりかき消えてしまっていたり、なにがなんだかまったく分からない場面の連続。なんで最後まで観たのか、自分に聞いてみたくなるほど・・・だったぞ。

1954
1954/03/21
2007/08/05

165

日本の仁義
(日)
☆☆
106分  ヤクザ

監督:中島貞夫
脚本:神波史男/松田寛夫/中島貞夫
撮影:増田敏雄
音楽:
青山八郎
ナレーター::城達也
主演:菅原文太(須藤武男)/千葉真一(木暮勝次)/織本順吉(西島国一)/山本麟一(浅見信太郎)/志賀勝(的場)/地井武男(富樫)/川谷拓三(前川修)/フランキー堺(石毛忠)/矢吹二朗(長波角太)/佐藤慶(白石重俊)/成田三樹夫(川辺隆之)/名和宏(村井弘美)/石橋蓮司(高森太郎)/岡田茉莉子(須藤友子)/南田洋子(豊子)/池波志乃(芳江)/キャシー中島(春美)/中川ジュン(佐竹清子)/野坂昭如(岡村)/林隆三(関則夫)/岡田英次(稲田洋平)/小松方正(江尻一光)/待田京介(一色)/橘麻紀 (恵津子)/藤田進(新宮英策)/鶴田浩二(大橋桂造)

「やくざ戦争 日本の首領」に続き、やくざ戦争を描く第二作目
★豪華キャストでありながら克明なほど人物描写が、行われているのが気持ちがいい。がストーリーの展開が切り張り状態で、暴力アクション映画のスピード感は、深さくんに劣る。

1977
1977/05/28
2007/08/05

164

現代やくざ 血桜三兄弟
(日)
☆☆
分  ヤクザ

監督:中島貞夫
脚本:野上龍雄
撮影:増田敏雄
音楽:
山下毅雄
主演:菅原文太(小田武)/伊吹吾郎(小田邦夫)/渡瀬恒彦(谷村宏)/荒木一郎(信男)/松尾和子(政美)/河津清三郎(三宅久市)/高宮敬二(原)/名和宏(大坪)/川谷拓三(宮口)/杉本美樹 (エミ)/誠直也(三郎)/志賀勝(明)/小池朝雄(川島譲次)

全国制覇を狙う大阪誠心会とそれに対抗するチンピラやくざの抗争を描く「現代やくざ」シリーズ第四作。
★陳腐・・・駄作

1971
1971/11/19
2007/08/02

8月
163

すべてはその朝始まった
DERAILED
(米)
☆☆
107分  サスペンス/ミステリー

監督:ミカエル・ハフストローム
原作:
ジェームズ・シーゲル
脚本:スチュアート・ビーティー
撮影:ピーター・ビジウ
音楽:
エド・シェアマー
主演:クライヴ・オーウェン(チャールズ)/ ジェニファー・アニストン(ルシンダ)/ヴァンサン・カッセル(ラロッシュ)/メリッサ・ジョージ/アディソン・ティムリン

互いに大切な家族がありながら、ふとしたはずみで不倫に奔ってしまった一組の男女が謎の男からの執拗な脅迫に追い詰められていく。
★お馬鹿なスケベ男の顛末記かと思いきや、カッセルの登場から一気にとんでもない状況に発展してゆく。オーエンののほほんお馬鹿ぶりがいらつくけど、かっせるの凶暴さと、くすぐられるし、コメディタッチが似合うアニストンの怪しい女ぶりが、画面を引き立たせる。しかし、なんだこの脳のないタイトルの付けかたは、っもっともっと邦題に工夫しろ。

2005
劇場未公開
2007/07/27

162

ハッカビーズ
I HEART HUCKABEES
I LOVE HUCKABEES
(米)
☆☆☆☆
107分  コメディ/ドラマ

監督:デヴィッド・O・ラッセル
脚本:デヴィッド・O・ラッセル/ジェフ・バエナ
撮影:ピーター・デミング
音楽:
ジョン・ブライオン
主演: ジェイソン・シュワルツマン(アルバート・マルコヴスキー)/ジュード・ロウ(ブラッド・スタンド)/ダスティン・ホフマン(ベルナード)/リリー・トムリン(ヴィヴィアン)/マーク・ウォールバーグ(トミー・コーン)/ イザベル・ユペール(カテリン)/ナオミ・ワッツ(ドーン)/ シャナイア・トゥエイン/タリア・シャイア/アイラ・フィッシャー/ティッピー・ヘドレン

大手スーパーの進出計画をめぐってスーパーのエリート社員と対立するエコロジー青年を主人公に、一癖も二癖もある登場人物たちによって繰り広げられる奇妙なエピソードの数々が哲学的視点を用いてシニカルかつシュールに綴られてゆく。
★哲学コメディと呼んだらいいのか、この映画。コメディといっても腹抱えて笑える映画ではなく、グッと斜に構えながらときたまクスッと笑える程度。俺の知的レベルがそこそこなのだろうかと、ちょいと口惜しくなってしまう。こういう映画も時にはいい感触なのだ。 音がいい。この妙な映画に絶妙な音楽を提供している音楽監督は記憶しておくべき人物だ。

2004
2005/08/20
2007/07/23

161

殺しの烙印
(日)
☆☆☆☆
91分  サスペンス

監督:鈴木清順
脚本:具流八郎
撮影:永塚一栄
音楽:
山本直純 
主演:宍戸錠(花田五郎)/小川万里子(花田真美)/真理アンヌ (中条美沙子)/南原宏治(大類進)/玉川伊佐男(薮原道彦)/南廣(春日義平)

プロの殺し屋としてNO3にランクされている花田は、五百万円の報酬である組織の幹部を護送する途中、NO2とNO4らの一味に襲撃された。花田の相棒春日は倒れたが、組織の男の拳銃の腕前はすばらしいもので、危うく危機を脱した花田は、その男を無事目的地に送り届けた。
★ これぞジャパニーズ・ノアール。鈴木清順といういう人は変な監督だ。この変さは、若さ触れる時代に環境がきっちり整っていればもっと素晴らしい作品を残せたとおもう。

1967
1967/06/15
2007/07/22

160

刑務所破り
(日)
☆☆
87分  任侠/ドラマ

監督:池広一夫
原作:藤本義一 『地下水脈』(週刊実話連載)
脚本:高岩肇
撮影:今井ひろし
音楽:
鏑木創
主演:松方弘樹(古田誠)/藤村志保(大原香織)/田村高廣(榊常太郎)/山本麟一(納谷康元)/小林昭二( 森三蔵)/五味龍太郎(佐藤敬太)/毛利郁子(梅の家のおかみ)/久保菜穂子(京子)/内田朝雄 (戸宮)/北村英三(田口豪)/北龍二(大原富吉)

古田誠は、九州で父の仇という戸宮親分を斬った。だが、それは天王寺組の納谷と刑事の森が巧みに仕掛けた罠だった。
★小型、高倉健。松方弘樹が顔が幼くその幼さゆえに無理があっていけない。
ヒロインの大映の藤村、新東宝系の久保がせこくって、これもいけない。

1969
1969/08/30
2007/07/22

159

フォー・ルームス
FOUR ROOMS
(米)
☆☆☆☆
99分  コメディ

監督:アリソン・アンダース (第1話『ROOM 321 お客様は魔女』)/アレクサンダー・ロックウェル (第2話『ROOM 404 間違えられた男』)/ロバート・ロドリゲス (第3話『ROOM 309 かわいい無法者』)/クエンティン・タランティーノ (第4話『ペントハウス ハリウッドから来た男』)/アニメーション監督: ボブ・カーツ
脚本: アリソン・アンダース (第1話)/アレクサンダー・ロックウェル (第2話)/ロバート・ロドリゲス (第3話)/クエンティン・タランティーノ (第4話)
撮影:ロドリゴ・ガルシア (第1話)/フィル・パーメット (第2話/ギレルモ・ナヴァロ (第3話)/アンジェイ・セクラ (第4話)
音楽:コンバスティブル・エディソン/エスクィヴェル
主演:ティム・ロス(テッド)/ /マーク・ローレンス(サム) /ヴァレリア・ゴリノ (アシーナ)/ (第1話)マドンナ(エルスペス)/リリ・テイラー(レイヴン)/サミ・デイヴィス (ジゼベル)/アイオン・スカイ(イヴァ)/アリシア・ウィット(キヴァ)/(第2話)ジェニファー・ビールス(アンジェラ)/ (第2話&第4話)/デヴィッド・プローヴァル(シグフリード)/ (第3話)アントニオ・バンデラス(男)/タムリン・トミタ(妻)/ ラナ・マキサック( サラ)/ /ダニー・ヴェルデュスコ(ファンチョ)/ /サルマ・ハエック( TVダンサー)/ (第4話)クエンティン・タランティーノ(チェスター・ラッシュ)/ポール・カルデロン(ノーマン)/ブルース・ウィリス(レオ)

Q・タランティーノを先頭に、A・ロックウェル、R・ロドリゲス、A・アンダースら、アメリカ・インディペンデント映画界の鬼才たちが、それぞれ監督を務めた4話からなるオムニバスのコメディ作品。199X年の大晦日、ロサンゼルスのホテル・モンシニョール。この日、勤続50年の老ベルボーイが引退する。あとを引き継ぐ新米ベルボーイ、テッドにとってそれは悪夢の始まりだった……。それぞれの話は独立したものではなく、物語はテッドを通し、彼が4つの部屋(フォー・ルームス)の宿泊客たちを相手にたった一人で奮闘するといった形で展開してゆく。
★この作品を観たのはこれで何度目になるのか?なんど観ても新鮮で面白い。

1995
1995/12/
2007/07/20

158

マネートレイン
MONEY TRAIN
(米)
☆☆
110分  アクション

監督:ジョセフ・ルーベン
脚本: ダグ・リチャードソン/デヴィッド・ローヘリー
撮影: ジョン・W・リンドレー
音楽:
マーク・マンシーナ
主演:ウェズリー・スナイプス(ジョン)/ウディ・ハレルソン(チャーリー)/ジェニファー・ロペス(グレース)/ロバート・ブレイク/クリス・クーパー/ジョー・グリファシ/スコット・ソワーズ/ヴィンセント・ラレスカ

人種は違うが乳兄弟のジョンとチャーリーは、一緒に成長し共に鉄道警察官となった。ギャンブルのつけがたまったチャーリーは、上司に疎んじられ、ホレた同僚女刑事グレースはジョンにとられ、借金返済のためジョンから借りた金も失い、自暴自棄で、かねてから冗談交じりに云っていた計画を実行に移そうとする。それは、各駅の売上金を集める、完全武装の警官達に守られた“マネートレイン”を襲うというものだった。
★もったいない、ストーリーをいじくりすぎたせいでsくしょんえいが特有の爽快感が出ていない。落ちこぼれ兄弟刑事が敢然と戦いに望む、こうしたシンプルにすればいいのに。

1995
1996/04/
2007/07/19

157

シュワルツェネッガー/レッドブル
RED HEAT
(米)
☆☆
105分  アクション

監督:ウォルター・ヒル
脚本:ハリー・クライナー/ウォルター・ヒル
撮影:マシュー・F・レオネッティ
音楽:
ジェームズ・ホーナー
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー/ジェームズ・ベルーシ/エド・オロス/ピーター・ボイル/ラリー・フィッシュバーン/ジーナ・ガーション/リチャード・ブライト/J・W・スミス/ブライオン・ジェームズ/マイケル・ハガティ

シカゴへやってきたロシアの刑事が、アメリカの刑事とペアを組んで麻薬組織を壊滅させるポリス・アクション。
★ロシ人警官のシュワちゃんがどうしてもロボコップに見えてきてしまうし、ストーリーは定石に布陣オンパレードで先が見え見え。にしてもあのシュワちゃんの存在感といい、大型バス二台のカーチェースにハリウッドの金力のスケールの猛烈さに、驚かされる映画だ。

1988
1988/09/
2007/07/18

156

ユナイテッド93
UNITED 93
(米)
☆☆☆☆
111分  ドラマ/サスペンス

監督:ポール・グリーングラス
脚本:ポール・グリーングラス
撮影:バリー・アクロイド
音楽:
ジョン・パウエル
主演: 無名の役者と素人たち

★この映画は評価すべき作品 ではない。あの日あの時テレビの中で起きている事実を、ギャラリーとして見るしかなかった、結局この映画もそうでしかなかった、それが事実。 あくまで映画として見た結果。ロバート・ラドラム 原作『暗殺者』の映画化「ボーン・・・」シリーズは、監督はかわっても音楽はジョン・パウェル。この映画でもそうだが、彼の音楽はなんとも間がいい。だから緩急の案配がともかく良くスリリングなのだ。この映画では特に際だっている。だから「ボーン・スプレマシー」を手がけたポールとジョンのコンビなので、 新作「 ボーン・アルティメイタム」は、期待する、そんなところだ。

2006
2006/08/12
2007/07/16

155

緋牡丹博徒
(日)
☆☆☆☆☆
98分  

監督: 山下耕作
脚本:鈴木則文
撮影:古谷伸
音楽:
渡辺岳夫
主演:藤純子(緋牡丹お竜)/高倉健(片桐直治)/若山富三郎(熊坂虎吉)/待田京介(富士松)/大木実(加倉井剛蔵)/山本麟一(フグ新)/若水ヤエ子(熊坂清子)/金子信雄(岩津親分)/清川虹子(お神楽のおたか)/山城新伍(おたかの倅吉太郎)/志賀勝(ロクロの亀)/沼田曜一(蛇政)

九州熊本五木は人吉の博徒矢野組の一人娘竜子は、父親が闇討ちにあい堅気の男との結婚を破談にされた。父親の死体のそばに落ちていた財布を手がかりに、竜子は一家を解散し犯人探しの旅に出る。
★姓は矢野、名を竜子と発します。俺とお竜は姓も同じ年も同じの昨今駆け出しの若者でございました。思えば既に流れ流れて幾星霜、38年も昔のことでございます。とやかく申し上げるほどの人生ではありませんが、とやかくいったところでたった一度の人生でございます。緋牡丹お竜に人生を捧げた馬鹿な男が一人ぐらいいてもいいのじゃぁ〜ありやせんか。

1968
1968/09/14
2007/07/16

154

スペーストラベラーズ
(日)
☆☆☆
125分  アクション/コメディ

監督:本広克行
原作: 児島雄一 ジョビジョバ舞台「ジョビジョバ大ピンチ」
脚本:岡田惠和
撮影:藤石修
音楽:
松本晃彦
主演:金城武(西山保)/深津絵里(相田みどり)/安藤政信(藤本誠)/池内博之(高村功)/濱田雅功(野々村清)/渡辺謙(坂巻隼人)/筧利夫(深浦巧一)/鈴木砂羽(深浦公子)/甲本雅裕(清水考広)/武野功雄(倉沢慎太郎)/中山仁(須藤正義)/ガッツ石松(庄田義政)/大杉漣(常田宣一)

人気お笑い集団・ジョビジョバの舞台劇を、『踊る大捜査線』のヒットメーカー・本広克行監督が映画化。銀行強盗に押し入った3人組の若者たちと、彼らに人質にとられた行員や客たちの騒動をコメディタッチで描く。密室劇で繰り広げられる本広監督独特のユーモアや、爽快なテンポの演出が見もの。
★「踊る走査線」の肌合いでおもしろい。日本人の笑いとペーソスのセンスもここまで来たかと思わせるくすぐり加減が、とても心地よく。登場人鬱ひとりひとりの性格描写もいい。

2000
2000/04/08
2007/07/15

153

ごろつき
(日)
☆☆
92分  アクション

監督:マキノ雅弘
脚本:村尾昭/松本功/山本英明
撮影:飯村雅彦
音楽:
渡辺岳夫
主演:高倉健(大場勇)/菅原文太(山川一郎)/大木実(沢田健三)/吉村実子(沢田友子)/石山健二郎(浅川正義)/潮健児(三吉)/水城一狼(長助)/田中春男(上等兵)/渡辺文雄(唐沢重吉)/八名信夫(風間)/三益愛子(房代)/金子信雄(須山)/藤田佳子(母親)/清川虹子(輝子)/曽根晴美(村井)

押し寄せる不況の波には勝てず大場勇の勤める北九州の炭鉱は廃鉱になった。母と弟妹四人を抱える勇は、ボクサーで活路をひらこうと友人一郎を誘って故郷を離れた。上京した勇は、早速沢田ボクシング・ジムを訪れ、練習生の村井を倒し、見事に入団を決めた。ところが花形選手を持たぬジムは、見すぼらしく、会長の沢田は、タイから伝わったキック・ボクシングに命を賭けていた。

1968
1968/10/12
2007/07/15

152

侠骨一代
(日)
☆☆
92分  任侠

監督:マキノ雅弘
原作:富沢有為男
脚本:村尾昭/松本功/山本英明
撮影:星島一郎
音楽:
八木正生
主演:高倉健(伊吹竜馬)/大木実(小池文平)/石山健二郎 (呑海和尚)/志村喬(坂本喜之助)/宮園純子(坂本綾)/藤純子(お藤)/藤純子(たか)/山本麟一(房州)/今井健二(辰/室田日出男 (和田)/沼田曜一(黒川/八名信夫(暗闇の政)/潮健児(信公)/南原宏治(宍戸市三郎/遠藤辰雄(独眼竜)/関山耕司(上州)/御木本伸介(佐久間)

富沢有為男の原作(集団形星刊)を、「兄弟仁義 関東命知らず」の村尾昭、「北海遊侠伝」の松本功、山本英明の三人が共同で脚色し、「昭和残侠伝 血染の唐獅子」のマキノ雅弘が監督した任侠もの。撮影はコンビの星島一郎。
昭和の初期、兵期を満了した伊吹竜馬は、天涯狐独の身を“この乱世を男らしく生きよ”という呑海和尚の言葉通り、持ち前の怪力を使って芝浦の飯場に入って暮らすことになった。★

1967
1967/11/01
2007/07/15

151

美しい夏キリシマ
(日)
☆☆☆
118分  ドラマ/戦争  

監督:黒木和雄
脚本:松田正隆/黒木和雄
撮影:田村正毅
美術:磯見俊裕
音楽:
松村禎三
主演柄本佑 (康夫)/小田エリカ (なつ)/石田えり(宮脇イネ)/香川照之(豊島一等兵)/左時枝(しげ)/牧瀬里穂( 美也子)/原田芳雄(日高重徳)/宮下順子(宇知子)/中島ひろ子(はる)/眞島秀和(浅井少尉)/甲本雅裕(芹沢大尉)/寺島進(秀行)/入江若葉(古寺寛子)

黒木和雄監督が自らの戦争体験と向き合い手掛けたヒューマン・ドラマ。終戦間近の宮崎県えびの高原の村を舞台に、爆撃で命を落とした親友の死に負い目を抱き続ける15歳の少年と彼を取り巻く人々の戦争の中の日常綴る
★登場人物ひとりひとりに戦争という陰影がり、それを演じる役者たちの演技の確かさ。が、その語り口には人間関係が希薄に描かれているので、最初はかなり戸惑いを覚えたが、徐々にその輪郭が明確に浮かび上がってくることで、物語のなかに居心地の良さを得た。

2002
2003/12/06
2007/07/11

150

紙屋悦子の青春
(日)
☆☆☆☆
111分  ドラマ/戦争/青春

監督:黒木和雄
原作:松田正隆
脚本:黒木和雄/山田英樹
撮影:川上皓市
美術監督:木村威夫
音楽:
松村禎三
主演:原田知世(紙屋悦子)/永瀬正敏(永与少尉)/松岡俊介(明石少尉)/本上まなみ(紙屋ふさ)/小林薫(紙屋安忠)

黒木監督は本作の公開を控えた2006年4月12日に急逝、これが遺作となった。
劇作家・松田正隆が自らの母親の実話を基に書き上げた戯曲を映画化した戦争ドラマ。
太平洋戦争末期を舞台に、海軍航空隊に所属する2人の若者と、一人の純朴な女性との恋と友情を静かに見つめる。
★極々少ない登場人物だけに絞り込んだ人物描写力で描く黒木作品は全て清廉のなかに淡々と展開する。それは平坦とも思える静かな世界なのだが、画面上にはピンと緊張感がある。木村威夫の書き割り美術の効果が見事にはまり、長年の相棒である松村音楽監督の効果も最高で、黒木ワールドは大好きな世界だ。
本作は、カメラワークは大半がワンカット長回しで、登場人物のセリフで綴る。そして出演俳優が戯曲の原作を意図した監督に答えて素晴らしい。特に小林薫は最良の演技だろう。

2006
2006/08/12
2007/07/10

149

サイレント・ムービー
SILENT MOVIE
(米)
☆☆☆
88分  コメディ

監督:メル・ブルックス
脚本:メル・ブルックス/ロン・クラーク/ルディ・デルカ/バリー・レヴィンソン
撮影:ポール・ローマン
音楽:
ジョン・モリス
主演:メル・ブルックス/マーティ・フェルドマン/バーナデット・ピータース/ドム・デルイーズ/シド・シーザー/ハロルド・グールド/ロン・ケアリー/アン・バンクロフト/ライザ・ミネリ/ポール・ニューマン/マルセル・マルソー

映画監督メル・ファン(M・ブルックス)は、撮影所の再建のために、オール・スター出演によるサイレント・ムービーを作ろうとする。早速、部下と共に、ポール・ニューマン、アン・バンクロフト、ライザ・ミネリといったスターに出演を交渉しに行くが……。シ
★文字通りのサイレント。・ムービーなのでちょいと退屈しかけたが、大物俳優も次々と登場するなど山盛りのサーヴィスとショート・ギャグ満載でスラップスティック・コメディの本随を味わえる映画だった。

1976
1977/02/
2007/07/08

148

ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-AMEN.
EYEWITNESS
DER STELLVERTRETER
(米/独/米/ルーマニア)

126分  戦争/ドラマ

監督:コスタ=ガヴラス
脚本:コスタ=ガヴラス
撮影:パトリック・ブロシェ
音楽:
主演:マチュー・カソヴィッツ/ウルリッヒ・トゥクール/マーセル・ユーレス/ウルリッヒ・ミューエ/ミシェル・デュショーソワ/フリードリッヒ・フォン・サン/ハンス・ジシュラー/セバスチャン・コッホ/ミハエル・メンドル

★・・・???

2002
劇場未公開
2007/07/08

147

ディフェンダー
THE DEFENDER
(米、英、独、ルーマニア)
☆☆
92分  アクション/サスペンス

監督:ドルフ・ラングレン
脚本:ダグラス・W・ミラー
撮影:マキシム・アレクサンドル
音楽:
アダム・ノーデン
主演: ドルフ・ラングレン(ランス)/ジェリー・スプリンガー/シャカラ・リダード/トーマス・ロックヤー/キャロライン・リー・ジョンソン/ジェラルド・カイド

ドルフ・ラングレン初の監督デビュー作
★戦争物かと思わせたながら中盤まで展開してゆくがなんだかストーリーがつかめず、とうとう最後になって理課させてくれるが、なんだかばかにされたようだ。
そういえばドルフ・ラングレンの映画は未公開のものが多いのもなぞだ

2004
劇場未公開
2007/07/08

146

続網走番外地
(日)
☆☆
87分  アクション

監督:石井輝男
原作:伊藤一 「網走番外地 」
脚本:石井輝男
撮影:山沢義一
音楽:
八木正生
主演:高倉健 (橘真一)/アイ・ジョージ(大槻)/田中邦衛(桐川)/室田日出男(張本)/中谷一郎(吉本)/三原葉子(路子)/大坂志郎(路子の夫)/嵯峨美智子(ユミ)/安部徹(依田)/嵐寛寿郎(鬼寅)

シリーズ第二作目

1965
1965/07/10
2007/07/09

145

網走番外地
(日)
☆☆
92分  アクション

監督:石井輝男
原作:伊藤一 「網走番外地 」
脚本:石井輝男
撮影:山沢義一
音楽:
八木正生
主演:高倉健(橘真一)/南原宏治(権田権三)/丹波哲郎(妻木)/安部徹(依田)/嵐寛寿郎(阿久田)/田中邦衛(大槻)/潮健児(囚人A)/佐藤晟也(沢本)/関山耕司(教育課長)/風見章子(母秀子)

シリーズ第一作目

 

1965
1965/04/18
2007/07/09

144

ダイ・ハード4.0
LIVE FREE OR DIE HARD
(米)
☆☆☆☆☆
129分  アクション/サスペンス

監督:レン・ワイズマン
脚本: マーク・ボンバック
撮影:サイモン・ダガン
音楽:
マルコ・ベルトラミ
主演: ブルース・ウィリス(ジョン・マクレーン)/ジャスティン・ロング(マット・ファレル)/ティモシー・オリファント(トーマス・ガブリエル)/クリフ・カーティス(ボウマン)/マギー・Q (マイ・リン)/シリル・ラファエリ(ランド)/メアリー・エリザベス・ウィンステッド( ルーシー・マクレーン)

ブルース・ウィリスが大スターへと飛躍するきっかけとなった人気シリーズ12年ぶりの続編となるサスペンス・アクション。デジタル制御された全米のインフラ機能を襲うサイバー・テロの脅威に、不運なアナログ刑事ジョン・マクレーンが立ち上がる。監督は「アンダーワールド」のレン・ワイズマン。
★観賞点は文句なし5星。ハリウッド・エンターテイメントはここまでやらなけりゃぁ〜と心底思った超娯楽アクション映画だ。今までのシリーズと違い軽妙さはなく、国家を揺るがすサイバーテロとの真っ向勝負。それが今、あの国の象徴なのかも知れない。
がそんなことはどうでも良くなるマクレーンの独壇場は、腹の底から声にならない笑いが込み上げ、いや突き上げてくる。 こざかしい映画も理論はもう沢山。爽快感満タンで劇場を後に出来る映画で気分いいのだ。
テーマは、マクレーンが主役で分かる通り小気味の良い勝者はアナログ、そして人間。
難をいえば、今までのシリーズのアクの強い敵役ではなくITギャングの親玉ティモシー・オリファントの存在感の薄さが、画面に緊迫感がでてこない。だがこれでいいのだろう、設定はあくまでエリートでインテリなのだから、キャスティングは的を得ていると得心しよう。 こうした映画になると音楽ファンとしても「シューター極大射程」の劇中音楽の存在の大きさと違い、劇中音楽はすっかり記憶から抜け落ちている。
それが本当の意味で娯楽アクション映画なのかもしれない?

2007
2007/06/29
2007/07/05

143

昭和残侠伝
(日)
☆☆
91分   任侠

監督:佐伯清
助監督:降旗康男
脚本:山本英明
撮影:星島一郎
作詞:佐伯清/作曲: 水城一狼 唄: 高倉健
音楽:
菊池俊輔
主演:高倉健(寺島清次)/三田佳子(西村綾)/池部良(風間重吉)/菅原謙二(江藤昌吉)/松方弘樹(ジープの政)/梅宮辰夫(ゼロ戦五郎)/山本麟一(羽賀明)/江原真二郎(西村恭太)/室田日出男(日の出の辰)/中山昭二(福永繁)/水島道太郎(岩佐徹造)/潮健児(遠山六兵衛)/八名信夫(島田)/三遊亭円生(大谷)/水上竜子(風間美代)/山本麟一(羽賀明)/亀石征一郎(カストリの安)/梓英子(小沢ユキ)/関山耕司(瀬川)

昭和残侠伝の第一作、意外にも戦後を舞台にしている。
★仁義なきシリーズを先に見てしまったせいかテンポの緩さがかったるい。

1965
1965/10/01
2007/07/04

142

仁義の墓場(日)
☆☆
94分  ドラマ/ヤクザ

監督:深作欣二
原作:藤田五郎
脚本:鴨井達比古
撮影:仲沢半次郎
音楽:
津島利章
主演:渡哲也(石川力夫)/梅宮辰夫(今井幸三郎)/郷えい治(杉浦誠)/山城新伍(田村弘)/ハナ肇(河田修造)/室田日出男(松岡安夫)/田中邦衛(小崎勝次)/今井健二(青木政次)/玉川伊佐男(岡部)/多岐川裕美(石川地恵子)/池玲子(今井照子)/芹明香(ドヤの女)/三谷昇(石工)/関山耕司(刑事)/近藤宏(警察次長)/伊達三郎(親分)/成田三樹夫(梶木昇)/安藤昇(野津竜之助/

昭和21年、新宿ではテキ屋系の4大勢力が縄張りを分けっていた。河田組にいた石川力夫は仲間を伴い、“山東会”の賭場を襲い金を奪って逃走した。これをきっかけに石川たちと山東会の抗争が勃発。石川らは山東会をあっさり壊滅させてしまう。有名な妻の遺骨をかじりながら歩くシーンはあまりにも衝撃的。実在の人切り五郎をモデルに、渡哲也が狂気と暴力の男を鬼気迫る迫力で演じている。
★・・・・?

 

1975
1975/02/15
2007/07/04

141

ザ・シューター/極大射程
SHOOTER
(米)
☆☆☆
125分  アクション/サスペンス  PG-12

監督:アントワーン・フークア
スティーヴン・ハンター 『極大射程』(新潮社刊)
脚本:ジョナサン・レムキン
撮影:ピーター・メンジース・Jr
音楽:
マーク・マンシーナ
主演:マーク・ウォールバーグ(ボブ・リー・スワガー)/マイケル・ペーニャ(ニック・メンフィス)/ダニー・グローヴァー(アイザック・ジョンソン大佐)/ケイト・マーラ(サラ・フェン)/イライアス・コティーズ(ジャック・ペイン)/ローナ・ミトラ(アローデス・ガリンド)/ネッド・ビーティ(チャールズ・ミーチャム上院議員)/ラデ・シェルベッジア(マイケル・サンダー)

原作は『このミステリーがすごい!』で1位に輝くなど日本でも大きな話題を集めたスティーヴン・ハンターの傑作スナイパー小説『極大射程』。監督は「トレーニング デイ」のアントワーン・フークア。
★序章のなぁ〜んてことはない画面をスリリングに引き締めたのはマンシーナの大お手柄。イントロで見せる彼女の写真の件からフークア監督のやり口に疑問を持ってしまった。大概この手は写真の主が死ぬことが決まりで、それが予定調和に死んでいったのには呆れた。そんなこんなで全てなんかなぁ〜と中盤までマンシーナの音に助けられて見ていたが・・・。この映画の本領を発揮するのはそれからで、そおこから最後まで?一気に見終わった。
しかし、みんなが褒めるほどの映画だったのかなぁ〜〜この程度で。期待しすぎたか

2007
2007/06/01
2007/07/04

新宿オスカー劇場

140

アポカリプト
APOCALYPTO
(米)
☆☆☆☆
138分  
アドベンチャー/アクション/サスペンス  R-15

監督:メル・ギブソン
脚本:メル・ギブソン/ファラド・サフィニア
撮影:ディーン・セムラー
音楽:
ジェームズ・ホーナー
主演:ルディ・ヤングブラッド (ジャガー・パウ)/ダリア・エルナンデス(セブン)/ジョナサン・ブリューワー(ブランテッド)/ラオール・トゥルヒロ(ゼロ・ウルフ

マヤ文明の衰退を壮大なスケールで描いたアクション・アドベンチャー。マヤ文明後期の中央アメリカのジャングルを舞台に、狩猟民族の青年が過酷な運命に翻弄されながら家族を救うため奔走する姿を過激な残酷描写を織り交ぜハードなタッチで描き出す。
セリフは全編マヤ語で、キャストは主に映画経験のない若者たちが抜擢された。
★メル・ギブソンよくもまぁ〜こんなテーマの映画を撮る気になったものだと感心させられ、なにか遠い世界の物語を見ているようというかまったくそのまんまなのだが、観劇中妙に力が入ってしまったということは、おもしろかったのだろう。不思議な英雄映画だった。

2006
2007/06/09
2007/07/04
新宿オデオン座

139

関東緋桜一家
(日)
☆☆☆
102分  任侠

監督:マキノ雅弘
脚本:笠原和夫
撮影:わし尾元也
音楽:
木下忠司
主演:藤純子(鶴次)/高倉健(倉元信三)/鶴田浩二(旅清)/若山富三郎(東風斉呑竜)/菅原文太(由次郎)/水島道太郎(河岸政)/木暮実千代(お勢)/待田京介(銀次)/伊吹吾郎(秀吉)/嵐寛寿郎(新堀辰之助)/名和宏 (常吉)/遠藤辰雄(鬼鉄)/金子信雄(警察署長)/石山健二郎/南田洋子/片岡千恵蔵(吉五郎)/藤山寛美/笠置シヅ子
/八名信夫/天津敏/山城新伍/長門裕之

★シリーズ第6作で藤純子引退記念オールスターが出演ゆえに、ストーリーは無理矢理の感がある。しかし、藤純子の姿を見ているだけで至福の喜びがある。
ラストで去ってゆく藤純子がスクリーンのこちら側の観客に「おおせになりました」と腰を折るシーンでの言葉は、観客に向かっているかのような演出が憎い。

1972
1972/03/04
2007/07/03

138

侠客列伝
(日)
☆☆
106分  任侠

監督:マキノ雅弘
脚本:棚田吾郎
撮影:鈴木重平
音楽:
木下忠司
主演:高倉健(大倉伊之助)/菅原謙二(円谷半次郎)/桜町弘子 (お仙)/大木実(早川安五郎/関山耕司(千田与八)/長門裕之 (中原源六)/里見浩太朗(松原喜平)/潮健児(森本太助)/若山富三郎(河野忠七)/中村竹弥(坂上千代松)/宮園純子(浪江)/藤純子(お加代)/曽我廼家明蝶(近藤市兵衛)/河津清三郎(清水竹蔵)/西田良(堀越)/須賀不二男(古川馬之助)/遠藤辰雄(山形米松)/藤山寛美(寛太)/小島慶四郎(良助/鶴田浩二(直木浅次郎)

明治四十年の春、賭博行為禁止条項を含む新刑法が帝国議会を通過した。困惑した関西、関東の親分衆は至誠愛国を旗じるしに日本大同会を結成しようと動き出した。
★東映任侠ものは、生涯青春の記憶から消えることはない。

1968
1968/08/01
2007/07/02

137

逆噴射家族
(日)
☆☆☆
106分  

監督: 石井聰亙
製作: 長谷川和彦/山根豊次/佐々木史朗
プロデューサー: 高橋伴明
原案:小林よしのり
脚本:小林よしのり:
撮影:田村正毅
音楽:
主演:小林克也(小林勝国)/倍賞美津子(小林冴子)/有薗芳記 (小林正樹)/工藤夕貴(小林エリカ)/植木等(小林寿国)

 

やっとの思いで郊外にマイホームを手に入れた小林家。一家の主・勝国は平和で明るい家庭を築こうとするが、そこに祖父の寿国がやって来て住みついてしまう。家族たちの軋轢からストレスが溜りついに勝国は“逆噴射”、突如として家庭内に暴力が吹き荒れる。脚本も担当した小林よしのり原案によるバイオレンス・コメディ。
★へんてこりんな密室劇で、わしゃよぉ〜わからんがおもしろかった!

1984
1984/06/23
2007/07/02

136

ローレライ
(日)
☆☆
128分  

監督:樋口真嗣
原作:福井晴敏 「終戦のローレライ』(講談社刊」
脚本:鈴木智
撮影:佐光朗
音楽:1984
主演:役所広司(絹見真一)/妻夫木聡(折笠征人)/香椎由宇(パウラ・A・エブナー)/柳葉敏郎(木崎茂房)/堤真一(浅倉良橘)/石黒賢(高須成美)/佐藤隆太(清水喜久雄)/國村隼(時岡纏)/小野武彦(岩村七五郎)/鶴見辰吾(大湊三吉)/伊武雅刀(楢崎英太郎)/橋爪功(西宮貞元)/阿川佐和子(西宮桂子)/上川隆也 (作家)/忍成修吾 (土谷佑)

第24回吉川英治文学新人賞及び第21回日本冒険小説協会日本軍大賞受賞の福井晴敏による『終戦のローレライ』を基に第二次世界大戦末期、アメリカによる3発目の原爆投下を巡って繰り広げられる、日本の潜水艦乗組員たちの戦いを描いた海洋アクション。
★CGもストーリーも俳優陣もひたすら緊迫感が感じられず、、なにもかも薄っぺらで腹が立った!特に野球ーボールを友情の小道具に使ったあの場面には、目を背けざるを得なかった。やはりこの手の映画は止めよう
●文化庁支援作品。

2005
2005/03/05
2007/07/01

135

北陸代理戦争
(日)
☆☆☆☆
98分  ヤクザ

監督:深作欣二
脚本:高田宏治
撮影:中島徹
音楽:
津島利章
ナレーター:酒井哲
主演:松方弘樹(川田登)/野川由美子(仲井きく)/地井武男(仲井隆士)/ 高橋洋子(仲井信子)/伊吹吾郎(竹井義光)/矢吹二朗(花巻伝)/西村晃(安本富蔵)/ハナ肇( 万谷喜一)/西田良(麻生常吉)/中原早苗(あさ)/遠藤太津朗(岡野信安)/成田三樹夫(久保利夫)/千葉真一( 金井八郎)/牧冬吉(能田孝)/曽根将之(大崎軍次)/福本清三(押坂仙吉)/林稔侍( 朴竜国)/中谷一郎(吉種正和)/天津敏( 元村武雄)

実録やくざ路線で初めて、雪と寒風の吹く北陸福井を舞台に、中央のやくざの進略に対して、地元やくざの対抗を描く。
★全編手持ちカメラかと思わせるスピード感溢れる場面展開に、常連の役者たちも凄みがまして迫力ある映画だった。ストーリーもよかったのではないか。

1977
1977/02/26
2007/07/01

134  7月

県警対組織暴力
(日)

100分  ヤクザ

監督:深作欣二
脚本:笠原和夫
撮影:赤塚滋
音楽:
津島利章
ナレーター:酒井哲
主演:菅原文太(久能徳松)/梅宮辰夫(海田昭一)/佐野浅夫(吉浦勇作)/山城新伍(河本靖男)/汐路章(塩田忠二郎)/藤岡重慶 (池田)/鈴木瑞穂(三浦)/松方弘樹(広谷賢次)/遠藤太津朗 (大原武男)/室田日出男(柄原進吾)/曽根晴美(沖本九一)/田/金子信雄(友安政市)/小松方正(久保直登)/安部徹(菊地東馬)/池玲子(麻理子)/弓恵子(美也)/橘麻紀(カスミ)/中原早苗 (玲子)

広島抗争事件を背景に一人の悪徳刑事を通して地方誓察の腐敗、捜査刑事とやくざの癒着ぶりを描く。
★文太の悪徳警官は迫力満点だが、なにからなにまで陳腐の一言。

1975
1975/04/26
2007/06/30

133

新仁義なき戦い 組長最後の日
(日)
☆☆
91分  犯罪/アクション/ヤクザ

監督:深作欣二
脚本:吉田貞次
撮影:中島徹
音楽:
津島利章
ナレーター:酒井哲
主演:菅原文太(野崎修一)/和田浩治(中道努)/松原智恵子(麻美)/桜木健一(西本明)/尾藤イサオ(加田伸吉)/多々良純(岩木定春)/中原早苗(久乃)/梅津栄(山田東吉)/地井武男(寒川松蔵)/名和宏(船田政男)/八名信夫(根本鶴吉)/汐路章(小坂市兵衛)/織本順吉(本山孝夫)/小沢栄太郎(坂本英光)/成田三樹夫(松岡光治)/藤岡琢也(米元政夫)/山本麟一(栗原岩男)/南道郎(河原玄次)/川谷拓三(津川一成)/横山リエ(小中み鈴)/小林稔侍(柴田三郎刑事)/三上寛(ター坊)/郷えい治(ジョー)

“新・仁義なき戦い”シリーズ三作目。
★「仁義なき戦い」の吉田貞次、津島利章のテーマ曲も復活配意のだが、なんといっても松原千恵子、和田浩治などの日活俳優の薄っぺらな人物像に、リアリティが感じられない。 これからは、健さん、藤純子などの仁義ある戦い映画に再挑戦しようか

1976
1976/04/02
2007/06/28

1132

新仁義なき戦い 組長の首
(日)
☆☆
94分  犯罪/アクション/ヤクザ

監督:深作欣二
脚本:佐治乾/田中陽造 /高田宏治
撮影:中島徹
音楽:
津島利章
ナレーター:酒井哲
主演:菅原文太(黒田修次)/成田三樹夫(相原重彦)/織本順吉 (井関政治)/室田日出男(赤松猛夫)/山崎努(楠鉄弥)/西村晃 (大和田徳次)/梶芽衣子(美沙子)/ひし美ゆり子(綾)/一の瀬玲奈(露子)/中原早苗(品子)/渡瀬恒彦(須川国光)/小林稔侍 (志村勝男)/三上寛(笹木茂)/汐路章(郷田猪之吉)/睦五郎 (高山音松)/八名信夫(宮井)/内田朝雄(野崎浅次郎)/川谷拓三(刑事)

“新・仁義なき戦い”シリーズ二作目。昭和43年。覚醒剤を主とする密輸品は、古くから関門海峡の周辺を密輸基地に陸揚げされ、日本全国の暴力組織に捌かれていた。その莫大な利権をめぐって対立するヤクザ組織に生きる男たちの、憎悪、猜疑、野望を描く。
★仁義なき戦いの名を冠した、、まったく別物の映画で、まったくいいとこなし。
いわんや三上寛がギターを抱えていきなり登場仕上げくには歌をうたわせたりでなど、突拍子もことの連続にすっかり冷え切ってしまった。

1975
1975/11/01
2007/06/27

131

新仁義なき戦い
(日)
☆☆
98分  犯罪/アクション/ヤクザ

監督:深作欣二
脚本:神波史男/荒井美三雄
撮影:吉田貞次
音楽:
津島利章
主演:菅原文太(三好万亀夫)/金子信雄(山守義雄)/中谷一郎 (難波茂春)/田中邦衛(坂上元)/宍戸錠(橋八郎)/八名信夫 (工藤進)/睦五郎(占部哲男)/佐藤京一(大石)/誠直也(東尾)/渡瀬恒彦(北見登 )/渡瀬恒彦(北見登)/安藤昇(海津卯之吉)/内田朝雄(緒方正義)/名和宏(緒方正範)/汐路章(緒方組若衆)/室田日出男(野崎満州男)/松方弘樹(関勝)/西田良(安本金悟)/志賀勝(笹本)/川谷拓三(玉井)/中原早苗(山守利香)/松尾和子(青木文子)/池玲子(中野恵子)/橘麻紀(富田幸枝)/山城新伍(山守健一)/若山富三郎(青木尚武)

“仁義なき戦い”シリーズ前五部作の装いを変えた新シリーズ第一作目。昭和25年広島・呉にあるやくざ組織の内部分裂、権力闘争をドキュメンタリー風に描いたやくざ映画。
★もはやこれは仁義なき戦いシリーズとは世界観を一緒に捉えることは出来ない。「仁義なき戦い」なのだから任侠にはほど遠いのは分かるが、ただのギャング映画としか見えない。ましてや配役陣が金子信夫の山守親分以外まったく違った人物として登場するので、完結編までを観てきたものには、ただただ混乱するばかりで、どっちらけてしまう。

1974
1974/12/28
2007/06/27

130

アサルト13 要塞警察
ASSAULT ON PRECINCT 13
ジャンル
(米/仏)
☆☆☆
110分  アクション/サスペンス

監督:ジャン=フランソワ・リシェ
脚本:ジェームズ・デモナコ
撮影:ロバート・ギャンツ
音楽:
グレーム・レヴェル
主演:イーサン・ホーク(ジェイク・ローニック)/ローレンス・フィッシュバーン(マリオン・ビショップ)/ジョン・レグイザモ (ベック )/マリア・ベロ(アレックス・サビアン)/ガブリエル・バーン(マーカス・デュバル)/ジェフリー・“ジャ・ルール”・アトキンス(スマイリー)/ドレア・ド・マッテオ(アイリス・フェリー)/ブライアン・デネヒー(ジャスパー・オーシェア

原典は「リオ・ブラボー」。ジョン・カーペンター監督による76年の傑作アクション「要塞警察」を、フランスの新鋭ジャン=フランソワ・リシェ監督でリメイク。大雪で孤立した閉鎖目前の警察署が謎の武装集団の襲撃に遭い、包囲されてしまった警官と凶悪犯たちが協力して敵に立ち向かうさまを壮絶な銃撃戦とスリリングな心理劇を織り交ぜ描く。
★ 密室活劇は心理描写が難しいが、大物俳優は一人も居ないわりに登場人物の扱いが巧。ベッソンの流れかと思わせるスピード感で撮りあげ、最後まで飽きさせずに突っ走る。

(2005
2006/02/18
2007/06/24

 129

 

ストーン・コールド -影に潜む-
STONE COLD
(米)
☆☆☆
87分  サスペンス/犯罪

監督:ロバート・ハーモン
原作:
ロバート・B・パーカー
脚本:ジョン・ファサーノ
撮影:ルネ・オオハシ
音楽:
ジェフ・ビール
主演:トム・セレック/ミミ・ロジャース/ジェーン・アダムス/ヴィオラ・デイヴィス/アレクシス・ジーナ/ポリー・シャノン/ スティーヴン・マクハティ/レグ・ロジャース

小さな町で続発する無差別殺人事件の解決に奔走する警察署長が、凶行を重ねていく容疑者と熾烈な駆け引きを繰り広げるさまをスリリングに描いたクライム・サスペンス。
★ 主人公、トム・セレックの渋い初老の警察署長をはじめ、登場人物が淡々と静かに描かれ、食い足らない面もあるが、こういう手法もなかなか捨てがたい感がある。

2005
TVM
2007/06/24

 128

ベネズエラ・サバイバル
SECUESTRO EXPRESS
(ベネズエラ)
☆☆☆
87分  アクション/犯罪/ドラマ

監督:ジョナサン・ヤクボウィッツ
脚本:ジョナサン・ヤクボウィッツ
撮影:デヴィッド・チョーカー
音楽:アンジェロ・ミィリ
主演:ミア・マエストロ( カルラ)/ルーベン・ブラデス(カルラの父 )/カルロス・フリオ・モリーナ(トレセ)/ペドロ・ペレス(ブドゥ)/カルロス・マデーラ(ニガ)/ジャン=ポール・ルルー(マルティン)

あらゆる犯罪が後を絶たない中南米ヴェネズエラを舞台に、運悪く犯罪一味に誘拐されてしまったカップルの行く末をドキュメンタリー・タッチで描いたクライム・アクション
★大アップの連続やらなんやらのカメラワークの迫力と色彩の強烈なタッチで迫ってくる。

2005
劇場未公開
2007/06/24

127

仁義なき戦い 完結篇
(日)
☆☆☆
98分  アクション/ヤクザ

監督:深作欣二
原作:
飯干晃一「仁義なき戦い」
脚本:笠原和夫
撮影:吉田貞次
音楽:
津島利章
ナレーター:
主演:菅原文太(広能組長)/伊吹吾郎(広能組若頭氏家厚司)/桜木健一(佐伯明夫)/松方弘樹(市岡組組長輝吉)/唐沢民賢(神戸泰男)/小林旭(広島・武田組長)/北大路欣也(松村保)/曽根晴美(藤村勇吉)/宍戸錠(広島・大友組長勝利)/山田吾一 (間野豊明)/誠直也(金沢茂久)/織本順吉(早川組長)/八名信夫(加賀亮助)/山城新伍(江田組長)/田中邦衛(愼原組長)/川谷拓三(守屋等)/金子信雄(山守義雄)/天津敏(河野幸二郎)/内田朝雄(大久保憲一)/野川由美子(杉田の娘かおる)/藤浩子(市岡の情婦寿美子)/中原早苗(明夫の姉村田静子)/賀川雪絵(ホステス江里)/平手君郎(鈴木瑞穂)/橘麻紀(山守の情婦光子)

”仁義なき戦い”シリーズ第5弾・完結篇。
昭和41年。警察の“頂上作戦”で一応終息したかにみえた広島やくざ抗争は、服役していた組長・幹部などの出所をきっかけに、組織の再編成にともなう流血の縄張り争いを再然させた。
★ 成田三樹夫ファンとしては寂しい最終回は、これも好きな俳優の天津敏の迫力のない役柄にががっかり。大友勝利役も千葉真一から宍戸錠に変わってしまうなど興味が薄れる。

1974
1974/06/29
2007/06/24

   126

仁義なき戦い 頂上作戦
(日)
☆☆☆☆
101分  アクション/ヤクザ

監督:深作欣二
原作:
飯干晃一「仁義なき戦い」
脚本:笠原和夫
撮影:吉田貞次
音楽:
津島利章
ナレーター:酒井哲
主演:菅原文太(広能組、広能昌三)/八名信夫(広能組、河西実)/黒沢年男(広能組、竹本繁)/野口貴史(広能組、岩見益夫)/加藤武(打本組、打本昇)/西田良(打本組、森田勉)/長谷川明男 (打本組、福田泰樹)/小林稔侍(打本組、谷口寛)/三上真一郎 (川田組、川田英光)/小倉一郎(川田組、野崎弘)/金子信雄(山守組、山守義雄)/木村俊恵〈山守組、山守利香)/志賀勝(山守組、吉井信介)/田中邦衛(槙原組、槙原政吉)/小林旭(武田組、武田明)/山城新伍(江田組、江田省一)/梅宮辰夫(明石組、岩井信一)/遠藤太津朗〈明石組、相原)/室田日出男(早川細、早川英雄/夏八木勲(早川細、杉本博)/小池朝雄(義西会、岡島友次)/松方弘樹(義西会、藤田正一)/内田朝雄(大久保憲一)/曽根晴美 (上田利男)/中村錦司(石神健次郎)/潮健児(吉川)/鈴木瑞穂 (編集長)/嵐寛寿郎(老師)/汐路章(看守)/中原早苗(菊枝)/賀川雪絵(明美)/渚まゆみ(三重子)

“仁義なき戦い”シリーズの第4作目。
昭和38年春から翌年にかけての、敵対する2つの広域暴力団の代理戦争となった広島抗争を実録タッチで描く。昭和38年春。西日本広域暴力団・明石組とライバル神和会の代理戦争の場と化した広島。明石組系の打本組と広能組、神和会系の山守組の対立は激しさを増し、相次ぐ抗争事件から、市民の批判は高まり、警察は暴力団撲滅運動に乗り出し、“頂上作戦”を敷くのだが……。

1974
1974/01/15
2007/06/22

 125

仁義なき戦い 代理戦争
(日)
☆☆☆☆
102分  アクション/ヤクザ

監督:深作欣二
原作:
飯干晃一「仁義なき戦い」
脚本:笠原和夫
撮影:吉田貞次
音楽:
津島利章
主演: 菅原文太(広能組組長)/小林旭(武田明、村岡組幹部))/渡瀬恒彦 (倉元猛(広能組組長))/山城新伍(江田省一、村岡組幹部)/池玲子(西条の情婦富枝)/中村英子 (エデンのママ江奈) /金子信雄((山守組組長山守義雄)/木村俊恵 (利香(山守の妻))/成田三樹夫 (松永弘(村岡組幹部))/加藤武 (打本昇(打本組組長))/山本麟一 (宮地輝男(明石組若衆頭))/川谷拓三(西条勝治(広能組若衆))/内田朝雄 (大久保憲一)/遠藤辰雄 (相原重雄(明石組舎弟)/室田日出男 (早川英男(早川組組長)/大前均 (若杉三郎(プロレスラー))/曽根晴美 (上田利男(上田組組員))/中村錦司 (伊丹義一(神谷会副会長))/名和宏 (村岡常夫(村岡組組長))/田中邦衛 (槇原政吉(槇原組組長))/丹波哲郎 (明石辰男(明石組組長) )/梅宮辰夫 (岩井信一、明石組若衆)

“仁義なき戦い”シリーズの第3弾。
昭和35年、広島。広島最大のヤクザ組織・村岡組のナンバー1杉原が、博奕のもつれから九州のヤクザに殺される。これを機に、村岡組の跡目を巡って熾烈な抗争が勃発。やがて、それは日本を代表する巨大暴力団同士の、広島を舞台とした代理戦争へと発展していく。ヤクザ組織の抗争の中で展開する欲望と裏切り、そして凄惨な復讐のさまを描く。

1973
1973/09/25
2007/06/21

124

仁義なき戦い 広島死闘篇
(日)
☆☆☆☆
100分  アクション/ヤクザ

監督:深作欣二
原作:
飯干晃一「仁義なき戦い」
脚本:笠原和夫
撮影:吉田貞次
音楽:
津島利章
ナレーター:酒井哲
主演:菅原文太(広能昌三)/前田吟(島田幸一)/金子信雄(山守義雄)/名和宏(村岡常夫)/成田三樹夫(松永弘)/北大路欣也(山中正治)/山城新伍(江田省三)/小池朝雄(高梨国松)/遠藤辰雄(時森勘市)/川谷拓三(岩下光男)/千葉真一(大友勝利)/室田日出男(中原敬助)/八名信夫(浅野卓也)/木村俊恵(山守利香)/志賀勝(寺田)/加藤嘉(大友長次)/中村錦司(倉光俊男)/梶芽衣子(上原靖子)/小松方正(南良坂誠)/汐路章(修験者)

昭和27年、広島。“仁義なき戦い”シリーズの第2弾。日本のヤクザ社会でも他に類を見ない壮絶をきわめた“広島ヤクザ抗争”を描くバイオレンス・アクション・ヤクザ映画。
★菅原文太の主役が脇に回ったやくざの愛情物語編みたいになってしまった感がある。
この回は、なんといっても暴れまくりがなり散らす千葉真一が迫力満点で圧巻。とはいっても、脇を固める役者陣無くしては語れないこのシリーズ。なかでも成田三樹夫の存在無くしては・・・なのだ。

1973
1973/04/28
2007/06/19

 123

仁義なき戦い
(日)
☆☆☆☆
99分  アクション/ヤクザ

監督:深作欣二
原作:
飯干晃一「仁義なき戦い」
脚本:笠原和夫
撮影:吉田貞次
音楽:
津島利章
ナレーター:小池朝雄
主演:菅原文太(広能昌三)/松方弘樹(坂井鉄也)/田中邦衛( 槙原政吉)/中村英子(国弘鈴江)/渡瀬恒彦(有田俊雄)/伊吹吾郎 (上田透)/金子信雄(山守義雄)/木村俊恵(山守利香)/川地民夫(神原精一)/渚まゆみ( 新庄秋子)/内田朝雄(大久保憲一)/ 三上真一郎(新開宗市)/名和宏( 土居清)/中村錦司(中原重人 )/曽根晴美(矢野修司)/大前均(野方守)/志賀勝(横川)/川谷拓三(江波)/片桐竜次(目崎武志)/梅宮辰夫(若杉寛)

“仁義なき戦い”シリーズの記念すべき第1作目。
日本暴力団抗争史上で最も多くの血を流した“広島ヤクザ抗争”を、渦中の人物“美能組”元組長の獄中手記を基に描いた飯干晃一の同名ノンフィクションの映画化。
深作欣二監督が、斬新で迫力ある映像を駆使してドキュメンタリー・タッチで描いた大ヒット実録ヤクザシリーズ。

1973
1973/01/13
2007/06/19

122

悪名縄張荒らし
(日)
☆☆
104分  アクション/任侠・ヤクザ
東宝(勝プロ)

監督:増村保造
製作:勝新太郎/西岡弘善
原作:今東光
脚本:依田義賢
撮影:宮川一夫
音楽:
富田勲
主演:勝新太郎(朝吉)/北大路欣也 (貞)/中村鴈治郎(長政の元締)/アイ・ジョージ(カポネ)/大滝秀治(シルクハットの親分)/望月真理子(お絹 )/十朱幸代(琴糸)/太地喜和子(お照)/田武謙三(吉岡)/須賀不二男(長五郎)/杉村春子(麻生イト)/悠木千帆(おしげ)/今福正雄(おしげの伯父)/伊佐山ひろ子(チェリィ)/ 財津一郎(源八)/今井健二(勝)/藤田まこと(河太郎)/小島慶四郎(辰吉)

かって大映で映画化された「悪名」シリーズの再映画化。

1974
1974/04/24
2007/06/20

121

悪名一番勝負
(日)
☆☆
95分  アクション/任侠・ヤクザ
大映

監督:マキノ雅弘
原作:
今東光
脚本:マキノ雅弘/宮川一郎
撮影:今井ひろし
音楽:
鏑木創
主演: 勝新太郎( 朝吉)/江波杏子(おりん)/安田道子( お浜)/田村高広(放れ駒の政吉)/津川雅彦( 川流れの仙次)/小川真由美(お妙)/山本学(花島卯之助)/辰巳柳太郎(河徳)/水島道太郎( 白石鉄之助)河津清三郎(大西寅松)/金子信雄(金やん)/石山健二郎(柳)/内田朝雄(島田常務)/芦屋小雁(銀三)/五味龍太郎(作次郎)/石浜裕次郎(古着屋の音吉)

シリーズ15作目
★安田道代、ほか女優陣が生き生きと描かれて気持ちがいい。

1969
1969/12/271
2007/06/20

120

蛇イチゴ
(日)
☆☆
108分   ドラマ/コメディ

監督:西川美和
脚本:西川美和
撮影:山本英夫
美術:磯見俊裕
音楽:
中村俊
主演:宮迫博之(明智周治)/つみきみほ(明智倫子)/平泉成(明智芳郎)/大谷直子(明智章子)/笑福亭松之助(明智京蔵)/手塚とおる(鎌田賢作)/絵沢萠子(喜美子)/寺島進(前田)/蛍原徹(通夜会場の男)

音信不通だった放蕩息子の帰省から、平穏を保っていた一家のバランスが崩れ、やがて再生していくまでを描いたシニカル・コメディ。監督は「DISTANCE/ディスタンス」など是枝作品で助監督を務め、これが劇場映画デビューでその後「ゆれる」で評判をとる西川美和。
★ けっこう評判を撮った映画だと思うのだが、日本映画特有のチマチマとした家庭劇のテーマでなにをやってるのよといいたくなるような、腰のない情けなさが際だつ。

●2003年日本映画プロフェッショナル大賞 ■ 新人監督賞 西川美和

2003
2003/09/06
2007/06/18

119

ロバと王女
(仏)
☆☆☆
92分  ミュージカル/ファンタジー

監督:ジャック・ドゥミ
脚本:ジャック・ドゥミ
撮影:ギスラン・クロケ
音楽:
ミシェル・ルグラン
主演: カトリーヌ・ドヌーヴ(ロバの女王)/ジャン・マレー(0父大様/ジャック・ペラン/デルフィーヌ・セイリグ/ミシュリーヌ・プレール

シャルル・ぺローの童話『ロバの皮』を元に、王様役にジャン・マレーを登用してジャン・コクトーの「美女と野獣」へのオマージュメルヘン・ミュージカル。1970年、幻の傑作が最新デジタル技術で修復され、30余年を経て公開当時の色彩/音質で鮮やかに蘇った。
実の父である王様の求婚された王女は、森の妖精に相談しロバの皮で身を隠し城から逃げ出し、ある村で家畜の世話係として暮らす。王女を見た王子はその正体も知らず一目惚れ。 ★王女役のカトリーヌ・ドヌーブの絢爛豪華な衣装とその美貌が凄い。正攻法な映画作りでメルヘンの世界に誘導されてゆくのが気持ちよい!ルグランのスコアがとにかくいい。

1970
1971/08/
2007/06/18

118

蜘蛛巣城
(日)
☆☆☆☆
110分   時代劇/ドラマ

監督:黒澤明
原作:
ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
脚本:小国英雄 /橋本忍 /菊島隆三/黒澤明
撮影:中井朝一
美術:村木与四郎
音楽:
佐藤勝
主演:三船敏郎(鷲津武時)/ 山田五十鈴(妻浅茅)/志村喬 (小田倉則保)/久保明( 義照(三木義明の嫡子))/太刀川洋一(国丸(都筑国丸の嫡子))/千秋実 (三木義明)/佐々木孝丸(城主都築国春 )/ 清水元 (鷲津の郎党1)/ 藤木悠( 鷲津の郎党2)/土屋嘉男(鷲津の郎党3)/ 高堂国典(武将1)/富田仲次郎(武将2)/稲葉義男( 武将3)/土屋詩朗(武将4)/上田吉二郎(鷲津の親兵A)/谷晃 (鷲津の親兵B)/ 堺左千夫(鷲津の親兵C)/ 沢村いき雄(鷲津の親兵D)/大村千吉(鷲津の親兵E)/ 三好栄子(城の老女)/ 浪花千栄子( 物の怪の老婆)/小池朝雄(都築の使武者3)/加藤武(都築警護の武士1)/高木均(都築警護の武士2)/木村功(幻の武者1)/ 宮口精二(幻の武者2 )/ 中村伸郎 (幻の武者3)

シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え様式美に拘り描いた戦国武将の一大悲劇。鷲津武時は謀反を起こした敵を討ち、その帰途の森で出会った老婆から不思議な予言を聞く。やがて予言通り事が運び始めると、欲望に取り憑かれた妻にそそのかされて主を殺し、自ら城主の地位につくのだったが
★鷲津に雨霰とふりそそぐ矢ぶすまの凄さは、黒澤のやり口にしては悩むところだ。にしても、ガキの頃見たこの映画を再三観賞しているが、いつもこの配役のクレジットを見ると、時代の流れを見る思いである。そしてその一人一人の役者たちの、腰を落とした侍の立ち居振る舞いが実に格好がいい。近代、時代物を見る機会があるがこの形が皆無な。これみな全て、時代が為せることと思ってしまうのは、時代を生きてしまったオッサンの郷愁なのか?

1957
1957/01/15
2007/06/16

117

世界でいちばん不運で幸せな私
JEUX D'ENFANTS
LOVE ME IF YOU DARE
(仏/白耳義)
☆☆☆☆
94分  ロマンス/コメディ/ドラマ

監督:ヤン・サミュエル
脚本:ヤン・サミュエル
撮影:アントワーヌ・ロッシュ
音楽:
フィリップ・ロンビ
主演:ギョーム・カネ(ジュリアン)/マリオン・コティヤール (ソフィー)/ボー・ヴェルアーゲチ(ジュリアン(8歳))/ジョゼフィーヌ・ルバ=ジョリー(ソフィー(8歳))/ジェラール・ワトキンス (ジュリアンの父親)/ジル・ルルーシュ(セルゲイ )/ジュリア・フォール(ソフィーの姉)/レティシア・ヴェネチア(クリステル)/ エロディー・ナヴァール( オーレリー)

これまでイラストレーターや漫画家などマルチに活躍してきたヤン・サミュエルの長編初監督作品。幼い頃に2人の間だけで始めたゲームを引きずり、本当の愛へ踏み出せない幼馴染みが成長しても相手への気持ちが愛情に変わっても、依然としてゲームばかりを続ける2人が辿るあまりに遠回りな愛の行方をユニークな語り口と印象的な映像で綴るロマンティックなファンタジー・ラブ・コメディ。
★世の中には面白い映画があるもんのだ。多分日本人に永遠に描ききれない、成熟した大人のファンタジーなのだ。あの国の映画は人の心の襞が見えないところが、俺は好きなのだ。

2003
2004/09/25
2007/06/14

116

ミュリエルの結婚
MURIEL'S WEDDING
(豪)
☆☆☆
105分  コメディ

監督:P・J・ホーガン
脚本:P・J・ホーガン
撮影:マーティン・マクグラス
音楽:
ピーター・ベスト
主演:トニ・コレット/ビル・ハンター/レイチェル・グリフィス/ジャニー・ドライナン/ジニー・ネヴィンソン/ダニエル・ラパイン/マット・デイ

有力者の娘として育ったミュリエルは、その容姿の上に高校を中退したため、友人らからも敬遠されていた。しかし結婚願望が強かった彼女は、名前をマリエルと変え、シドニーへ相手を見つけに出発する。アバの曲“ダンシング・クイーン”のような人生を夢見て、親友のロンダと共に恋人を探し続けるが……。理想の結婚を果たすまでを描いたコメディ映画。 ★たいした映画ではないが、ブスな女が何時か美人のブリジット・ジョーンズの二番煎じと観ていたが、最後までブスはブスとして描ききったところにこの監督の意地を観た。
●1994年オーストラリア・アカデミー賞 ■4部門受賞

1994
1996/10/
2007/06/14

115

ブロークン・フラワーズ
BROKEN FLOWERS
(米)
☆☆☆☆
106分  ドラマ/コメディ

監督:ジム・ジャームッシュ
脚本:ジム・ジャームッシュ
撮影:フレデリック・エルムズ
音楽:
主演:ビル・マーレイ(ドン・ジョンストン)/ジェフリー・ライト(ウィンストン)/シャロン・ストーン( ローラ)/フランセス・コンロイ(ドーラ)/ジェシカ・ラング(カルメン)/ティルダ・スウィントン(ペニー)/ジュリー・デルピー(シェリー)/クロエ・セヴィニー/アレクシス・ジーナ/マーク・ウェバー

かつてのプレイボーイが、自分の息子がいるという差出人不明の手紙を手に、昔の恋人たちを訪ねる旅に出るオフビート・コメディ。
★ビル・マーレイのほとんど無気力と行ってもいいジャージの似合うオッサンのダラダラ生活感をジャージで決めている。こんな設定の映画は日本では無理だろうけど、手紙の主も倅も出現しない尻切れトンボな結末は、観客にバトンを渡したのだろうけどがっかり。
●2005年カンヌ国際映画祭 ■ 審査員特別グランプリ ジム・ジャームッシュ

2005
2006/04/29 2007/06/14

114

麦秋
(日)
☆☆☆☆
124分  ドラマ/コメディ

監督:小津安二郎
脚本:小津安二郎/
野田高梧
撮影:
厚田雄春
美術:浜田辰雄
音楽:
伊藤宣二
主演:原節子(間宮紀子)/笠智衆(間宮康一)/三宅邦子(間宮史子)/菅井一郎(間宮周吉)/東山千栄子(間宮しげ)/ 高堂国典 (間宮茂吉)/淡島千景(田村アヤ)/杉村春子(矢部たみ)/二本柳寛(矢部謙吉)/井川邦子(安田高子)/高橋豊子(田村のぶ)/宮口精二(西脇宏三)/佐野周二(佐竹宗太郎 )

結婚にあまり興味のない娘と、そんな娘に早く結婚してほしいと気を揉む家族を中心にさりげない日常をユーモアを織り交ぜ淡々と細やかに描く。敗戦後わずか6年の作品とは思えないモダンな息づかいには驚かずにはいられない。
★改めてみた感想。敗戦6年後という暗さなど微塵も感じさせぬ飛び抜けた明るさとコミカルなタッチには驚いてしまう。小津の作品は、当時の時代背景や生活空間を具に映像に残してくれたので、俺の世代は時代の背景を愛でながら物語を楽しめる、これ特権。
小津の趣味が色濃く反映する原節子は全てに大振りな外国調で何時になっても馴染めない。●1951年ブルーリボン賞 ■ 主演女優賞 原節子 「めし」に対しても
■ 助演女優賞 杉村春子 「めし」、「命美わし」に対しても ■ 監督賞 小津安二郎

1951
1951/10/03
2007/06/14

113

イベリア 魂のフラメンコ
IBERIA
(西班牙)
☆☆☆☆
95分  音楽ドキュメンタリ

監督:カルロス・サウラ
脚本:カルロス・サウラ
撮影:ホセ・ルイス・ロペス=リナレス
美術:カルロス・サウラ
音楽:
ロケ・バニョス
主演:サラ・バラス/アイーダ・ゴメス/アントニオ・カナーレス/ ミゲル・アンヘル・ベルナ/パトリック・デ・バナ/マノロ・サンルーカル/エンリケ・モレンテ/エストレージャ・モレンテ/ ロサ・トーレス=パルド

「カルメン」「恋は魔術師」などで知られ、女優ジュウラルディン・チャンップリンを妻に持つフラメンコ映画の巨匠カルロス・サウラ監督が、スペインの偉大な作曲家イサーク・アルベニスの組曲『イベリア』にイメージを得て撮り上げたダンス・パフォーマンス・ドキュメンタリー。現在のスペインを代表する一流アーティストたちが豪華に集結、フラメンコに加えて、現代舞踊、バレエ、ジャズなど多様なダンス、音楽を織り交ぜ、独創性溢れる官能と情熱のパフォーマンスを繰り広げる。
★情熱と官能が民族音楽としてある国民性を思うと、ラテンに憧れる自分がそこにいた。が、観賞後冷静を取り戻すゆるやかな時間のなかで、あの世界は中に入るものではなく外からちょっかい出しているくらいがちょうどいいと思う、素の自分に返っていた。

2005
2006/02/04
2007/06/13

112

スリーピー・ホロウ
SLEEPY HOLLOW
(米)
☆☆☆☆
98分  ホラー/サスペンス/ミステリ

監督:ティム・バートン
原作:ワシントン・アーヴィング
脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
撮影:エマニュエル・ルベツキ
衣装:コリーン・アトウッド
音楽:
ダニー・エルフマン
主演:ジョニー・デップ(イカボッド・クレーン捜査官)/クリスティナ・リッチ(カトリーナ・ヴァン・タッセル)/ミランダ・リチャードソン(ヴァン・タッセル夫人)/マイケル・ガンボン(バルタス・ヴァン・タッセル)/キャスパー・ヴァン・ディーン(ブロム・ヴァン・ブラント)/イアン・マクディアミッド(トーマス・ランカスター医師 )/マイケル・ガフ(ジェームズ・ハーデンブルック書記 )/クリストファー・リー(ニューヨーク市長)/ジェフリー・ジョーンズ(スティーンウィック牧師)/マーク・ピッカーリング(ヤング・マスバス)/リサ・マリー( レディ・クレーン)/クリストファー・ウォーケン(首のない騎士)

ティム・バートン監督が“首なし騎士”の伝説を映画化した、ゴシック・ホラー。
首なし騎士を具現化した映像や、不気味でユーモラスな美術などバートン色が満載。1799年、NY郊外の村で人間の首を切り落とす猟奇的な連続殺人事件が発生した。調査に訪れた市警捜査官のイガボットは、南北戦争で殺され自分の首を求めてさまよう幽霊騎士の伝説を聞かされる。
★パニックに続いてひさびさのホラー。それもバートン、デュップという取り合わせに期待感いっぱい。いわゆるゴシックホラーなのだがストーリーも面白く飽きさせなかった。なんといってもセット、衣装が素晴らしい。そのセットの中でそれを着る役者連も見事。
極めつけは、クリストファー・ウォーケンの首なしの騎士の無気味さは、彼なくしては! ●1999年アカデミー賞 ■ 美術賞 リック・ハインリクス
●19999年LA批評家協会賞 ■ 美術賞 リック・ハインリクス
●1999年英国アカデミー賞 ■ プロダクションデザイン賞 ■ 衣装デザイン賞

1999
2000/02/26 2007/06/13

111

プレステージ
THE PRESTIGE
(米)
☆☆☆☆☆
130分 ミステリ/SFファンタジ/サスペンス  

監督:クリストファー・ノーラン
製作: クリストファー・ノーラン/アーロン・ライダー
原作:クリストファー・プリースト 『奇術師』(早川書房刊)
脚本:クリストファー・ノーラン/
ジョナサン・ノーラン
撮影:ウォーリー・フィスター
衣装デザイン:ジョーン・バーギン
音楽:
デヴィッド・ジュリアン
主演:ヒュー・ジャックマン(ロバート・アンジャー)/クリスチャン・ベイル (アルフレッド・ボーデン)/スカーレット・ヨハンソン(オリヴィア)/マイケル・ケイン(カッター)/デヴィッド・ボウイ( ニコラ・テスラ)/パイパー・ペラーボ( ジュリア・マッカロー)/アンディ・サーキス(アレー)/レベッカ・ホール (サラ)

世界幻想文学大賞を受賞を受賞したクリストファー・プリーストの傑作『奇術師』を、「メメント」「バットマン ビギンズ」のクリストファー・ノーラン監督が映画化したミステリアス・ファンタジー・サスペンス。19世紀末のロンドンを舞台に、互いに激しいライバル心を募らせる2人の天才マジシャンの壮絶な確執が行き着く驚愕の顛末を幻想的かつトリッキーに描き出す。
★吉祥寺まで111本目の映画を観てきた。奇しくも11111の五並び・・・だからなんということでもないのですけど、なんとなく気分がいい。映画のタイトルは「プレステージ」オレにとって新作映画では久々の五つ星・・・満点。映画の三大要素である、脚本、演出、演技がぎっしり詰まっている。くわえて衣装、美術がピカ一。映画には良くある手だが「決して結末を人に話してはいけない」冒頭の約束。このやり口に散々酷い目に遭ってきた、何度も何度も裏切られてきたが、今度ばかりは「よしわかった」決して人には言えない、約束しましょう!プロローグからスクリーン上で展開されるすべての言葉や事象がエピローグに向けての伏線になっていて、知的で優雅で上品なSFファンタジー。マジックや、トリックがこの映画のテーマではないが、結末は、あっぁ〜やばい!。ともかく完成度はいたって高い作品だったので、観賞後これも久々に大満足でパンフレットを600円で買った。クリストファー・ノーラン監督は、キャスティング(一部)、脚本(実弟)、撮影、編集、音楽まで全てのスタッフを固定にしているのが成功の鍵か?

2006
2007/06/09
2007/06/11

吉祥寺東亜

110

ポセイドン
POSEIDON
(米)
☆☆☆
98分  パニック/アドベンチャ/サスペンス

監督:ウォルフガング・ペーターゼン
原作:
ポール・ギャリコ
脚本:マーク・プロトセヴィッチ
撮影:ジョン・シール
音楽:
クラウス・バデルト
主演:カート・ラッセル(ロバート・ラムジー)/ジョシュ・ルーカス( ディラン)/ジャシンダ・バレット ( マギー)/リチャード・ドレイファス(リチャード)/ジミー・ベネット( コナー)/エミー・ロッサム(ジェニファー)/マイク・ヴォーゲル(クリスチャン )/ミア・マエストロ(エレナ)/アンドレ・ブラウアー(ブラッドフォード船長)/ケヴィン・ディロン( ラッキー・ラリー)/フレディ・ロドリゲス(マルコ・バレンタイン)/カーク・B・R・ウォーラー(レイノルズ)/ステイシー・ファーガソン(グロリア )/ケリー・マクネア( エミリー)/ゴードン・トムソン/

72年に製作されたパニック映画の金字塔「ポセイドン・アドベンチャー」を、「トロイ」「パーフェクト ストーム」のウォルフガング・ペーターゼン監督が最新の映像技術を駆使してリメイクしたスペクタクル超大作。
★いかんせん主役のカート・ラセエルの鈍重な動きで緊迫感がさっぱり伝わってこない。脇に廻わり、爺臭さをぷんぷん放っていたった リチャード・ドレイファスの方が敏捷に見えるほどだった。もっともこの映画そのものが鈍重で、登場人物がイヤなヤツが多いのですっきりしない。パイレーツ・オブ・カリビアのクラウス・バデルトの音楽も変てこだった。

2006
2006/06/03 2007/06/10

109

イントゥ・ザ・ブルー
INTO THE BLUE
(米)
☆☆☆
111分  サスペンス/アクション/アドベンチャー

監督:ジョン・ストックウェル
脚本:マット・ジョンソン
撮影:シェーン・ハールバット
水中撮影:ピーター・ズッカリーニ
音楽:
ポール・ハスリンジャー
主演:ポール・ウォーカー(ジャレッド)/ジェシカ・アルバ(サム)/スコット・カーン(ブライス)/アシュレイ・スコット(アマンダ)/ジョシュ・ブローリン(ベーツ)/ジェームズ・フレイン( レイエス)/タイソン・ベックフォード

カリブの海を舞台に欲望とロマンがスリリングに交錯するアドベンチャー・サスペンス。 カリブ海に浮かぶバハマでダイビング・インストラクターをしているジャレッド。いつか沈没船を見つけてお宝を手に入れたいと夢見る彼は、ハリケーンが通り過ぎた海で、ついに沈没船の一部を発見する。それが何百万ドルもの金塊を積んだまま難破したと伝えられる“ゼフィア号”と確信したジャレッドは、恋人のサム、幼なじみのブライスらとともに自分たちだけで引き上げようと誓い合う。ところが、そのすぐそばには麻薬を積んだ密輸飛行機も墜落していた。しかし、せっかく見つけた沈没船の存在を隠しておきたい彼らは、警察への届け出をためらう
★サスペンスタッチなのだがどこかぼんやりとした気迫の無さの展開に、カリブの海かぁ〜きれいだなぁ〜と観ていてのんびりしてしまう。しかしこの映画の収穫は、なんといってもヒロインのジェシカ・アルバの魅力に尽きる。

2005
2005/11/05
2007/06/10

108

パーフェクト ストーム
THE PERFECT STORM(米)
☆☆☆☆
130分  パニック/サスペンス/アドベンチャー

監督:ウォルフガング・ペーターゼン
原作:セバスチャン・ユンガー
脚本:ビル・ウィットリフ/ボー・ゴールドマン
撮影:ジョン・シール
音楽:
ジェームズ・ホーナー
主演:ジョージ・クルーニー(ビリー)/マーク・ウォールバーグ(ボビー)/ダイアン・レイン(クリスティーナ)/ジョン・C・ライリー(マーフィー )/ウィリアム・フィクトナー/カレン・アレン/ボブ・ガントン/メアリー・エリザベス・マストラントニオ/ジョン・ホークス/ジョシュ・ホプキンス /ラスティ・シュウィマー

1997年、史上最大の大嵐“グレイス”が、ある漁師たちに襲いかかる、彼らの運命を実話に沿って描いてゆく。
★久しぶりのパニック映画、それも海洋ものだけあって海が荒れ狂う迫力満点な映像に、肩の力が抜けず、けっこう疲労感が残った。まぁ〜それだけ迫力あったということだろう。 ●200年英国アカデミー賞  ■ 特殊視覚効果賞

2000
2000/07/29
2007/06/10

107 

関東無宿
(日)
☆☆
93分  任侠

監督:鈴木清順
原作:平林たい子 (地底の歌)
脚本:八木保太郎
撮影:峰重義
美術:木村威夫
音楽:
池田正義
主演:小林旭(伊豆組幹部鶴田光雄)/伊藤弘子(女博徒岩田辰子)/平田大三郎(ダイヤモンドの冬)/松原智恵子(伊豆トキ子)/中原早苗(山田花子)/進千賀子(市川松江)/信欣三(刺青師)/殿山泰司(伊豆荘太)/伊藤雄之助(おかる八)/安部徹(吉田大竜)/野呂圭介(びっくり鉄)/高品格(刑事)

★まさに映画全盛期探で1963年のこの年になんと以下の4本の映画を精力的に撮っている、偵事務所23 くたばれ悪党ども (1963) / 野獣の青春 (1963) / 悪太郎 (1963) /関東無宿 (1963)
飄逸な役をやらせたら天下一品の味を発揮する伊藤雄之助、殿山泰司のふたりが、迫力満点な裏街道の強面を演じきっていたのが、ひろいもの。旭の劇画帳のメークにはげんなりだ。

1963
1963/11/23
2007/06/09

ジャンル 106

 

探偵事務所23 くたばれ悪党ども
ジャンル (日)
☆☆☆
89分  アクション/コメディ

監督:鈴木清順
原作:
大藪春彦 (探偵事務所23)
脚本: 山崎巌
撮影:峰重義
音楽:
伊部晴美
主演:宍戸錠(田島英雄)/笹森礼子(千秋)/星ナオミ(サリー)/楠侑子(美佐)/金子信雄(熊谷警部)/佐野浅夫(田島神父)/土方弘(堀内)/初井言栄(入江)/信欣三(畑野)/川地民夫(真辺)

★鈴木清順が生んだハードボイルドヒーロー宍戸錠がおしゃれでキザで品が良く格好いい。40年も前にあれだけ欧米を意識させるスタイリッシュな役者がいたという事実を知る上でも是非押さえておきたい作品だろう。日本映画界の最高のキャラクターではないだろうか。モダンな気配もない初井言栄の存在がミスキャストでもなく面白く扱われ、これもいい。

1963
1963/01/27
2007/06/09

105

すべての美しい馬
ALL THE PRETTY HORSES
(米)
☆☆
116分  ドラマ/青春/西部劇

監督:ビリー・ボブ・ソーントン
原作:
コーマック・マッカーシー
脚本:テッド・タリー
撮影:バリー・マーコウィッツ
音楽:ラリー・パクストン/マーティ・スチュアート/クリスティン・ウィルキンソン
主演:マット・デイモン(ジョン・グラディ)/ヘンリー・トーマス(レイシー)/ペネロペ・クルス(牧場主娘アルハンドレラ)/ルーカス・ブラック(少年ジミー)/ルーベン・ブラデス(牧場主ロチャ) /ミリアム・コロン(大叔母アルフォンサ) /ブルース・ダーン(判事)/ ロバート・パトリック(コール)/サム・シェパード(フランクリン)/エリザベス・イバーラ

コーマック・マッカーシーの同名ベストセラー小説で、ひとりの青年の成長を描く。
1949年、テキサス州。父の牧場を継ぐことを望んでいたジョンだったが、父の死後、母は土地を売り払ってしまう。カウボーイの夢を諦めきれないジョンは、友人のレイシーとともに、新たな土地を求めてメキシコへ向けて旅に出でてゆく。
★中盤まで青春を讃える大いなる硬派な叙事詩かと思わせたが、ペネロペの登場とともに恋という不条理に翻弄され各人の人生の破綻を見せる軟派映画となってしまった。
美しい馬という原題はどこへ・・・と疑念が沸いてしまうし、後半の意味のないストーリーにしつようにかぶさるカット、安直な結末への流れが見え透いて気分がそがれた。
マット・デイモンは文句なくいい役者なのに、彼の硬派な面を生かせば・・・残念
この監督、アンジェリーナ・ジョリーと結婚した記憶がある。ふん、うらやましやつだ!

2000
2001/06/30
2007/06/08

104

神々の深き欲望
(日)
☆☆☆☆
175分  ドラマ

監督:今村昌平
脚本:今村昌平/長谷部慶次
撮影:栃沢正夫
製作進行:長谷川和彦
音楽:
黛敏郎
主演:三国連太郎 (太根吉 )/河原崎長一郎 (太亀太郎 )/嵐寛寿郎 (太山盛 )/沖山秀子 (太トリ子 )/松井康子(太ウマ )/北村和夫 (刈谷)/加藤嘉 (竜立元 )/小松方正 (島尻 )/細川ちか子 (東夫人 )/浜村純 (里徳里 )/扇千景 (刈谷夫人 )/殿山泰司 (比嘉 )/原泉(竜ウナリ)

今村昌平監督が初カラー作品。神話が息づく南の島を舞台に、島を支配する因襲と葛藤する人々を通して人間の生と性を描いた人間ドラマの傑作。
現代文明と隔絶しているある南の島。二十数年前、島は暴風と津波が猛威を振るう。嵐が過ぎ去ると、根吉の作っている神田に真っ赤な巨岩が出現していた。島民たちは凶事の原因について話し合い、島の神事を司る根吉が妹ウマと淫らな関係にあるためだと彼らを罰する。そんなある日、東京から技師が開発工事の事前調査に訪れた。しかし、調査はことごとく島民の妨害に遭ってしまう。
★再々最観賞映画だが、歳をとった分量だけ鑑賞眼が肥えてくるのか、好感度倍増なのだ。

1968
1968/11/22
2007/06/07

103

エージェント・コーディ ミッション in LONDON
AGENT CODY BANKS 2:
エージェント・コーディ ロンドンへ行く(WOWOW)
DESTINATION LONDON
(日)
☆☆
100分  コメディ/アクション/ファミリー

監督:ケビン・アレン
製作総指揮:マドンナ /マーク・モーガン ets
原作:
ハラルド・ズワルト/ディラン・セラーズ/ドン・ライマー
脚本:ドン・ライマー
撮影:デニス・クロッサン
音楽:
マーク・トーマス
主演:フランキー・ムニッズ /アンソニー・アンダーソン/ハンナ・スピアリット/シンシア・スティーヴンソン /ダニエル・ローバック/アンナ・チャンセラー/キース・アレン/ジェームズ・フォークナー/デヴィッド・ケリー/サンティアゴ・セグーラ /キース・デヴィッド/ポール・ケイ

CIAの少年エージェントが今度はロンドンへ飛び、裏切り者が盗んでいった国家のトップ機密ソフトの奪還に奔走する姿を描いたスパイ・アクション・コメディの第2弾。
★ホームコメディの一種なのだろうが、セット、小物など007シリーズより恐ろしく金をかけている。制作者を観たら蒼々たるメンバーが勢揃いで、シリーズ化されているというのもなるほどとうなずける。キャメロン・ディアス似のハンナ・スピアリットの将来楽しみ。

2004
劇場未公開
2007/06/05

102

三人の女
3 WOMEN
(米)
☆☆☆
124分  ドラマ

監督:ロバート・アルトマン
製作:ロバート・アルトマン
脚本: ロバート・アルトマン
撮影:チャールズ・ロッシャー・Jr
音楽:
ジェラルド・バズビー
主演:シェリー・デュヴァル(ミリー)/シシー・スペイセク(ピンキー・ローズ)/ジャニス・ルール(ウィリー) /ロバート・フォーティエ(エドガー) /ルース・レルソン/ジョン・クロムウェル(ピンキーの父)/パトリシア・レズニック/デニス・クリストファー

カリフォルニアのパーム・スプリングスを舞台に、女3人の関わりを通じて女同志の虚栄、反発、嫉妬などの感情のからみを描く
★鬱陶しい女の世界をこれでもかと暴き出すアルトマンのえぐさに圧倒されっぱなし。  良かったのか、悪かったのか?無気味な女三人のあり方に観賞後の言葉さえなく気分も晴れない。 シシー・スペイクのアップの顔が蛇に見えて仕方がなかった、うぅ気味悪・・・ ●1977年カンヌ国際映画祭 ■ 女優賞 シェリー・デュヴァル
●1977年NY批評家協会賞   ■ 助演女優賞 シシー・スペイセク
●1977年LA批評家協会賞 ■ 女優賞

1977
1985/04/
2007/06/03

101

バッド・エデュケーション
LA MALA EDUCACION
(西班牙)
☆☆☆☆
113分  ドラマ/ミステリー R-15

監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:
ペドロ・アルモドバル
撮影:ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽:
アルベルト・イグレシアス
主演:ガエル・ガルシア・ベルナル(イグナシオ/アンヘル/サハラ )/フェレ・マルチネス(エンリケ)/ハビエル・カマラ (パキート)/ルイス・オマール(ベレングエル氏)/ダニエル・ヒメネス・カチョ(マノロ神父)/レオノール・ワトリング (モニカ)/ナチョ・ペレス(イグナシオ(少年時代) )/ラウル・ガルシア・フォルネイロ (エンリケ(少年時代) )

2人の青年の愛と裏切り、欲望をスリリングに描く、『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』のペドロ・アルモドバル監督の半自伝的ドラマ。「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルと「アナとオットー」のフェレ・マルティネス。
★「トーク・トゥ・ハー」がとても良かったので劇場で観ようかと思ったが、やはり苦手な男の情愛ものなので逃げていた。ムービープラスでやることを知り、ホモ映画を覚悟してみたが、映画造りの巧さに舌を巻いてしまった。男のsexそんなことはどうでも良かった。 それにしてもよくぞあの役を引き受けたガエルに俳優魂を観た。
●2004年NY批評家協会賞 ■ 外国映画賞

2004
2005/04/09
2007/06/03

6月
100

海は見ていた
THE SEA WATCHES
(日)
☆☆
119分   時代劇/ロマンス/ドラマ

監督:熊井啓
企画:黒澤久雄
原作:
山本周五郎
(「なんの花か薫る」「つゆのひぬま」新潮社刊)
脚本:黒澤明
撮影:奥原一男
美術:木村威夫
衣装デザイン:黒澤和子
音楽:
松村禎三
主演:清水美砂(菊乃)/遠野凪子(お新)/永瀬正敏 (良介)/吉岡秀隆(房之助)/つみきみほ(お吉)/河合美智子(おその)/北村有起哉(権太)/野川由美子(おみね)/石橋蓮司 (善兵衛)/奥田瑛二 (銀次)/鴨川てんし(梅吉)

江戸・深川の岡場所を舞台に、黒澤明の遺稿を映画化した日活創立90周年記念作品。 黒澤明監督が自ら第31作目の監督作品として書き上げながら結局実現することのなかった遺稿脚本を熊井啓監督が映画化した。
★今年の5月23日に亡くなった監督の遺作ということで追悼として100本目記念で観たが、なんだかなぁ。聞くところによるとこの映画は、黒澤が宮沢りえ主演で企画し絵コンテまで残しながら撮ることはできなかったものだという・・・それにしては酷いものだった黒澤が観たらどう思うかなど比較にもなんにもならないのはこの映画を観れば一目瞭然。
一言で言えばなにもかにもチャチ薄っぺら!この作品の世界観を持たぬ熊井監督が撮ったとことで既におシャカだろう。「海は見ていた」うぅ〜〜ん海はなにを見ていたのだろう? 鴨川てんし(梅吉)が実に生き生きとして良かったのが、拾いものか。

2002
2002/07/27
2007/05/31

6月
99

うつくしい人生
C'EST QUOI LA VIE?
(仏)
☆☆☆☆☆
115分  ドラマ

監督:フランソワ・デュペイロン
脚本:フランソワ・デュペイロン
撮影:テツオ・ナガタ
音楽:ミシェル・ポルタル/ブライアン・ヤマコシ
主演:エリック・カラヴァカ/ジャック・デュフィロ /イザベル・ルノー/ ジャン=ピエール・ダルッサン/ クロディーヌ・マヴロ

家業である農業を継ぐことに不満を抱きながらも毎日を無気力に生きていた青年が、父の自殺をきっかけに家族の崩壊の危機に直面して、自らと家族の人生を見つめ、一からやり直すまでを重厚かつ感動的に描く。黄金色ともいえる色調に統一された独特の映像が、どこかミレーに代表されるバルビゾン派の絵画を思わせなんとも美しい。
★「山の郵便屋」以来久しぶりに出合った清潔感溢れる上品で上質な映画である。
観賞中、映像といい音楽といいそこかしこに不思議な雰囲気を醸し出し日本的な情緒を感じとっていたので、観賞後クレジットを見たら撮影がカメラマン永田鉄男という人、音楽も日系米人のブライアン・ヤマコシという人の琴の即興演奏だった。
●1999年サン・セバスチャン映画祭グランプリ

1999
2002/02/23
2007/05/31

98

生きものの記録
(日)
☆☆☆
113分   ドラマ

監督:黒澤明
脚本:橋本忍/小国英雄/黒澤明
撮影:中井朝一
美術:
村木与四郎
音楽:
早坂文雄
主演:三船敏郎 (中島喜一)/三好栄子(妻とよ)/佐田豊 (長男) /千秋実 (次男)/東郷晴子(長女)/青山京子 (次女)/千石規子(長男の妻)/根岸明美(喜一の妾朝子)/上田吉二郎(朝子の父 )/太刀川洋一 (喜一の妾の子)/東野英治郎(ブラジルの老人 )/清水将夫(家庭裁判所判事 山崎)/小川虎之助(家庭裁判所参与 堀)/志村喬 (家庭裁判所参与 原田 )/藤原釜足/三津田健 /渡辺篤 /水の也清美 /清水元)/中村伸郎(精神科医 )/左卜全(地主)/土屋嘉男(鋳造所工員 )/谷晃 (留置人A )

一貫して反戦を訴え続けた黒澤明監督が、過熱する米ソの核軍備競争や1954年に起きた“第五福竜丸事件”などで盛り上がる反核の世相に触発されて原水爆の恐怖を真正面から取り上げた異色のヒューマン・ドラマ。町工場を経営する財産家・中島喜一は突然、原水爆とその放射能に対して強い恐怖を抱くようになり、地球上で唯一安全と思われる南米ブラジルへの親類縁者全員の移住を計画する。しかし、このあまりにも突拍子もない行動に対し、現実の生活が脅かされると感じた家族は喜一を準禁治産者として認めてもらうため裁判にかけるのだった。
★35歳の三船が映じた60歳の老人・・・演技の評価はまだら模様の三船だが、これを観たら、評価も変わるのではないかと思うのはオレだけか?
広島長崎に原爆が落ち戦後10年、世界は原水爆の恐怖に曝されていた実感を知っている世代に生まれたものには、妄想の世界ではないが、今こうした映画を観ると嘘の出来事のように、主人公の狂気を観てい・・・今もっと恐ろしい出来事が起こりつつあるというのに。

1955
1955/11/22
2007/05/29

97

ALWAYS 三丁目の夕日
(日)
☆☆☆☆
133分   ドラマ/ファミリ/コメディ

監督:山崎貴
原作: 西岸良平 『三丁目の夕日』(ビッグコミックオリジナル) 脚本:山崎貴/古沢良太
撮影:柴崎幸三
音楽:
佐藤直紀  主題歌: D-51 『ALWAYS』
主演:堤真一(鈴木オート社長)/吉岡秀隆(茶川竜之介)/薬師丸ひろ子(妻ともえ)/小雪(飲み屋の女ヒロミ)/掘北真希(星野六子)/もたいまさこ(煙草屋の大田キン)/三浦友和(宅間史郎)/温水洋一(自転車屋)/小日向文世(川渕康成)/木村祐一(電気屋)/神戸浩(郵便配達)/麻木久仁子(宅間の妻)/益岡徹(劇場支配人)/小木茂光(秘書・佐竹)/松尾貴史(不動産屋)/石丸謙二郎(静夫)

★2005年の上映から再見。
●2005年日本アカデミー賞 ■作品賞 ■ 主演男優賞 吉岡秀隆 □ 主演女優賞 小雪 ■ 助演男優賞 堤真一■助演女優賞 薬師丸ひろ子 ■監督賞 山崎貴 ■脚本賞 山崎貴/ 古沢良太 ■音楽賞 佐藤直紀 ■撮影賞 柴崎幸三■照明賞 水野研一■美術賞 上條安里■録音賞 鶴巻仁 ■編集賞 宮島竜治■新人俳優賞 堀北真希
●2005年ブルーリボン賞 ■助演男優賞 堤真一「フライ,ダディ,フライ」に対しても ■助演女優賞 薬師丸ひろ子 「オペレッタ狸御殿」に対しても

2005
2005/11/05
2007/05/29

96

ゲルマニウムの夜
(日)
☆☆☆☆
107分  ドラマ
荒戸映画事務所

監督:大森立嗣
製作総指揮:
荒戸源次郎
スーパーバイザー:羽仁未央
原作:
花村萬月 『ゲルマニウムの夜』(文藝春秋刊)
脚本:浦沢義雄
撮影:大塚亮
音楽:
千野秀一
主演:新井浩文(朧)/広田レオナ(テレジア)/早良めぐみ(教子)/木村啓太(トオル)/大森南朋(宇川)/ 津和孝行(北)/大楽源太(隊長)/山本政志(赤羽修道士)/三浦哲郁(荒川)/麿赤兒(老店主)/石橋蓮司(小宮院長)/佐藤慶( 戸川神父)

花村萬月の芥川賞受賞作を、「赤目四十八瀧心中未遂」の荒戸源次郎製作総指揮で映画化。監督は俳優・麿赤兒の息子で助監督として実績を積み本作で長編デビューとなる大森立嗣。かつて、鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」で“シネマ・プラセット”での上映形態で話題を集めた荒戸プロデューサーが、今度は上野公園東京国立博物館敷地内に“一角座”という劇場を開設、本作を6ヵ月間以上のロングランする確約して上映するという意欲作。★汚辱にまみれた映画だが、圧倒的な映像の力で最後まで引っ張られてしまった。諦め気味の日本映画界にこのような美意識を前面に押し出す監督が誕生していたことに驚いた。
という喜びとは裏腹にこうした映画は我が国ではなかなかうけない。これがこの国の現実。

2005
2005/12/17
2007/05/28

95

フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い
FOUR BROTHERS
(米)
☆☆
108分  ドラマ/アクション/サスペンス

監督:ジョン・シングルトン
脚本:デヴィッド・エリオット/ポール・ラヴェット
撮影:ピーター・メンジース・Jr
音楽: デヴィッド・アーノルド
主演:マーク・ウォールバーグ (ボビー・マーサー )/タイリース・ギブソン (エンジェル・マーサー )/アンドレ・ベンジャミン (ジェリー・マーサー )/ギャレット・ヘドランド (ジャック・マーサ)

オリジナルはジョン・ウェイン主演で65年に製作された西部劇「エルダー兄弟」で、義母を何者かに殺された4人の兄弟が、自ら真相究明に乗り出し、復讐に立ち上がるサスペンス・アクション。
★悪党がみんな三下にしか見えないヤツばかり、せっせとでてきては殺されてゆくセコッ!マーク・ウォールバーグは彼自身14歳で学校を止めて泥棒、詐欺、ドラックをやり16歳で刑務所に入所した経験を持っているので、この役ははまり役・・・。

2005
2005/11/19
2007/05/28

94

ファイヤーウォール
FIREWALL
(米)
☆☆
106分  サスペンス/アクション

監督:リチャード・ロンクレイン
脚本:ジョー・フォート
撮影:マルコ・ポンテコルヴォ
音楽:
アレクサンドル・デプラ
主演:ハリソン・フォード(ジャック・スタンフィールド)/ポール・ベタニー( ビル・コックス)/ ヴァージニア・マドセン(妻ベス・スタンフィールド)/カーリー・シュローダー(娘 サラ・スタンフィールド)/アラン・アーキン(アーリン・フォレスター)/ メアリー・リン・ライスカブ(ジャネット)/ロバート・パトリック(ゲイリー)/ロバート・フォスター( ハリー )/ジミー・ベネット(アンディ)

家族を人質に取られたコンピュータ・セキュリティの専門家と強盗集団の知略を駆使した攻防を描く。
★PCを使った頭脳派銀行強盗なのにやたらとピストルをぶっ放なすボスという設定がいけません。サスペンスというのに本も冗漫で退屈だし、ハリソン・フォードも歳食っちゃって動きがバタバタで彼にはもうアクションは望めない。脇を固める女優もなんだかなぁ〜! 唯一役柄をけなしたけど「ダ・ヴィンチ・コード」でシラスを演じたポール・ベタニーの悪党がはまっていたかな・・・。

2006
2006/04/01
2007/05/28

93

楽園をください
RIDE WITH THE DEVIL
(米)
☆☆
138分  ドラマ/戦争 

監督:アン・リー
原作:ダニエル・ウッドレル「Woe to Live On」
脚本:ジェームズ・シェイマス
撮影:フレデリック・エルムズ
音楽:
マイケル・ダナ 
エンディング・テーマ:シンガーのジュエル
主演:トビー・マグワイア(ロデル) / スキート・ウールリッチ(ジャック・ブル)/ジョナサン・リス=マイヤーズ(ピット)/ ジム・カヴィーゼル(ブラック・ジョン)/ジェフリー・ライト(ホルト)/ジュエル(スー・リー・シェリー)/トム・ウィルキンソン(オルトン・ブラウン)/ジョナサン・ブランディス/サイモン・ベイカー/トム・グイリー/セリア・ウェストン/ マーク・ラファロ/ザック・グルニエ

「恋人たちの食卓」「グリーン・デスティニー」のアン・リー監督が、アメリカ南北戦争時代の若者たちの姿を描いた人間ドラマ。
★タイトルとはまるで裏腹な内容で、南北戦争を背景に時代の荒波に飲み込まれてゆく若者を描いた叙事詩。が叙事詩特有のかったるさとトビー・マクガイアの切迫感のなさ、そしてこの監督特有の甘ったるさが長尺の物語の展開を緩めてしまっているのが難だった。特筆すべきは、ヒール役に徹したピットと、奴隷から解放されるホルトの演技が光り、これが映画デビューとなるシンガーのジュエル(エンディング・テーマも担当)が新鮮で素敵だった。 脚色・製作はリー監督と長年共同作業しているジェームズ・シェイマス。
撮影は「アイス・ストーム」のフレデリック・エルムズ。
音楽は「17歳のカルテ」のマイケル・ダナ。
編集はリー作品のすべてを手掛けるティム・スキアーズ。

1999
2001/02/03
2007/05/23

92

心のままに
MR. JONES
(米)
☆☆☆
114分  心理ドラマ

監督:マイク・フィギス
製作総指揮:
リチャード・ギア/ジェリー・A・バーウィッツ
脚本:エリック・ロス/マイケル・クリストファー
撮影:ファン・ルイス・アンシア
音楽:
モーリス・ジャール
主演:リチャード・ギア/レナ・オリン/アン・バンクロフト/トム・アーウィン/デルロイ・リンドー /ブルース・アルトマン/ ローレン・トム/ リサ・マルキウィッツ

主演のギア自身による製作。極端な躁鬱に陥ったため突拍子もない行動を起こす男と美貌の精神科医の心の交流の物語。
★あれっこれ観たことあるぞ・・・自分にとってはよくあることだが、中盤以降記憶がすっぽり抜け落ちていてかなり新鮮だった。これってボケ、やばいかな?
ギアのナルシスティックな演技がよく、レナ・オリンの好演とベター・マッチ。

1993
1994/01
2007/05/22

91

地獄の黙示録
APOCALYPSE NOW
(米)
☆☆☆☆
153分  戦争ドラマ

監督:フランシス・フォード・コッポラ
原作:ジョセフ・コンラッド(ノンクレジット) 脚本:ジョン・ミリアス/フランシス・フォード・コッポラ
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
音楽:
カーマイン・コッポラ /フランシス・フォード・コッポラ
主演:マーロン・ブランド(カーツ大佐)/マーティン・シーン (ウィラード大佐)/デニス・ホッパー(フォト・ジャーナリスト)/ロバート・デュヴァル(キルゴア中佐)/フレデリック・フォレスト(シェフ)/アルバート・ホール(チーフ)/サム・ボトムズ()/(ランス)/ラリー・フィッシュバーン(クリーン)/G・D・スプラドリン( 将軍)/ハリソン・フォード(ルーカス大佐)/スコット・グレン(コルビー)/コリーン・キャンプ(プレイメイト)/リンダ・カーペンター(プレイメイト)/ シンシア・ウッド(プレイメイト・オブ・ザ・イヤー)/トム・メイソン(配給係の軍曹)

ジョセフ・コンラッドの『闇の奥』を基に、コッポラが私財をなげうってまで完成させた、ベトナム映画の集大成。
★すごい!

 

1979
1980/02/
2007/05/21

90

新宿泥棒日記
(日)
☆☆
97分  ドラマ/青春 ATG

監督:大島渚
脚本:田村孟 /佐々木守 /足立正生 /大島渚
撮影:吉岡康弘 /仙元誠三
編集:大島渚
劇中歌:
唐十郎
主演:横尾忠則/横山リエ/田辺茂一/高橋鐡/佐藤慶/渡辺文雄/戸浦六宏 /唐十郎 /麿赤兒 /大久保鷹 /四谷シモン /不破万作 /九頭登/藤原マキ /李礼仙

「帰って来たヨッパライ」の四人のグループがシナリオの執筆、大島渚が監督。
★高橋鐡の歳の割に老化した風貌と、もっともらしく性を語る彼のばかばかしさに愕然となる、なんだったのだろうあの頃って!その後、唐十郎、横尾の若さに乾杯し睡魔に襲われ。

1969
1969/02/15
2007/05/21

89

ニュー・シネマ・パラダイス
NUOVO CINEMA PARADISO
CINEMA PARADISO
(仏/伊)
☆☆☆☆☆
124分 ドラマ 

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:
ジュゼッペ・トルナトーレ
撮影:ブラスコ・ジュラート
音楽:
エンニオ・モリコーネ
   
アンドレア・モリコーネ(愛のテーマ)
主演:フィリップ・ノワレ(アルフレード)/ジャック・ペラン(サルヴァトーレ)/サルヴァトーレ・カシオ (トト(サルヴァトーレ・少年時代))/マルコ・レオナルディ(サルヴァトーレ(青年時代))/アニェーゼ・ナーノ(エレナ)/プペラ・マッジオ(サルヴァトーレの母)/レオポルド・トリエステ(司祭)/アントネラ・アッティーリ(若き日のサルヴァトーレの母)/エンツォ・カナヴァレ(パラダイス座支配人)/イサ・ダニエリ( アンナおばさん)/レオ・グロッタ(劇場の案内人)/タノ・チマローサ(鍛冶屋)

29歳のトルナトーレ監督が映画を愛する人々に送る感動編。3時間完全オリジナル版あり。★語るのも野暮。モリコーネの音楽も最高で何度見ても感動だ。
●1989年アカデミー賞 ■ 外国語映画賞
●1989年カンヌ国際映画祭 ■ 審査員特別グランプリ ジュゼッペ・トルナトーレ
●1989年ゴールデン・グローブ ■ 外国語映画賞 イタリア
●1990年英国アカデミー賞■ 主演男優賞 フィリップ・ノワレ ■ 助演男優賞 サルヴァトーレ・カシオ ■ オリジナル脚本賞 ジュゼッペ・トルナトーレ ■ 外国語映画賞
■ 作曲賞 エンニオ・モリコーネ/アンドレア・モリコーネ
●1989年ヨーロッパ映画賞  ■ 主演男優賞 フィリップ・ノワレ 「素顔の貴夫人」の演技に対しても  ■ 審査員特別賞 ジュゼッペ・トルナトーレ
●1990年日本アカデミー賞  □ 外国作品賞
●1989年セザール賞 ■ ポスター賞 Jouineau-Bourdugue /Gilles Jouin

1989
1989/12/
2007/05/20

88

私家版
TIRE A PART
(仏)
☆☆☆☆
84分  サスペンス
アルシネテラン

監督:ベルナール・ラップ
原作:
ジャン=ジャック・フィシュテル
脚本:ベルナール・ラップ
撮影:ロマン・ウィンディング
主演:テレンス・スタンプ(編集者エドワード卿)/ダニエル・メズギッシュ(作家のニコラ)/マリア・デ・メディロス

 

仏でニュースキャスターとして活躍する、ベルナール・ラップ初監督の異色ミステリー。 私家版を武器に繰り広げられる完全犯罪復讐劇を描く。編集者のエドワード卿と作家のニコラは、30年来の友人。ある日、ニコラの最新作にエドワード卿は驚嘆する。そこには30年前に愛する人が自殺した原因は、ニコラが犯した罪によるものだと明かされていた。彼はニコラに対し、1冊の小説を武器に復讐に挑んでゆく。
★テレンス・スタンプの貴族と、ダニエル・メズギッシュ演じる偏執狂的な作家の関係性が今一つ掴みきれなかったが、テレンス・スタンプの渋い端正な演技とダニエル・メズギッシュの不気味なまでの風貌とその演技の対比が物語と画面を引き締めていて良かった。

1996
1997/11/
2007/05/20

87

赤頭巾ちゃん気をつけて
(日)
☆☆☆☆
89分  青春/ドラマ

監督:森谷司郎
原作:
庄司薫
脚本:森谷司郎/井手俊郎
撮影:中井朝一
音楽:
いずみたく
主演:岡田裕介/森和代 /富岡徹夫/森秋子/中尾彬/ 風見章子

 

★フランス映画のエスプリとノワールの手法をミックスさせ、ドキュメンタリータッチに仕上げたカメラワークの良さ、に感心した。

19701
970/08/04
2007/05/14

86

エロスは甘き香り
(日)
☆☆☆
75分  エロス/ドラマ

監督:藤田敏八   助監督:長谷川和彦
脚本:
大和屋竺
撮影:萩原憲治
音楽:
樋口康雄
主演:伊佐山ひろ子 /桃井かおり/川村真樹 /高橋長英 /山谷初男

★高橋長英の姿にあの時代あの人物、福生米軍ハウス村を思い出しながら、おぞましくも当時の自分に重ねている、ただそれだけの青春回帰線的な映画だった・・・時代だなぁ〜〜!

1973
1973/03/24
2007/05/14

85

ハードエイト
HARD EIGHT
(米)
☆☆☆☆
101分  サスペンス/ドラマ

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:
ジョン・ブライオン/マイケル・ペン
主演:フィリップ・ベイカー・ホール(シドニー)/ジョン・C・ライリー( ジョン)/グウィネス・パルトロー(クレメンタイン)/サミュエル・L・ジャクソン(ジミー)/フィリップ・シーモア・ホフマン

ミステリアスな初老のギャンブラーの友情や裏切り、贖罪を描いたドラマ。監督は『マグノリア』のポール・トーマス・アンダーソン。出演は『インサイダー』のフィリップ・ベイカー・ホールと『シカゴ』のジョン・C・ライリー。
★元マフィヤのシド役のフィリップ・ベイカー・ホールの重厚な渋い演技は素晴らしい。それに引き替えジョン役のジョン・C・ライリーがグイネスとの絡み役というのにセコ。しかし完成度の高い作品だ。これだけの作品が未公開とは信じられない。

劇場未公開
ビデオ発売
2007/05/13

84

キスキス,バンバン
KISS KISS, BANG BANG
(米)
☆☆
103分  コメディ/犯罪/アクション

監督:シェーン・ブラック
原作:ブレット・ハリデイ
脚本:シェーン・ブラック
撮影:
マイケル・バレット
音楽:ジョン・オットマン
主演: ロバート・ダウニー・Jr( ハリー・ロックハート) /ヴァル・キルマー(ペリー)/ミシェル・モナハン(ハーモニー・フェイス・レイン)/コービン・バーンセン(ハーラン・デクスター)

「リーサル・ウェポン」「ラスト・ボーイスカウト」などを手掛けた人気脚本家シェーン・ブラックが自ら初の監督も務めたクライム・アクション・コメディ。
★往年のハードボイルドのエッセンスをふんだんに盛り込み軽妙に演出されて小気味がよい。ダウニー.jr の飄逸とした演技にヴァル・キルマー演じるホモの大男の絡みが面白い。

2005
2006/04/08 2007/05/13

83

Vフォー・ヴェンデッタ
V FOR VENDETTA
(英/独)
☆☆☆☆
132分  アクション/サスペンス   PG-12

監督:ジェームズ・マクティーグ
脚本:アンディ・ウォシャウスキー/ ラリー・ウォシャウスキー
撮影:エイドリアン・ビドル
音楽:
ダリオ・マリアネッリ
主演:ナタリー・ポートマン(イヴィー)/ヒューゴ・ウィーヴィング(V)/スティーヴン・レイ (フィンチ警視 )/スティーヴン・フライ(ゴードン・ディートリッヒ )/ジョン・ハート(アダム・サトラー議長 )/ティム・ピゴット=スミス(クリーディー)/ルパート・グレイヴス(ドミニク警部 )/ロジャー・アラム(プロセロ )/ベン・マイルズ (ダスコム

監督は、「マトリックス」シリーズなどで第一助監督を務め本作が監督デビューとなるジェームズ・マクティーグ。アラン・ムーアとデヴィッド・ロイドによって80年代に発表されたコミックをベースに、「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が脚本化したサスペンス・アクション。
★ポートマンの女っぷりが上がったのに驚いた。近未来サスペンスながらマスクの怪人が暴れ回る設定が新鮮で、画もきれいストーリーも飽きさせず好感も持てる映画だった。
ジュリー・ロンドン歌うクライ・ミー・ア・リバーなどジャージーな音楽もいい。

2005
2006/04/22 2007/05/13

82

黒い画集 あるサラリーマンの証言
(日)
☆☆☆☆
82分  サスペンス/ドラマ

監督:堀川弘通 助監督:恩地日出夫
原作:
松本清張
脚本:橋本忍
美術:村木忍
撮影:中井朝一
音楽:
池野成
主演:小林桂樹(石野貞一郎)/中北千枝子(同邦子)/原知佐子(愛人、梅谷千恵子) /織田政雄(殺人犯、杉山孝三) /菅井きん( 同ミサエ)/江原達怡(学生、松崎)/児玉清(学生、森下)/中村伸郎( 石野の上司竹田) /小栗一也(石野の同僚田辺)/三津田健 (弁護士、 岡崎)/西村晃(刑事、奥平)/平田昭彦(検察官、岸本)/小池朝雄 (チンピラ、 早川)/佐々木孝丸(裁判官 )/中丸忠夫(被害者夫)

60年当時の風俗も楽しめる名作。60年のキネ旬日本映画2位。
★平々凡々な男がふとしたことから、パラレルワールドに引き込まれ翻弄され、やがて奈落の底まで突き落とされて行く課程を、イライラハラハラさせるストーリー展開の巧みさに舌を巻いてしまった。原作に忠実がゆえの正攻法演出に満足感を得た。それにしても、すがすがしい学生役の児玉清は最後まで気がつかなかった。

1960
1960/03/13 2007/05/10

81

光の旅人
K-PAXK-PAX
(米)
☆☆☆☆
121分  ドラマ/ミステリー/ファンタジー

監督:イアン・ソフトリー
原作:ジーン・ブリュワー
脚本:チャールズ・リーヴィット
撮影:ジョン・マシソン
音楽:
エド・シェアマー
主演:ケヴィン・スペイシー(プロート)/ジェフ・ブリッジス (マーク・パウエル )/メアリー・マコーマック (レイチェル・パウエル )/アルフレ・ウッダード (クラウディア・ヴィラー )

自分を異星人だと名乗る謎の男と、彼を精神病患者として治療する精神科医との奇妙な心の交流をミステリアスに描いたヒューマンドラマ。
★ミステリーでありヒューマンでもあり、人間ドラマでもある欲張った内容ながら最後まで謎解きを見せない上手な筋立てに感服。

2001
2002/04/13 2007/05/10

80

理想の女(ひと)
A GOOD WOMAN
(英/伊/米/西班牙/ルクセンブルグ)
☆☆☆
93分   ドラマ/ロマンス/コメディ

監督:マイク・バーカー
原作戯曲:
オスカー・ワイルド 『ウィンダミア卿夫人の扇』
脚本:ハワード・ハイメルスタイン
撮影:ベン・セレシン
音楽:
リチャード・G・ミッチェル
主演:スカーレット・ヨハンソン(メグ・ウィンダミア)/ヘレン・ハント(ステラ・アーリン)/トム・ウィルキンソン(タピィ)/スティーヴン・キャンベル・ムーア(ダーリントン卿)/マーク・アンバース(ロバート・ウィンダミア

 

★ヨハンソンがどうも苦手なオレはの先入観もあってか、前半そうとうかったるかったが、脚本の力だろうと納得させられる佳作な出来だった。ヘレン・ハントがいい。

2004
2005/09/10  2007/05/10

79

ロスト・イン・ラ・マンチャ
LOST IN LA MANCHA
(英/米)
☆☆☆
93分   ドキュメンタリー
シネカノン

監督:キース・フルトン/ルイス・ペペ
脚本:キース・フルトン/ ルイス・ペペ
撮影:ルイス・ペペ
音楽:
ミリアム・カトラー
ナレーション: ジェフ・ブリッジス
主演:
テリー・ギリアム/ジョニー・デップ/ジャン・ロシュフォール/ヴァネッサ・パラディ/ベルナール・ブーイ/ルネ・クライトマン/トニー・グリゾーニ/ニコラ・ペコリーニ

「未来世紀ブラジル」「バロン」の鬼才テリー・ギリアム監督が長年暖めてきた企画が「The Man Who Killed Don Quixote(ドン・キホーテを殺した男)」の準備に取り掛かったとき、キース・フルトンとルイス・ペペはギリアム監督からメイキングの製作を依頼される。ところがこの映画は撮影6日目にして中断に追い込まれ、脚本は保険会社により差し押さえられてしまう。そんな世界が注目した大作のメイキングをつくるためにカメラを回していたクルーが図らずも見届けることとなった製作中断までの経緯を追った“アン・メイキング”ドキュメンタリー。
★映画を作ると言うことのヤバサをまざまざと見せつけられた。出演している連中の素の顔がめちゃくちゃによくドキュメンタリーでなければとてもあの表情は撮れないだろう。

2001
2003/05/10  2007/05/09

78

クライ・ベイビー
CRY-BABY
(米)
☆☆☆
86分   青春

監督: ジョン・ウォーターズ
脚本:ジョン・ウォーターズ
撮影:
デヴィッド・インスレー
音楽:パトリック・ウィリアムズ
主演:ジョニー・デップ/エイミー・ロケイ/トレイシー・ローズ /ウィレム・デフォー/トロイ・ドナヒュー/ジョーイ・ヘザートン/ジョー・ダレッサンドロ/パトリシア・ハースト/ ミンク・ストール

★ヘアスプレー」で一般映画を手がけるようになった、カルト映画の帝王J・ウォーターズが愛してやまない50年代末の青春映画を今に描いた作品。町の伝説的なロッカーでバイカーの主人公と、彼に憧れる少女のロマンスを、コミカルなミュージカルタッチで描いた観ていて、尻がむずむずするくらいウルトラお馬鹿な快作。
ジョニー・デップの初主演映画だそうだが、早くも個性が際だっていたのがいい。

1990
1991/07
2007/05/08

77

鉄火場の風
(日)
☆☆
91分  アクション/任侠・ヤクザ

監督:牛原陽一
脚本:
熊井啓
撮影:
姫田真佐久
美術:
木村威夫
音楽:
小杉太一郎
主演:石原裕次郎(畑中英次)/北原三枝 (相良那美)/ 芦田伸介( 高木剛太郎)/赤木圭一郎 (速水健)/ 梅野泰靖(新田繁)/ 宍戸錠(西川政一)/深江章喜(永田正雄)/佐野浅夫(真壁鉄次)/武藤章生 (江島民平)/東野英治郎(馬瀬朝太郎)/殿山泰司(木内一巳)/清水まゆみ(木内晶子)/浜村純(佐々木忍)/嵯峨善兵( 鱶川謙三)

★初年時代あれほど憧れた裕次郎作品を数十年ぶりに観てみた。あぁ〜やんぬるかな!
赤木圭一郎、宍戸錠も、あららこんなものだったのかと、落胆の色を隠せない。
拾いものは強盗シーンの川崎球場。昔の映画の得点は消えてしまった景色を楽しむこと。

1960
1960/01/15 2007/05/06

76

日本最大の顔役
(日)
☆☆
93分  ドラマ/任侠・ヤクザ

監督:松尾昭典
脚本:佐治乾/中野顕彰
撮影:岩佐一泉
音楽:
嵐野英彦
主演:小林旭()/宍戸錠/ 梶芽衣子/ ジェリー藤尾/ 深江章喜/安部徹

広域暴力団山口組創世記の話
★主人呼応が30才という設定ながら、みんな若かったなぁ

1970
1970/04/18 2007/05/01

5月
75

ゆれる
(日)
☆☆☆
119分  ドラマ/サスペンス/ミステリー

監督: 西川美和
脚本: 西川美和
撮影: 高瀬比呂志
音楽:カリフラワーズ 『うちに帰ろう』
主演:オダギリジョー (早川 猛)/香川照之 (早川 稔)/伊武雅刀 (早川勇)/新井浩文 (岡島洋平)/真木よう子 (川端智恵子)/木村祐一 ( 検察官)/ ピエール瀧(警部補)/ 田山涼成 /河原さぶ/キタキマユ/ 田口トモロヲ (裁判官)/蟹江敬三(早川 修)

ある出来事をきっかけに対照的な兄弟の間に巻き起こるミステリー・ドラマ。
★世間がいいぞいいぞと言うので見た。見たがそれほどかと思う、感性の鈍化か?
ベースがきいた音楽がいい。全ての役柄のキャスティングがいい。特に香川照之の内面に陰を背負った役柄がとても良かった。

2006
2006/07/08 2007/4/30

74

ハンニバル・ライジング
HANNIBAL RISING
(米/英/仏)
☆☆☆☆
121分  サスペンス R-15

監督:ピーター・ウェーバー
原作:トマス・ハリス 『ハンニバル・ライジング』(新潮社刊)
脚本:
トマス・ハリス
撮影:ベン・デイヴィス
音楽:
アイラン・エシュケリ /梅林茂
主演:ギャスパー・ウリエル(ハンニバル・レクター)/コン・リー(レディ・ムラサキ)/リス・エヴァンス(グルータス)/ケヴィン・マクキッド(コルナス)/スティーヴン・ウォーターズ(ミルコ)/リチャード・ブレイク(ドートリッヒ)/ドミニク・ウェスト(ポピール警視 )/ チャールズ・マックイグノン(肉屋のポール)/アーロン・トーマス ハンニバル(子供時代)/ ヘレナ・リア・タコヴシュカ(ミーシャ)

トマス・ハリス原作の“ハンニバル・レクター”シリーズの「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」に続く映画化第4弾。新たに書き下ろされた同名原作を基に、レクター博士の幼少から青年期にスポットを当て、冷酷な殺人鬼へと変貌を遂げていく姿を描き出す。原作者のトマス・ハリスが初めて自ら脚本も担当。青年期のレクター博士役に「ロング・エンゲージメント」のギャスパー・ウリエル、共演に「SAYURI」のコン・リー。監督は「真珠の耳飾りの少女」のピーター・ウェーバー。
★主役のギャスパー・ウリエルが素晴らしく、彼の中に松田優作の狂気を垣間見た。
登場人物の中で唯一知っているコン・リー扮するレディ・ムラサキの登場からジャポネスク色がキーワードとなり日本人と様式美を汚さぬ所作に心お持ちよくドキドキした。音楽に、梅林くんが参加していることを後で知り、グッと好感度が増した。

2007
2007/04/21 2007/04/23

吉祥寺東亜

73

エリザベスタウン
ELIZABETHTOWN
(米)

123分  ドラマ/ロマンス

監督:キャメロン・クロウ
脚本:キャメロン・クロウ
撮影:ジョン・トール
音楽:
ナンシー・ウィルソン
主演:オーランド・ブルーム (ドリュー)/キルステン・ダンスト(クレア)/ スーザン・サランドン (ホリー)/ アレック・ボールドウィン(フィル)/ ブルース・マッギル( ビル )/ジュディ・グリア( ヘザー)/ ジェシカ・ビール (エレン)/ポール・シュナイダー

★監督とタッグを組んでいるトム・クルーズが制作に係わっている。
音楽担当のナンシー・ウィルソンは監督の女房で「バニラ・スカイ」にもつき合っているが、ジャズヴォーカルの同名歌手と勘違いした、オレはお馬鹿だった。

2005
2005/11/12 2007/04/22

72

きょうのできごと
a day on the planet
(日)
☆☆
110分  ドラマ/青春/コメディ

監督:行定勲
原作:柴崎友香 『きょうのできごと』(河出書房新社刊)
脚本:行定勲/ 益子昌一
撮影:福本淳
音楽: 矢井田瞳
主演:田中麗奈 (真紀)/妻夫木聡 (中沢)/伊藤歩 (けいと)/柏原収史 (正道 )/三浦誠己 (西山 )/石野敦士 (坂本 )/松尾敏伸 (かわち)/池脇千鶴 (ちよ)/山本太郎 (山田)

柴崎友香の同名小説をを映画化した群像青春物語。
★・・・・・・・・・・!

2003
2004/03/20

71

ニューヨークの恋人
KATE & LEOPOLD
(米)
☆☆
118分  ロマンス/コメディ/ファンタジー

監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェームズ・マンゴールド/スティーヴン・ロジャース
撮影:スチュアート・ドライバーグ
音楽:
ロルフ・ケント
主演:メグ・ライアン(ケイト・マッケイ)/ヒュー・ジャックマン(レオポルド )/リーヴ・シュレイバー(スチュアート)/ ブレッキン・メイヤー(チャーリー)/ ナターシャ・リオン(ダーシー)/ ブラッドリー・ウィットフォード (J・J)/フィリップ・ボスコ (オーティス)

ニューヨークを舞台に、超現実主義者のキャリアウーマンと彼女の前に125年の時を超えて現われた英国貴族との恋の顛末を描いたファンタジックなロマンティック・コメディ。★ラブコメの女王メグ・ライアン・・・まんま映画。ヒュー・ジャックマンが新鮮。
●2001年アカデミー賞 □ 歌曲賞 スティング
●2001年ゴールデン・グローブ ■ 歌曲賞 スティング □ 男優賞(コメディ/ミュージカル) ヒュー・ジャックマン

2001
2002/06/15  2007/04/19

70

黄色い涙
(日)
☆☆
128分  ドラマ/青春

監督:犬童一心
原作:永島慎二 (黄色い涙シリーズ『若者たち』より)
脚本: 市川森一
撮影:蔦井孝洋
音楽:SAKEROCK
主演:二宮和也 (村岡栄介)/相葉雅紀(井上章一)/大野智(下川圭)/櫻井翔 (向井竜三)/松本潤( 勝間田祐二)/ 香椎由宇( 時江)/菅井きん(よね)/ 志賀廣太郎(林田)/本田博太郎(貞吉)/田畑智子(西垣かおる)/松原智恵子(村岡きぬ)

永島慎二の名作コミックを基に、人気グループ“嵐”の主演で映画化したノスタルジックな青春群像ドラマ。中学時代の1974年にNHK銀河テレビ小説で放映されたドラマ版に強い影響を受けたという監督犬童一心・・・????
★エンドロールで、東京あど弁舎矢野正博の名が出てきたのはくすぐったかった

2007
2007/04/14  2007/04/17
エビスガーデンシネマ

69

クライシス・オブ・アメリカ
THE MANCHURIAN CANDIDATE
(米)
☆☆
130分  サスペンス

監督:ジョナサン・デミ
原作:リチャード・コンドン 『影なき狙撃者』(ハヤカワ文庫刊)
脚本:ダニエル・パイン/ディーン・ジョーガリス
撮影:タク・フジモト
音楽:
レイチェル・ポートマン/ワイクリフ・ジョン
主演:デンゼル・ワシントン (ベン・マルコ少佐 )/ メリル・ストリープ(エレノア・ショー)/ リーヴ・シュレイバー (レイモンド・ショー )/ ジェフリー・ライト (メルヴィン )/ キンバリー・エリス(ロージー)/ ジョン・ヴォイト(ジョーダン )/ブルーノ・ガンツ(デルプ )

62年にF・シナトラ主演で映画化されたリチャード・コンドンの原作小説『影なき狙撃者』を現代に置き換えたリメーク作品。
★ストーリー、画面、主演者たちの演技全て暗く、観劇後はひたすら陰鬱。

2004
2005/03/26 2007/04/11

68

ニワトリはハダシだ
(日)
☆☆
114分  ドラマ 

監督:森崎東
脚本:近藤昭二 / 森崎東
撮影:浜田毅
音楽:
宇崎竜童/太田恵資/吉見征樹
主演:肘井美佳/浜上竜也/守山玲愛/石橋蓮司 / 余貴美子 / 加瀬亮 /岸部一徳 /柄本明 /笑福亭松之助 /塩見三省 /李麗仙/倍賞美津子/原田芳雄

 

★いわゆる業界人たちが絶賛した作品ながら、日本映画に絶望しているオレは時間が経ってから冷静に見たいのでリアルタイムで観ないのだ。がなにを書いたら・・・・。
ガキ映画は脇の役者たちが、セコに見えてしまうので、軽い映画になってしまう必然。

2003
2004/11/13 2007/04/10

67

69 sixty nine
(日)

113分  ドラマ/青春/コメディ

監督:李相日
原作:村上龍 『69 sixty nine』(集英社刊)
脚本:宮藤官九郎
撮影:柴崎幸三
音楽:津島玄一
主題歌: CHEMISTRY 『いとしい人』
主演:妻夫木聡/安藤政信/金井勇太/太田莉菜/加瀬亮/柴田恭兵/村上淳/井川遥/新井浩文/原日出子/岸部一徳/國村隼/嶋田久作/豊原功補 /小日向文世

村上龍の自伝的ベストセラー小説を映画化した青春ストーリー。1969年の佐世保を舞台に、バリケード封鎖まで行なってしまう高校生たちの姿を描く。
★これだけのキャスティングメンバーでこの出来。リ・サンイルは他にも数本撮っているようだが・・・???この監督を二本立て続けに見たがめだこれっ、日本映画の損失。
フラガールもそうだが、テーマが幼稚だから当然チマチマとしたものにしか映らない。

2004
2004/07/10 2007/04/10

66

フラガール
(日)
☆☆
120分  

監督: 李相日
脚本:李相日/羽原大介
撮影: 山本英夫
音楽:
ジェイク・シマブクロ
主演:松雪泰子/豊川悦司/蒼井優/山崎静代/岸部一徳/富司純子/寺島進/志賀勝 /高橋克実

炭坑の閉山で活気を失った町の再生を期して計画されたレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”(現・スパリゾートハワイアンズ)誕生にまつわる感動秘話を映画化したハートフル・ストーリー。
★日本映画賞総ナメッって・・・それほどの映画かっ(怒)。日本映画界の程度が知れる

2006
2006/09/23
2007/04/02

65

デジャヴ
DEJA VU
(米)
☆☆☆☆
127分  サスペンス/アクション/SF

監督:トニー・スコット
脚本:テリー・ロッシオ /ビル・マーシリイ
撮影:ポール・キャメロン
音楽:
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
主演:デンゼル・ワシントン(ダグ・カーリン )/ ポーラ・パットン(クレア・クチヴァー)/ヴァル・キルマー(プライズワーラ)/ジム・カヴィーゼル(オースタッド )

フェリー爆破事件の捜査に当たる主人公が、FBIが開発した時不思議な映像装置を使って事件発生以前の時間の追体験しながら事件を解明していくSF。
★さすがのトニー・スコット。歯切れよくスピード感満点亜サスペンスフルな展開に息を付かせない。時間のねじれを巧みに操作した手腕も巧みである。主人公ダグの最後のセリフ「まさか」が、この映画はSF映画だからねといっているようで、それがウイットに富んでイカしている。

2006
2007/03/17 2007/04/02

64

ナイト ミュージアム 
NIGHT AT THE MUSEUM
(米)
☆☆☆
108分  コメディ/ファンタジー/アドベンチャー

監督:ショーン・レヴィ
原作:ミラン・トレンク
脚本:ロバート・ベン・ガラント/ トーマス・レノン
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
音楽:
アラン・シルヴェストリ
主演:ベン・スティラー(ラリー・デリー)/カーラ・グギーノ(レベッカ)/ディック・ヴァン・ダイク(セシル)/ミッキー・ルーニー(ガス)/ビル・コッブス(レジナルド)/ロビン・ウィリアムズ( ルーズベルト大統領 )

ニューヨークの国立自然史博物館を舞台に、新任の夜警となった主人公の目の前で、展示物が次々と動き出し大騒動を繰り広げるさまをコミカルに描く。監督は「ピンクパンサー」「ジャスト・マリッジ」のショーン・レヴィ。
★ミッキー・ルーニー/ディック・ヴァン・ダイク/ビル・コッブス/ロビン・ウィリアムズなどの超大物が脇を固めているので、幻想喜劇もばっちり締まっていて居心地がよい映画に仕上がっている。

2006
2007/03/17 2007/04/02

63

ゴヤ
Goya in Bordeaux
(伊/スペイン)
☆☆
106分  

監督:カルロス・サウラ
脚本:カルロス・サウラ
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
音楽:
ロケ・バニョス
主演:フランシスコ・ラバル/マリベル・ヴェルドゥ/エウラリア・ラモン/ダフネ・フェルナンデス

近代絵画の祖とも言われ、ベラスケスと共にスペインの偉大な画家フランシスコ・デ・ゴヤが宮廷画家として陰謀渦巻く貴族社会を生き抜いた波乱の人生を回想する。
18〜19世紀の激動のスペインを生きたゴヤの夢と現実が交錯する歴史ドラマ。
★色彩豊かな作品だが、主演のゴヤを演じた俳優の風貌と陰気臭さには壁へ着させられた

1999
劇場未公開
2007/04/02

62

トリストラム・シャンディの生涯と意見
A Cock and Bull Story
(英)
☆☆☆
98分  ドラマ/伝記

監督:マイケル・ウィンターボトム
原作:
ローレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」全九巻未完
脚本:マーティン・ハーディ(フランク・コットレル・ボイスの変名)
主演:スティーヴ・クーガン(トリストラム/父ウォルター・シャンディ)/ロブ・ブライドン(叔父トウビー)/キーリー・ホーズ/シャーリー・ヘンダーソン(女中スザナー)/ディラン・モーラン(産科医スロップ)/スティーヴン・フライ(ヨリック牧師)/ジリアン・アンダーソン(未亡人ウォドマン夫人)

「ウェルカム・トゥ・サラエボ」(1997)、「イン・ディス・ワールド」(2002)、「CODE46」(2003)、2006年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀監督賞)、最新作「グアンタナモ、僕達が見た真実」(2006)など、常に高い評価を受けるイギリスの名監督マイケル・ウィンターボトム。その彼が、本作では、読者の予想を次々と裏切る展開が出版当時大評判となった小説と、現在のイギリスとを複雑に交錯させる。小説さながらのハプニング続発、虚構と現実が千々に入り乱れる前代未聞の快作!!
○2005年英国インディペンデント映画賞 最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀助演賞、最優秀脚本賞、最優秀技術賞ノミネート
○2005年サン・セバスチャン国際映画祭 正式出品
●2006年イスタンブール国際映画祭 ■ゴールデン・チューリップ賞受賞
○2006年英国アカデミー賞 イギリス作品賞ノミネート

2005
劇場未公開2007/04/01

4月
61

カオス・シチリア物語
KAOS
KAOS, CONTES SICILIENS
(伊)
☆☆☆☆☆
187分 ドラマ/コメディ/ファンタジー

監督:パオロ・タヴィアーニ/ヴィットリオ・タヴィアーニ
原作:
ルイジ・ピランデッロ
脚本:パオロ・タヴィアーニ/ ヴィットリオ・タヴィアーニ
撮影:ジュゼッペ・ランチ
音楽:
ニコラ・ピオヴァーニ
主演:マルガリータ・ロサーノ/オメロ・アントヌッティ/クラウディオ・ビガリ/マッシモ・ボネッティ

プロローグと5章のエピソードからなる大長編。シチリアの“混沌”という意のカオス村はタヴァーニ兄弟の生まれ故郷でもあるらしい。卵をあたためていた雄カラスをみつけた羊飼いが卵をめちゃめちゃにした挙げ句、羊につけるベルをくくりつけて空に放つ。人間の残酷さ哀しさ滑稽さを象徴したシーンをプロローグに物語は始まる。
★既に20年以上前になる映画だが、時間の流れに褪せることもなく3時間に及ぶ作品の中に埋没していった。とくに最終章「母との対話」で、初老になった作者が展開する劇的なエンディングは思わず姿勢を正し無心の涙を落とした。映画鑑賞史の高位に置く作品だ。

1984
1985/08/ 2007/03/25

60

レイクサイド マーダーケース
(日)
☆☆
118分 ミステリー/サスペンス R-15

監督:青山真治
原作:
東野圭吾 『レイクサイド』(実業之日本社刊)
脚本:青山真治/深沢正樹
撮影:たむらまさき
音楽:
長嶌寛幸
主演:役所広司( 並木俊介)/薬師丸ひろ子(並木美菜子)/柄本明(藤間)/鶴見辰吾()関谷孝史/杉田かおる(関谷靖子)/黒田福美(藤間一枝)/眞野裕子(高階英里子)/豊川悦司(津久見勝)/牧野有紗(並木舞華)/村田将平(藤間直人)/ 馬場誠(関谷拓也)

人気作家・東野圭吾のベストセラー小説『レイクサイド』を「EUREKA」の青山真治監督が映画化したミステリー・サスペンス。3組の家族が中学受験の勉強合宿のために集まった湖畔の別荘で殺人事件が発生、それぞれの思惑を秘め協力して隠蔽を図る親たちの姿と意外な真相をミステリアスに綴る。
★......!二時間テレビでよい、日本映画は早くこの路線から脱出して欲しい。

2004
2005/01/22 2007/03/26

59

天と地と
(日)
☆☆☆
118分   時代劇

監督:角川春樹
原作:
海音寺潮五郎
脚本:鎌田敏夫/吉原勲/ 角川春樹
撮影:前田米造
音楽:
小室哲哉
主演:榎木孝明(上杉謙信)/ 津川雅彦(武田信玄)/ 浅野温子(乃美)/ 財前直見(八重)/ 野村宏伸(太郎義信)/ 伊藤敏八 (柿崎景家)/ 風間杜夫 (勅使 )/ 伊武雅刀(昭田常陸介)/岸田今日子(侍女)/ 大滝秀治(橘屋又三郎)/ 沖田浩之(高坂弾正)/室田日出男 (飯富虎昌)/夏八木勲 (山本勘介 )/渡瀬恒彦 (宇佐美定行)/ 風祭ゆき(沼田の妻)

原作は海音寺潮五郎の同名小説。20億円以上の予算を投入してカナダをロケ地に上杉謙信と武田信玄による有名な“川中島の戦い”を描いた壮大な戦国絵巻。
★どえらいスケールで赤の竹田、黒の上杉という色別対抗試合を描いた。が、黒沢映画を知る世代には俳優陣のかるっぽっさが気になる。15、6年も前の時代には既に重厚な雰囲気を持つ脇役がいなくなっていることを知るだけだったのか。さて、現代は・・・。

1990
1990/06/23 2007/03/25

58

オータム・イン・ニューヨーク
AUTUMN IN NEW YORK
(米)

分   ロマンス/ドラマ

監督:ジョアン・チェン
脚本:アリソン・バーネット
撮影:クー・チャンウェイ
音楽:
ガブリエル・ヤレド
主演:リチャード・ギア(ウィル・キーン)/ウィノナ・ライダー(シャーロット・フィールディング )/ジリアン・ヘネシー ( リン)/ アンソニー・ラパリア (ジョン )/シェリー・ストリングフィールド(サラ )/エレイン・ストリッチ(ドロレス )/ヴェラ・ファーミガ (リサ)

「ラストエンペラー」で皇后を演じて大注目され女優として活躍しながら「  シュウシュウの季節」 (1998) で初監督。今作が二作目の作品。
★イントロに移されるニューヨークの秋の景色と、バックミュージックの良さに映画を期待させてくれたが、すかした中年男のギアとヒステリック少女ライダーの組み合わせの違和感に最後までず〜〜と引きずられぱなしで、最低な気分になってしまった。

2000
2000/09/23 2007/03/25

57

地上(ここ)より何処(どこ)かでANYWHERE BUT HERE
(米)
☆☆☆
114分  ドラマ

監督:ウェイン・ワン
原作:モナ・シンプソン
脚本:アルヴィン・サージェント
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽: ダニー・エルフマン
主演:スーザン・サランドン/ナタリー・ポートマン

香港出身のスモーク監督で (1995) 、 ブルー・イン・ザ・フェイス (1995) 等がある。 ★ポートマンの愛くるしさ、サランドンの奔放さの対比が上手に描かれた人間ドラマに上がっている。が、好きなサランドンの映画なので贔屓目になってしまう。

1999
2000/06/
2007/03/25

56

ラスト・アクション・ヒーロー
LAST ACTION HERO
(米)
☆☆☆
131分   アクション/ファンタジー

監督:ジョン・マクティアナン
脚本:デヴィッド・アーノット/シェーン・ブラック
撮影:ディーン・セムラー
音楽:
マイケル・ケイメン
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー/ オースティン・オブライエン/ アンソニー・クイン/F・マーレイ・エイブラハム/ ブリジット・ウィルソン/ アート・カーニー/トム・ヌーナン/ マーセデス・ルール / ジョーン・プロウライト/アンジー・エヴァーハート/ノア・エメリッヒ
カメオ出演: シャロン・ストーン / ロバート・パトリック

★監督がダイハードのマクティアナン。テンポよくストーリーも笑いも豊富に波乱万丈なアクションに仕上がっている。シュワ、ファン必見映画だが、脂ぎり飽きやすい映画だ。

1993
1993/08/ 2007/03/25

55

ドア・イン・ザ・フロア
THE DOOR IN THE FLOOR
(米)
☆☆☆
112分  ドラマ R-15

監督:トッド・ウィリアムズ
原作:ジョン・アーヴィング 『未亡人の一年』(新潮社刊)
脚本:トッド・ウィリアムズ
撮影:テリー・ステイシー
音楽:
マーセロ・ザーヴォス
主演: ジェフ・ブリッジス( テッド・コール )/キム・ベイシンガー(マリアン・コール)/ジョン・フォスター(エディ・オヘア)/ミミ・ロジャース(イヴリン・ヴォーン)/エル・ファニング(ルース・コール)

アメリカ現代文学の巨匠ジョン・アーヴィングが自らの自伝的要素を反映し書き上げたベストセラー『未亡人の一年』を原作に、その前半部分を映画化。監督は、アーヴィング自身が認めたという新鋭トッド・ウィリアム。
★娘ルース役のエル・ファニングの存在感に驚きながら、ず〜とダコタ・ファニングだと信じて見ていた。それがダコタの妹と言うことを知り、ふたたび驚く。すごい姉妹だ。

2004
2005/10/22 2007/03/19

54

パッチギ
(日)
☆☆☆☆
119分  ドラマ/青春 PG-12

監督:井筒和幸
原案:松山猛 『少年Mのイムジン河』(木楽舎刊)
脚本:羽原大介 /井筒和幸
撮影:山本英夫
音楽:
加藤和彦
主演:塩谷瞬(松山康介)/ 高岡蒼佑 (リ・アンソン )/ 沢尻エリカ(リ・キョンジャ)/ 楊原京子(桃子)/ 尾上寛之(チェドキ)/真木よう子(チョン・ガンジャ)/小出恵介(吉田紀男)/波岡一喜(モトキ・バンホー)/オダギリジョー(坂崎 )/ 光石研/加瀬亮/キムラ緑子/余貴美子/大友康平/前田吟/笑福亭松之助/ ぼんちおさむ/笹野高史/木下ほうか/徳井優/松澤一之

タイトルのパッチギとは、ハングル語で“突き破る、乗り越える”という意味。また“頭突き”の意味も持つ。60年代の京都を舞台に描いた青春群像ドラマ。ザ・フォーク・クルセダーズの朝鮮分断の名曲『イムジン河』をモチーフに、騒動を巻き起こす日本と在日朝鮮の高校生たちの恋や友情を熱く感動的に綴る。
★井筒作品はほとんど見ていないので、避けていたが偶然に出合、結果オラーイ!
●2005年日本アカデミー賞 ■ 新人俳優賞 塩谷瞬/沢尻エリカ ■ 話題賞(俳優) 沢尻エリカ
●2005年ブルーリボン賞 ■ 作品賞

2004
2005/01/22 2007/03/12

53

ヨコハマメリー
(日)
☆☆☆☆
92分   ドキュメンタリー

監督:中村高寛
撮影:中澤健介
音楽:コモエスタ八重樫(Since)/ 福原まり (Since)
テーマ曲: 渚ようこ 『伊勢佐木町ブルース』
主演: 永登元次郎/ 五大路子/杉山義法/清水節子/広岡敬一/ 団鬼六/ 山崎洋子/大野慶人/福寿祁久雄/松葉好市/森日出夫

 

顔を白く塗り、横浜の街角に立ち続ける老婆。戦後50年間、娼婦としての生き方を貫き、“ハマのメリーさん”と呼ばれた彼女は、95年冬、忽然と姿を消した。弱冠30歳の中村高寛監督が、そんな伝説の女性の半生を5年に渡る取材で追った感動ドキュメンタリー。
★観賞前は観たくない映画のトップ。観賞後は上質なドキュメンタリー作品と認めた。

2005
2006/04/15 2007/03/12

52

インファナル・アフェア3 終極無間 INFERNAL AFFAIRS III
INFERNAL AFFAIRS: END INFERNO 3
インファナル・アフェア 終極無間
(香港)
☆☆☆
118分  サスペンス/犯罪/ドラマ

監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック
脚本:アラン・マック/フェリックス・チョン
撮影:ン・マンチン /アンドリュー・ラウ
音楽:
主演:アンディ・ラウ (ラウ )/トニー・レオン(ヤン )/アンソニー・ウォン(ウォン警部)/エリック・ツァン(サム)/エディソン・チャン(若き日のラウ )/ショーン・ユー(若き日のヤン )/サミー・チェン(メリー)/ケリー・チャン (ドクター・リー )/チャップマン・トー (キョン)/ チェン・ダオミン(シェン)

香港を舞台に警察とマフィアが10年以上に渡って互いにスパイを送り込み、壮絶な闘いを繰り広げたサスペンス・ドラマ三部作の最終章。ヤン殉職前後の2つの時期に焦点を当てつつ、警察内部に潜伏し続けるラウの、自らの運命を懸けた最後の戦いを追っていく。

2003
2005/04/16 2007/03/05

50

インファナル・アフェア 無間序曲INFERNAL AFFAIRS 2
(香港)
☆☆☆☆
119分  サスペンス/犯罪/ドラマ

監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック
脚本:アラン・マック/フェリックス・チョン
撮影:ン・マンチン /アンドリュー・ラウ
音楽:チャン・クォンウィン
主演:エディソン・チャン (若き日のラウ )/ショーン・ユー (若き日のヤン )/アンソニー・ウォン (ウォン警部 )/エリック・ツァン (サム )/カリーナ・ラウ (マリー )/フランシス・ン (ハウ)/チャップマン・トー (キョン )/フー・ジュン (ルク)

 警察とマフィア双方から送り込まれた潜入者2人が熾烈なかけひきと激闘を繰り広げたサスペンス・ドラマの続編。本作では過去にさかのぼり、1991年から1997年の中国返還に揺れる香港を舞台に、2人の若者がそれぞれスパイに至る過程が描かれる。 
★前作よりも洒落ているが、やはり1作目の衝撃は薄らいでいる

2003
2004/09/18 2007/03/05

49

インファナル・アフェア
INFERNAL AFFAIRS
無間道 インファナル・アフェアI
(香港)
☆☆☆☆☆
102分  サスペンス/犯罪/ドラマ

監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック
脚本:アラン・マック/フェリックス・チョン
撮影:ライ・イウファイ /アンドリュー・ラウ
音楽:コンフォート・チャン
主演:アンディ・ラウ (ラウ )/トニー・レオン(ヤン )/アンソニー・ウォン(ウォン警部)/エリック・ツァン(サム)/エディソン・チャン(若き日のラウ )/ショーン・ユー(若き日のヤン )/サミー・チェン(メリー)/ケリー・チャン (ドクター・リー )/チャップマン・トー (キョン)

2002年の香港映画賞総ナメ、ハリウッド史上最高額でリメイク権が落札された香港黒社会を舞台にしたサスペンス・ドラマ。警察と犯罪組織それぞれに潜入を命じられた2人の男が、身の危険と心のゆらぎに苦悶しながら10年の時を経て対決の時を迎える姿を緊迫感溢れるタッチでスリリングに描く。
★最高・・・
●2003年ブルーリボン賞 ■ 外国作品賞

2002
2003/10/11 2007/03/05

48

ブッシュ・ド・ノエル
La Buche
(仏)
☆☆☆☆
106分  

監督:ダニエル・トンプソン
脚本:ダニエル・トンプソン/クリストフ・トンプソン
撮影:ロベール・フレース/ジャン・アルノワ
音楽:ミシェル・ルグラン
主演:サビーヌ・アゼマ/エマニュエル・ベアール/シャルロット・ゲンズブール/クロード・リッシュ

「ラ・ブーム」「王妃マルゴ」他、多数の脚本を手掛けてきたダニエル・トンプソンの監督デビュー作。
★匠ミシェル・ルグランの音楽の流麗なメロディーがスクリーンを一段と輝かせている。●1999年セザール賞 ■ 助演女優賞 シャルロット・ゲンズブール

1999
2000/11/11 2007/03/04

47

フレンチなしあわせのみつけ方
Ils se marierent et eurent beaucoup d’enfants
...AND THEY LIVED HAPPILY EVER AFTER(仏)
☆☆☆☆
100分  ドラマ/ロマンス/コメディ R-15

監督:イヴァン・アタル
脚本:イヴァン・アタル
撮影:レミー・シェヴラン
音楽:ブラッド・メルドー/クリスチャン・シュヴァリエ
主演:シャルロット・ゲンズブール/イヴァン・アタル/アラン・シャバ/ ジョニー・デップ

初監督作「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」に続いて、イヴァン・アタルが監督・脚本・主演をつとめ、パートナーのシャルロットと夫婦役を演じる。一見、幸せそうに見えるカップルのすれ違いや男女の本音をリアルに綴る。 
★21世紀を代表するジャズピアニスト、ブラッド・メルドーが始めて映画音楽を担当。パリのエスプリを音楽に託してスクリーンを緩やかに引き締めてゆくさまは格好よい。

2004
2005/04/02 2007/03/04

46

ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール
Ma femme est une actrice
MY WIFE IS AN ACTRESS
(仏)
☆☆☆☆☆
95分  コメディ/ロマンス R-15

監督:イヴァン・アタル
脚本:イヴァン・アタル
撮影:レミー・シェヴラン
音楽:ブラッド・メルドー
主演: シャルロット・ゲンズブール( シャルロット)/イヴァン・アタル(イヴァン)/テレンス・スタンプ(ジョン)/ノエミ・ルヴォヴスキ(ナタリー )/リュディヴィーヌ・サニエ(ジェラルディーヌ)/ローラン・バトー(ヴァンサン)/ リオネル・アブランスキー( ジョルジュ)

タイトルそのままに、フランスのスター女優シャルロット・ゲンズブールを妻とするイヴァン・アタルが監督・脚本・主演をつとめたロマンティック・コメディー。人気女優を妻に持つ夫の苦悩をコミカルに描く。
★21世紀を代表するジャズピアニスト、ブラッド・メルドーが始めて映画音楽を担当。パリのエスプリを音楽に託してスクリーンを緩やかに引き締めてゆくさまは格好よい。

2001
2003/06/28 2007/03/03

45

クルーシブル
THE CRUCIBLE
(米)
☆☆☆☆
124分  ドラマ

監督:ニコラス・ハイトナー
原作:
アーサー・ミラー
脚本:
アーサー・ミラー
撮影:アンドリュー・ダン
音楽:
ジョージ・フェントン
主演: ダニエル・デイ=ルイス(ジョン)/ ウィノナ・ライダー(アビゲイルは)/ポール・スコフィールド(ダンフォース判事)/ジョーン・アレン(エリザベス)/ブルース・デイヴィソン(パリス牧師)/ロブ・キャンベル /ジェフリー・ジョーンズ

原題は、るつぼのこと。17世紀末、米国で実際に起こった魔女狩り裁判を描いた重厚な人間ドラマ。赤狩りといわれた50年代米国のマッカーシズムへの批判として書かれた、米国の劇作家アーサー・ミラーの戯曲『坩堝』を、彼自身の手で映画用に脚色(シモーヌ・シニョレ、イヴ・モンタン主演、レイモン・ルロー監督の「サレムの魔女」のリメイク。
★宗教観のない日本人には理解に範疇を越える世界で、それほど気持ちが入らないがじっくりと描いているので、知らず知らずのうちに不条理の坩堝に陥ってしまう。

1996
1997/04/
2007/03/02

44

シェフと素顔と、おいしい時間
DECALAGE HORAIRE
JET LAG
(仏)

82分  ロマンス/コメディ

監督:ダニエル・トンプソン
脚本:ダニエル・トンプソン/クリストファー・トンプソン
撮影:パトリック・ブロシェ
音楽:
エリック・セラ
主演:ジャン・レノ(フェリックス)/ジュリエット・ビノシュ(ローズ)/セルジ・ロペス(セルジオ )

フランスを代表するジャン・レノとジュリエット・ビノシュが初共演を果たしたラブ・コメディ。

2002
2003/08/30 2007/03/01

3月
43

まぼろしの市街戦
LE ROI DU COEUR
KING OF HEARTS (英)
(仏/英)

102分   コメディ/戦争

監督:フィリップ・ド・ブロカ
脚本:ダニエル・ブーランジェ/フィリップ・ド・ブロカ
撮影:ピエール・ロム
音楽:
ジョルジュ・ドルリュー
主演:アラン・ベイツ(伝令兵プランピック)/ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド (コクリコ)/フランソワーズ・クリストフ(公爵夫人)/ジャン・クロード・ブリアリ(公爵)/ジュリアン・ギオマール(僧正)/ピエール・ブラッスール(将軍)/ミシュリーヌ・プレール(エバ)/アドルフォ・チェリ(隊長バイベンブルック大佐)/ダニエル・ブーランジェ(Col. Krack)/ミシェル・セロー(The Crazy Barber)

「カトマンズの男」のフィリップ・ド・ブロカが製作

1967
1967/12/ 2007/02/28

42

月の輝く夜に
MOONSTRUCK
(米)
☆☆☆
102分 ドラマ/コメディ

監督:ノーマン・ジュイソン
脚本:ジョン・パトリック・シャンレー
撮影:デヴィッド・ワトキン
音楽:
ディック・ハイマン
主演:シェール(ロレッタ)/ニコラス・ケイジ(ダニーの弟ロニー)/オリンピア・デュカキス(ロレッタの母ローズ)/ ヴィンセント・ガーディニア(ロレッタの父コスモ)/ジョン・マホーニー(大学教授のペリー)/ダニー・アイエロ(婚約者ダニー)/アニタ・ジレット (コスモの愛人)

未亡人と、彼女に求愛する2人の兄弟を描いたラブ・コメディ。
★登場人物が全て愛くるしく、寓話コメディの神髄といってもいいか。
●1987年アカデミー賞 ■ 主演女優賞 シェール ■ 助演女優賞 オリンピア・デュカキス ■ 脚本賞 ジョン・パトリック・シャンレー
●1988年ベルリン国際映画祭 ■ 監督賞 ノーマン・ジュイソン
●1987年LA批評家協会賞 ■ 助演女優賞 オリンピア・デュカキス
●1987年ゴールデン・グローブ ■ 女優賞(コメディ/ミュージカル) シェール ■ 助演女優賞 オリンピア・デュカキス
●1988年英国アカデミー賞 ■ 助演女優賞 オリンピア・デュカキス

1987
1988/03/ 2007/02/28

41

モア
MORE
(ルクセンブルグ)
☆☆☆
116分

監督:バルベ・シュローデル
脚本:バルベ・シュローデル /ポール・ゲゴーフ
撮影:ネストール・アルメンドロス
音楽:
ピンク・フロイド
主演:ミムジー・ファーマー(米人エステル)/クラウス・グリュンバーグ(独人ステファン)/ハインツ・エンゲルマン(元ナチ将校ウォルフ)/ルイーズ・ウィンク(エステル友人キャシー) /ミシェル・シャンデルリ(賭博師チャーリー)

ゴダール監督の助監督を務めた後ハリウッドに進出し「マーズアタック」など堅実な手腕を振るう監督となったシュローダー(シュローデル)の処女作。
★テーマは現代にも深刻な問題となっているドラッグ。ヒッピーとドラッガーの相克を画くが、サイケなあの時代を生で体験している世代には、おそろしくかったるい青春ものとしか映らない映画だ。ミムジー・ファーマーのキュートさと肉体が見物なだけか?

1969
1971/02/2007/02/28

40

ハネムーン・イン・ベガス
HONEYMOON IN VEGAS
(米)
☆☆
96分  ロマンス/コメディ

監督:アンドリュー・バーグマン
脚本:アンドリュー・バーグマン
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
音楽:
デヴィッド・ニューマン
主演:ジェームズ・カーン/ニコラス・ケイジ /サラ・ジェシカ・パーカー/ノリユキ・パット・モリタ/アン・バンクロフト/ピーター・ボイル/シーモア・カッセル/ジョン・ウィリアムズ

★低俗なコメディ「結婚だけはするな」と遺言を残して死んでゆく母親役をアン・バンクロフトが悲しくも情け無いちょい役で出演していたのには驚いた。 観なきゃよかった。

1992
1993/01/ 2007/02/27

39

理由
JUST CAUSE
(米)
☆☆☆☆
102分  

監督:アーネ・グリムシャー
原作:
ジョン・カッツェンバック
脚本:ジェブ・スチュアート/ピーター・ストーン
撮影:ラホス・コルタイ
音楽:
ジェームズ・ニュートン・ハワード
主演: ショーン・コネリー(ポール・アームストロング)/ローレンス・フィッシュバーン(タニー・ブラウン)/ケイト・キャプショー(ポールの妻)/ブレア・アンダーウッド /ルビー・ディー /エド・ハリス/ネッド・ビーティ/ケヴィン・マッカーシー/クリス・サランドン/クリストファー・マーレイ/スカーレット・ヨハンソン

猟奇殺人の真相を追う法律学者の活躍と、事件に秘められた意外な真実を描くサスペンス。ジョン・カッツェンバックの同名小説を「マンボ・キングス わが心のマリア」のアーネ・グリムシャーの監督で映画化。脚本は「ダイ・ハード」「逃亡者(1993)」のジェブ・スチュアートと「シャレード」「料理長殿、ご用心」のピーター・ストーン、音楽は「逃亡者(1993)」のジェームズ・ニュートン・ハワード、撮影は「男が女を愛する時」のラヨシュ・コルタイ。
★逆転また逆転のストーリー展開はありがちながらもテンポもよく、最後まで飽きさせずに観ることが出来た。コネリーの重厚な演技にからむ、それぞれのキャラクターに対するキャスティングもよい。とくに狂気の囚人役を演じたエド・ハリスのぶち切れさが凄い。娘役のスカーレット・ヨハンソンの美少女ぶりも見所か。

1995
1995/06/ 2007/02/25

38

ダニー・ザ・ドッグ
UNLEASHED
DUNNY THE DOG
(仏/米)
☆☆☆
103分  アクション/サスペンス

監督:ルイ・レテリエ
脚本:
リュック・ベッソン/ロバート・マーク・ケイメン
撮影:ピエール・モレル
音楽:マッシヴ・アタック
主演:ジェット・リー( ダニー)/モーガン・フリーマン(サム)/ボブ・ホスキンス(バート)/ケリー・コンドン(ヴィクトリア)

「キス・オブ・ザ・ドラゴン」でコンビを組んだ製作・脚本のリュック・ベッソンと主演のジェット・リーが再び手を組み撮り上げたヒューマン・アクション・ストーリー。冷酷な男によって殺人マシーンとして育てられた一人の男が、盲目のピアノ調律師との出会いを通して次第に人間性を取り戻していく。
★ケリー・コンドンは清楚な娘役がはまっていい。主演のジェット・リー、悪役のボブ・ホスキンスもいい味を出している。盲目のパイの調律師という役柄ながら相も変わらぬモーガン・フリーマンそのもの。ストーリー展開も映像もスピード感溢れて好感度。

37

クーリバの木の下で
(日)
☆☆☆
91分  TVドラマ

演出:佐々木昭一郎
音楽:ミッキー吉野
主演:木佐貫邦子/オーストラリアの人々

主人公アキコは「クーリバの木の下でトランペットを吹きたい」という言葉を残し連絡が途絶えた恋人を探すため、単身オーストラリアへ渡る。羊の毛を刈り旅をする若者やヘリコプターで診察に向かう医師など雄大な大地を生き抜く人々との出会いを通して、アキコの気持ちは徐々に和らいでいく。
"Waltzing Matilda"の歌詞に出てくる「クーリバ」"coolabah"は(ユーカリ)の木。
このドラマは、全編がこの"Waltzing Matilda"という曲のことを描いている。
オーストラリアでは、手回り品をまとめた包み(swag)が"Matilda"。"waltz Matilda"は荷物一つで渡り歩くことを意味する。アメリカのホーボーよりも、ほんの少し前の時代。

1987
2007/02/22

36

素晴らしき男
A FINE MADNESS
(米)
☆☆
104分  ドラマ

監督:アーヴィン・カーシュナ
原作: エリオット・ベイカー
脚本:エリオット・ベイカ
撮影:テッド・マッコード
音楽:
ジョン・アディソン
主演:
ショーン・コネリー(サムソン)/ジョアン・ウッドワード(ローダ)/ジーン・セバーグ(リディア)/ パトリック・オニール(ドクター・ウェスト)/コリーン・デューハースト /レニー・テイラー/ゾーラ・ランパート

原作者エリオット・ベーカー自身の手による脚本を映画化したコメディー。撮影は「エデンの東」のテッド・マッコード、音楽は「引き裂かれたカーテン」のジョン・アディソンが担当。
★66年との作品ということはコネリーのボンド役からの脱却を試みた映画だろうが、ちょいとおちゃらけ過ぎたコメディで、監督以下凄腕のスタッフを揃え、共演者もそうそうたる俳優人をキャスティングしているのに、まったくもって食い足らない映画だ。

1966
1966/10
2007/02/21

35

CURE
キュア
(日)
☆☆☆
111分  サイコサスペンス

監督:黒沢清
脚本:黒沢清
撮影:喜久村徳章
美術:
丸尾知行
音楽:ゲイリー芦屋
主演 役所広司(高部賢一)/萩原聖人(間宮邦彦 )/うじきつよし(佐久間真)/ 中川安奈(高部文江)/螢雪次朗(桑野一郎)/洞口依子(明子(女医))/ でんでん(警官大井田)/ 大杉漣(藤本本部長)

マインドコントロールにより猟奇殺人を引き起こしていく謎の若い男と刑事の対決を描く、サイコサスペンス。 
★日本版セブンを想像させる展開に、グッと引きずり込まれた。が、が、ですよ最後のファミレスでの緩いカットはなんのためにあるのか・・・わっっからない!
●1997年日本映画プロフェッショナル大賞 ■ 作品賞 ■ 助演男優賞 萩原聖人

1997
1997/12/27  2007/02/20

34

マンマ・ローマ
MAMMA ROMA
(伊)
☆☆☆☆
106分  ドラマ

監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ
脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
音楽:カルロ・ハスティケッリ
主演:アンナ・マニャーニ/エットレ・ガロファーロ/フランコ・チッティ/シルヴァーナ・コルシーニ

★パゾリーニが描くイタリアの底辺から子供のために脱出を計る売春婦のは葛藤を力強く強く描いた佳作。1962年の時代背景を眺めるのもおもしろいモノクロ作品。
●1962年ヴェネチア国際映画祭 ■ イタリア・シネクラブ連盟賞 ピエル・パオロ・パゾリーニ

1962
2004/05/18
ユーロスペース2007/02/19

33

ジョゼと虎と魚たち
(日)
☆☆☆
116分  ロマンス/ドラマ PG-12

監督:犬童一心
原作:田辺聖子
脚本:渡辺あや
撮影:蔦井孝洋
音楽:くるり
主演:妻夫木聡 (恒夫)/池脇千鶴( ジョゼ(くみ子))/新井浩文(幸治)/上野樹里(香苗)/江口徳子(ノリコ)/新屋英子(ジョゼの祖母)/真理アンヌ( 麻雀屋客中年女)

芥川賞作家・田辺聖子の同名短編小説を映画化したラブ・ストーリー。
★大阪の街を舐めるように俯瞰して撮るカメラワークに感じたのは、大阪には高層ビルがなくていいなぁ〜という感想。
●2003年日本映画プロフェッショナル大賞 ■ 主演女優賞 池脇千鶴

2003
2003/12/13 2007/02/19

32

キッスで殺せ!
KISS ME DEADLY
(米)
☆☆☆
105分  アクション/サスペンス

監督:ロバート・アルドリッチ
原作:ミッキー・スピレーン
脚本:A・I・ベゼリデス
撮影:アーネスト・ラズロ
音楽:
フランク・デ・ヴォール
主演:ラルフ・ミーカー/ギャビー・ロジャース /クロリス・リーチマン /アルバート・デッカー/ポール・スチュワート

M・スピレーンのマイク・ハマーものの映画化だが、 公開当初の非難はもの凄いものだったが、見事それに絶えD・リンチなどに影響を与えるカルトムービーの古典となった。
★ナット・コールの主題歌、内容はハードボイルド、オチは原子爆弾。今観ると何もかもめちゃめちゃ強引な手法で撮られているが、なにか心地よい爽快感を与えてくれる。
現在撮られている理屈っぽい作品と比べると、映画の原点を知らされるような作品で、二本前に観たカリフォリニア・ドールもそうだが、アルドリッジに乾杯なのだ。

1955
1955/10
2007/02/18

31

ビヨンドthe シー
〜夢見るように歌えば〜
BEYOND THE SEA (米/英/独)
☆☆☆☆
118分  ドラマ/音楽伝記

監督:ケヴィン・スペイシー
脚本:ケヴィン・スペイシー/ルイス・コリック
撮影:エドゥアルド・セラ
音楽:フィル・ラモーン
主演:ケヴィン・スペイシー(ボビー・ダーリン)/ケイト・ボスワース(サンドラ・ディー)/ジョン・グッドマン(スティーヴ・ブラウナー)/ボブ・ホスキンス(チャーリー・カソート・マフィア)/ブレンダ・ブレシン(ポリー・カソート)/グレタ・スカッキ(メアリー)/キャロライン・アーロン (ニーナ・カソート)/ ウィリアム・ウルリッチ(少年時代のボビー)

ケヴィン・スペイシーが、自ら製作・脚本・監督・主演を兼任して、50年代から60年代にかけて活躍した天才エンターテイナー、ボビー・ダーリンの生涯を映画化したミュージカル・ドラマ。
★ケビン・スプペイシーの演技、歌、ダンスの素晴らしさに圧倒された。 音楽伝記映画は数々見ているが、そのなかでも上位にランクアップしても異論は無かろう。 また物語の展開・構成、特にボビーの人生の後半の描き方がよく、監督スペイシーの手腕に乾杯だ。

2004
2005/02/26 2007/02/17

30

カリフォルニア・ドールス
THE CALIFORNIA DOLLS
...ALL THE MARBLES
(米)
☆☆☆
112分  ドラマ/スポーツ

監督:ロバート・アルドリッチ(遺作)
脚本:メル・フローマン
撮影: ジョセフ・バイロック
音楽:
フランク・デ・ヴォール
主演:ピーター・フォーク/ヴィッキー・フレデリック/ローレン・ランドン/ バート・ヤング/トレイシー・リード /リチャード・ジャッケル/ミミ萩原 /ブリンク・スティーヴンス/ クライド草津

苛酷な女子プロレスの世界を舞台に、“カリフォルニア・ドールス”なるタッグ・チームを組む若き美女二人と、老マネージャーの道行きを描く。
アクションや異常心理ものが得意なR・アルドリッチ監督の軽快なタッチの遺作。
★この映画を観たら誰でも、アルドリッチ監督への優しい眼差しで合掌することだろう。ほんとうに楽しい映画というのはこういう作品をいいのだと心から思った。役者たちもそれぞれ素晴らしい味を醸し出していて、心が温まる。

1981
1982/06 2007/02/16

29

アイスバーグ
L'ICEBERG
(ベルギー)
☆☆☆☆
84分  コメディ

監督:ドミニク・アベル/フィオナ・ゴードン/ブルーノ・ロミー
脚本:ドミニク・アベル/フィオナ・ゴードン/ブルーノ・ロミー
撮影:セバスティアン・コーペル
音楽:ジャック・ルーリー
主演:ルーシー・トゥルガリュク/ ドミニク・アベル/フィオナ・ゴードン/ フィリップ・マルツ

運悪くマフラーが引っかかり、パート先の冷蔵室に閉じ込められてしまった主人公のフィオナ。翌日、仲間に発見され彼女は帰宅するが誰も心配していないことにショックを受ける。冷蔵室に閉じ込められて以来、冷たいものに異常な興奮を抱くようになったフィオナは、そんな冷たい家族を捨てて自分探しの旅に出る。
★というストーリーなのだが、ストーリーがよく飲み込めないところが、ちょいと難な作品だが、その不条理さがおもしろい。

2005
劇場未公開2007/02/16

28

ディパーテッド
THE DEPARTED
(米)
☆☆
152分  サスペンス/ドラマ/犯罪
R-15

監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ウィリアム・モナハン
撮影:ミヒャエル・バルハウス
音楽:
ハワード・ショア
主演:レオナルド・ディカプリオ(ビリー・コスティガン)/マット・デイモン (コリン・サリバン)/ジャック・ニコルソン(フランク・コステロ)/ マーク・ウォールバーグ(ディグナム)/マーティン・シーン(クイーナン)/レイ・ウィンストン(ミスター・フレンチ)/ヴェラ・ファーミガ( マドリン)/ アレック・ボールドウィン(エラービ)/アンソニー・アンダーソン( ブラウン)

大ヒット香港ノワール「インファナル・アフェア」をハリウッドの豪華スタッフ・キャストでリメイクした犯罪サスペンス。
★これほどムカムカ気分悪くした映画はない
●2006年 全米批評家協会賞 ■ 助演男優賞 マーク・ウォールバーグ
●2006年 NY批評家協会賞 ■ 監督賞 マーティン・スコセッシ
●2006年 ゴールデン・グローブ ■ 監督賞 マーティン・スコセッシ
●2006年 放送映画批評家協会賞 ■ 監督賞 マーティン・スコセッシ

2006
2007/01/20 2007/02/13
バウスシアター

27

守護神
THE GUARDIAN
(米)
☆☆☆
139分  アクション/冒険/ドラマ

監督:アンドリュー・デイヴィス
脚本:ロン・L・ブリンカーホフ
撮影:スティーヴン・セント・ジョン
音楽:トレヴァー・ラビン
主演:ケヴィン・コスナー(ベン・ランドール)/アシュトン・カッチャー(ジェイク・フィッシャー)/ニール・マクドノー(ジェイク・スキナー)/メリッサ・サージミラー (エミリー・トーマス)/ クランシー・ブラウン(ウィリアム・ハドレー)/ セーラ・ウォード (ヘレン・ランドール)/ボニー・ブラムレット (マギー・マクグレン)

死と隣り合わせの危険な任務に当たるアメリカ沿岸警備隊を舞台に、伝説のレスキュー・スイマーと彼に憧れる訓練生との葛藤と絆を描く感動アクション。
★コスナーもいい加減ヒーローから身を引く時期に来たことを知ったのか?

2006
2007/02/10 2007/02/12

吉祥寺東亜

26

幸せのちから
THE PURSUIT OF HAPPYNESS
(米)
☆☆☆☆
117分  ドラマ

監督:ガブリエレ・ムッチーノ
脚本:スティーヴン・コンラッド
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:アンドレア・グエラ
主演:ウィル・スミス(クリス・ガードナー)/ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス(クリストファー)/ タンディ・ニュートン( リンダ )/ブライアン・ホウ(トゥイッスル )

ホームレスになりながらも愛する息子を唯一の心の支えに、ついには最後のチャンスを掴んで億万長者となった父子の実話を映画化した感動の物語。
監督は長編5作目にして初の英語作品に挑んだイタリア人監督のガブリエレ・ムッチーノ。★数年ぶりに満員の劇場の前から二番目左端という最悪な席に座らされた。スクリーンに近いというのは妙な発見がある・・・予告編のスパイダーマンのケイト・ブランシェットの毛深さに驚かされた。
良い映画だが、なにせ邦題タイトルが悪い、配給会社ももうしこし知恵を付けなければ。

2006
2007/01/27 2007/02/12

吉祥寺東亜

25

アバウト・シュミット
ABOUT SCHMIDT
(米)
☆☆☆☆
125分   ドラマ/コメディ

監督:アレクサンダー・ペイン
原作:ルイス・ベグリー
脚本:アレクサンダー・ペイン/ ジム・テイラー
撮影:ジェームズ・グレノン
音楽:
ロルフ・ケント
主演:ジャック・ニコルソン( ウォーレン・シュミット)/キャシー・ベイツ (ロバータ)/ホープ・デイヴィス(ジーニー・シュミット)/ダーモット・マローニー(ランドール)

平凡な一人の男が、定年退職を機に第2の人生を歩む姿をユーモアとペーソスを織り交ぜて描くヒューマン・ドラマ。
★仕事一筋に生きてきたシュミット。定年、妻の死、心ない男に嫁いでいく娘。という大きな転機と孤独を背負い込んだ男の、人生の悲哀を見事に演じきるジャック・ニコルソンが素晴らしい。
●2002年LA批評家協会賞 ■ 作品賞 ■ 男優賞 ジャック・ニコルソン ■ 脚本賞 アレクサンダー・ペイン / ジム・テイラー
●2002年ゴールデン・グローブ 賞 ■ 男優賞 ジャック・ニコルソン ■ 脚本賞 アレクサンダー・ペイン /ジム・テイラー
●2002年放送映画批評家協会賞 ■ 主演男優賞 ジャック・ニコルソン

2002
2003/05/24  2007/02/11

24

グリーン・デスティニー
臥虎藏龍
CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON
WO HU CAUG LONG
(米/中)
☆☆☆
120分  アクション/ドラマ/ロマンス

監督:アン・リー
原作:ワン・ドウルー
脚本:ワン・ホエリン/ ジェームズ・シェイマス / ツァイ・クォジュン
撮影:ピーター・パウ
音楽:タン・ドォウン /
ヨーヨー・マ
主演:チョウ・ユンファ( リー・ムーバイ)/ミシェル・ヨー(ユー・シューリン)/チャン・ツィイー(イェン)/チャン・チェン(ロー)/チェン・ペイペイ

特撮を駆使して剣の達人たちの激闘を描くアクション映画。
★吊りすぎ・・・あきれかえってひっくり返った。こんなんでアカデミー穫ったんかい?●2000年アカデミー賞 ■ 外国語映画賞 ■ 撮影賞 ピーター・パウ ■ 作曲賞 タン・ドゥン ■ 美術賞 トミー・イップ
●2000年NY批評家協会賞 ■ 撮影賞 ピーター・パウ
●2000年LA批評家協会賞 ■ 撮影賞 ピーター・パウ ■ 音楽賞 タン・ドゥン ■ 美術賞 トミー・イップ
●2000年ゴールデン・グローブ ■ 外国語映画賞 ■ 監督賞 アン・リー
●2000年英国アカデミー賞 ■ 監督賞(デヴィッド・リーン賞) アン・リー ■ 外国語映画賞 ■ 作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞) タン・ドゥン ■ 衣装デザイン賞 ●2000年放送映画批評家協会賞 ■ 外国語映画賞
●2001年MTVムービー・アワード ■ 格闘シーン賞 チャン・ツィイー

2000
2000/11/03 2007/02/07

23

アイ・アム・デビッド
I AM DAVID
(米)
☆☆☆☆
93分  ドラマ

監督:ポール・フェイグ
原作: アン・ホルム
脚本:ポール・フェイグ
撮影:ロマン・オーシン
音楽:
スチュワート・コープランド
主演:ベン・ティバー(デビッド)/ジム・カヴィーゼル(ヨハネス)/ ジョーン・プロウライト (ソフィー)/ フリスト・ショポフ/シルヴィア・ドゥ・サンティス/ マリア・ボネヴィー

63年デンマークで出版され世界的ベストセラーとなったアン・ホルムの同名小説を映画化    幼い時に家族と引き離され、強制収容所で育った12歳の少年が脱走し、たった一人でブルガリアから母のいるデンマークへ向かう。その過程で様々な経験を積む姿を描く。
★母を訪ねてひたすら北に向かう少年を描いたロードムービーだが、映画ファンは得てして子供、動物映画はどうも弱く、点数が甘くなってしまう。

2004
2005/02/19 2007/02/07

22

シリアナ
SYRIANA
(米)
☆☆☆☆
128分   サスペンス/ドラマ

監督:スティーヴン・ギャガン
原作:ロバート・ベア 『CIAは何をしていた?』(新潮社刊)
脚本:スティーヴン・ギャガン
撮影: ロバート・エルスウィット
音楽:
アレクサンドル・デプラ
主演: ジョージ・クルーニー(ボブ・バーンズ )/ マット・デイモン(ブライアン・ウッドマン)/アマンダ・ピート(ジュリー・ウッドマン)/クリス・クーパー(ジミー・ポープ )/ ジェフリー・ライト(ベネット・ホリデイ )/ クリストファー・プラマー(ディーン・ホワイティング )/ウィリアム・ハート(スターン・ゴフ )

トラフィック」でアカデミー脚本賞を獲得したスティーヴン・ギャガンが監督・脚本を手掛け映画化。石油利権が渦巻く中東を舞台に、ベテランCIA工作員の暗躍をドキュメンタリー・タッチで描いた政治サスペンス
★CIA工作員を演じたルーニー、黒幕をやらせたら天下一品のプラマー、血気盛んな青年役のディロン、しっとりと脇を固めるハートなど豪華なキャスティングが最高。豪華なロケ、砂漠の地で撮影されたのにもかかわらず、グッとトーンを落とした陰影のあるカメラワークが、サスペンス映画の本随をみせている観多感がある。音楽も良かった。
●2005年アカデミー賞 ■助演男優賞 ジョージ・クルーニー
●2005年ゴールデン・グローブ ■助演男優賞 ジョージ・クルーニー

2005
2006/03/04 2007/02/06

21

トランスポーター2
THE TRANSPORTER 2
(米・仏)
☆☆☆
88分  アクション/サスペンス

監督:ルイ・レテリエ
製作:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン/ ロバート・マーク・ケイメン
撮影:ミッチェル・アムンドセン
音楽:
アレクサンドル・アザリア
主演: ジェイソン・ステイサム( フランク)/ アレッサンドロ・ガスマン( ジャンニ)/ アンバー・ヴァレッタ(オードリー・ビリングス )/ ケイト・ノタ (ローラ)/ マシュー・モディーン( ジェファーソン・ビリングス )

どんな依頼品でも正確に目的地へと送り届けるプロの運び屋を描く前作「トランスポーター」の続編。
★前作のように個人的な内面の表現が出てくれるとおもしろいと思ったが、ただひたすらめっちゃくちゃここまでやってくれると、爽快感いっぱいになる。映画波高で在るべし。

2005
2006/06/03 2007/02/06

20

タカダワタル的
(日)
☆☆☆☆
65分  ドキュメンタリー/音楽

監督:タナダユキ
撮影:長田勇市
主演:高田渡 /柄本明/シバ/中川いさと/佐野史郎/中山ラビその他  

 2003年春の下北沢でのライヴを中心にオフステージでの素顔を交え構成。監督は前作「モル」でデビューした新鋭タナダユキ。
映画は1970年<中津川フォークジャンボリー>で『ごあいさつ』を歌う高田渡の秘蔵ライヴ映像で幕を開ける。以来30年以上に渡ってマイペースで活動を続けてきた高田渡。歌と酒をこよなく愛する彼は、現在、吉祥寺をホームタウンとし、益々意欲的なライヴ活動を続けている。そして2003年春、東京・下北沢<ザ・スズナリ>、京都<拾得(じっとく)>、大阪<春一番コンサート>などでワタル的音楽ライヴが炸裂する。カメラはそんな笑いの絶えないライヴの模様に加え、彼のアパートにまで押しかけるなど禁断の日常生活にも密着していく。
★タカダワタルは古今亭志ん生を越えた・・・!

2003
2004/04/03 2007/02/04

19

セレブの種
SHE HATE ME
(米)

140分  コメディ/ドラマ R-18

オリジナルCD
「セレブの種」
ビクターエンタテインメント

監督:スパイク・リー
原案:マイケル・ジェネット
脚本:マイケル・ジェネット/スパイク・リー
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:
テレンス・ブランチャード
演奏:ギャヴィン・ライト、ウォーレン・ジーリンスキーほか
主演:アンソニー・マッキー / ケリー・ワシントン/エレン・バーキン/モニカ・ベルッチ/バイ・リン /ウディ・ハレルソン /ジョン・タートゥーロ

ひょんなことからレズビアンを相手に自らの精子提供ビジネスを始めた男の顛末を描いた風刺コメディ。
★スパイク・リー「インサイド・マン」の前作。スパイク・リー最大の駄作!
サントラはブランチャードの本領発揮でお得意のジャンル、ジャズで、これはよかった。

2004
2006/09/23 2007/02/05

18

走り来る人々
SOME CAME RUNNING
(米)
☆☆☆
136分  ドラマ

監督:ヴィンセント・ミネリ
原作:
ジェームズ・ジョーンズ
脚本:ジョン・パトリック/アーサー・シークマン
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
音楽:
エルマー・バーンスタイン
作詞:
サミー・カーン
作曲:
ジミー・ヴァン・ヒューゼン
主演:
フランク・シナトラ(デヴィッド)/シャーリー・マクレーン(ジニー)/ ディーン・マーティン(賭博師パーマ)/ アーサー・ケネディ(兄フランク)/ マーサ・ハイヤー(グエン) / ナンシー・ゲイツ

「地上より永遠に」の原作者ジェームズ・ジョーンズの長編小説の映画化。
シナトラ一家の一員として迎えられたディーン・マーティンと、フランク・シナトラの初めての共演作品。
★ディーンのはまり役の賭博師の貫禄にくらべると、悩める小説家という設定のシナトラ親分のショボさが目立ってしまった。なんといっても無教養なかわいい女を見事に演じきるマクレーンがいかしている。この時代の映画は多少の難があろうと無防備なまでに応援をしてしまうのは、生きた分量分の自分史が為せるものなのだろう。

1958
1959/03
2007/02/05

17

マーサの幸せレシピ
BELLA MARTHA
MOSTLY MARTHA (独)
☆☆☆☆
105分  ドラマ/コメディ

監督:サンドラ・ネットルベック
脚本:サンドラ・ネットルベック
撮影:ミヒャエル・ベルトル
音楽:
キース・ジャレット/アルヴォ・ペルト/デヴィッド・ダーリン
主演: マルティナ・ゲデック(マーサ)/セルジオ・カステリット (マリオ)/ウルリク・トムセン(サム)/マクシメ・フェルステ(リナ)

 監督は今回が劇場映画デビューとなるサンドラ・ネットルベック。シェフの仕事一筋に生きてきた女性の人生の転機を描いた心温まるハートウォーミング・コメディ。
★キース・ジャレットが音楽監督をしているというのでワクワクして観た。映画そのものも、主人公の女シェフの生き様の葛藤をきめ細やかに描き出し、女性映画として秀逸。
●2002年ヨーロッパ映画賞 ■男優賞 セルジオ・カステリット
●2002年ドイツ映画賞■最優秀主演女優賞 マルティナ・ゲデック
●2002年クレイユ国際女性映画祭最優秀作品賞受賞

2001
2002/11/16 2007/02/04

16

クロッシング・ガード
THE CROSSING GUARD
(米)
☆☆☆
101分  ドラマ

監督:ショーン・ペン
脚本:ショーン・ペン
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
主演:ジャック・ニコルソン(フレディ) / デヴィッド・モース(ジョン)/ ロビン・ライト/パイパー・ローリー/ 石橋凌(フレディの従業員) /アンジェリカ・ヒューストン(妻)

ショーン・ペンが「インディアン・ランナー」に告ぐ、人間ドラマで、作家、故H・C・ブコウスキーに献辞を捧げている。表題はいわゆる緑のおばさんの意味。
★物語は、漫然と追っているだけで物足りないが、デヴィッド・モースの微妙な好感度が記憶に残りそうだ。 石橋凌がオカマの店員役で出ているのには驚いたが、それぞれの配役が見事に決まって気持ちがよい。

1995
1996/11
2007/02/04

15

墨攻
A BATTLE OF WITS
( 中国/日本/香港/韓国 )
☆☆☆
133分  アクション/歴史劇

監督:ジェィコブ・チャン
原作:森秀樹 漫画『墨攻』(小学館刊) / 酒見賢一 (原作小説)
脚本:ジェィコブ・チャン
撮影:阪本善尚
音楽:
川井憲次
主演:アンディ・ラウ(革離)/アン・ソンギ (巷淹中)/ワン・チーウェン (梁王)/ファン・ビンビン (逸悦)/ ウー・チーロン(子団)/ チェ・シウォン (梁適)

 戦乱の中国を舞台に、“墨守”という故事で知られる戦闘集団“墨家”の天才戦術家・革離の活躍を描いた森秀樹の同名コミックを、中国・日本・香港・韓国の合作で映画化。主演は「インファナル・アフェア」のアンディ・ラウ、共演に韓国を代表する俳優「シルミド」のアン・ソンギ。監督は「黄昏のかなたに」「流星」のジェィコブ・チャン。
★アンディ・ラウの革離など、亜細亜の名だたる俳優のキャスティングが適材適所。
中盤までは丁寧に描いているが、戦闘シーンに突入しだしたあたりから荒っぽい展開で粗雑。後半には編集に疲れ切ったのか、文字説明で終わらせるという食いたりない尻つぼみな結末にがっくり。どうせなら後30分時間をかけたら、そうとう良くなったろう。

2006
2007/02/03 2007/02/04
吉祥寺オデオン初劇場観賞

2月


14

ポワゾン
ORIGINAL SIN
(米)
☆☆
116分  サスペンス/ロマン

督:マイケル・クリストファー
原作
:ウィリアム・アイリッシュ 『暗闇のワルツ』
脚本:マイケル・クリストファー
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽
テレンス・ブランチャード
主演:アントニオ・バンデラス(ルイス )/アンジェリーナ・ジョリー (ジュリア )/ジョーン・プリングル (サラ )/ トーマス・ジェーン(ダウンズ )

 ウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウーリッチ)の原作を映画化したミステリー。
★原作がウィリアム・アイリッシュ、バンデラス、アンジェリーナといういやらしいメンツの映画なので、かなりの期待したが、嘘嘘嘘で固めた女の所業ばかりをアッピールし過ぎ、エロな絡み場面も中途半端で胸くそ悪いストーリー展開。評判無かったものなぁ〜。音楽監督がテ・ブランチャードだったのでジャージャーな音を期待したがこれも駄目。

2001
2001/11/23 2007/01/28

13

アビエイター
THE AVIATOR (米)
☆☆☆
169分  ドラマ/冒険/伝記

製作総指揮: レオナルド・ディカプリオ
監督:
マーティン・スコセッシ
脚本:ジョン・ローガン
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:
ハワード・ショア
主演:レオナルド・ディカプリオ(ハワード・ヒューズ) / ケイト・ブランシェット(キャサリン・ヘプバーン)/ ケイト・ベッキンセイル (エヴァ・ガードナー) / ジュード・ロウ(エロール・フリン)/ アレック・ボールドウィン(ホアン・トリップ )/ ジョン・C・ライリー(ノア・ディートリッヒ)/ アラン・アルダ(オーウェン・ブリュースター上院議員) / イアン・ホルム(フィッツ教授)/ダニー・ヒューストン(ジャック・フライ) / グウェン・ステファニー(ジーン・ハーロウ) / アダム・スコット (ジョニー・メイヤー) /ウィレム・デフォー( ローランド・スイート )

 実在したアメリカの大富豪ハワード・ヒューズの映画監督として飛行家としてハリウッド女優たちとも華麗な恋愛遍歴を重ね、男が辿る夢と波瀾の半生を描いた伝記ドラマ。
★ハルストレムの『ギルバート・グレイプ』の子役、狂い気味のヒューズ、こうした役柄は上手だが、いかんせん顔立ちが幼すぎる。脇にビックネームを揃えながら、映画自体が薄くなってしまった。まぁ〜彼自身の制作なのでしかたないが、結局ディカプリオの重量感のない存在自ずから、ぽしゃってしまった。スコセッシはこのところ凡作量産機だ。
●004年アカデミー賞 ■ 助演女優賞 ケイト・ブランシェット■ 撮影賞 ロバート・リチャードソン ■美術賞 ダンテ・フェレッティ■衣裳デザイン賞 サンディ・パウエル ■編集賞 セルマ・スクーンメイカー
●2004年LA批評家協会賞■美術賞 ダンテ・フェレッティ
●2004年ゴールデン・グローブ■作品賞■ 男優賞(ドラマ) レオナルド・ディカプリオ ■音楽賞 ハワード・ショア
●2004年英国アカデミー賞■助演女優賞 ケイト・ブランシェット■プロダクションデザイン賞 ダンテ・フェレッティ■メイクアップ&ヘアー賞
●2004年放送映画批評家協会賞■ 監督賞 マーティン・スコセッシ■ 音楽賞 ハワード・ショア
●2005年MTVムービー・アワード■男優賞 レオナルド・ディカプリオ

2004
2005/03/26 2007/01/25

12

アンジェラ
ANGEL-A
(仏)
☆☆☆
90分  ロマンス/犯罪

監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
音楽:アンニャ・ガルバレク
主演:ジャメル・ドゥブーズ(アンドレ) / リー・ラスムッセン( アンジェ ラ)/ ジルベール・メルキ/ セルジュ・リアブキン

「グラン・ブルー」「レオン」のリュック・ベッソン監督が、99年の「ジャンヌ・ダルク」以来6年ぶりに自らメガフォンをとり、パリを舞台に全編モノクロ映像で撮り上げた異色のラブ・ストーリー。
★ベッソン好みなシティー・ドラマで、大人のファンタジー映画でおもしろい題材ながら、チビでアフリカ生まれのアメリカ人アンドレ、スーパーモデルな肢体のアンジェラのハーモニーに超違和感をもち続け、仕舞いにはハッピーエンド。しらけ気味でfinとは。

2005
2006/05/13 2007/01/23
モノクロ

11

昭和歌謡大全集
(日)
☆☆☆
112分 アクション/犯罪/コメディ

監督:篠原哲雄
原作:
村上龍 『昭和歌謡大全集』(幻冬舎文庫刊)
脚本:大森寿美男
撮影:高瀬比呂志
音楽:池頼広
主演:松田龍平/池内博之/斉藤陽一郎/安藤政信/ 樋口可南子 /岸本加世子/森尾由美/細川ふみえ/鈴木砂羽/内田春菊/原田芳雄/市川実和子/ 古田新太

雑誌プレイボーイ連載、村上龍原作の同名ベストセラーを、「月とキャベツ」「命」の篠原哲雄監督で映画化。
★些細な行き違いから若者グループとおばさんグループの血の抗争がエスカレートしてゆくナンセンスで過激なバイオレンス、ブラック・ユーモアストーリー。こりゃ参ったくだらなえ〜と思いながらも、若者、おばさん、それぞれの場面に登場する脇を固める配役たちのキャスティングの妙がよく、演技者の作り出す世界に引っ張られ、好感度。

2002
2003/11/08 2007/01/22

10

彼女について私が知っている二、三の事柄
2 OU 3 CHOSES QUE JE SAIS D'ELLE
TWO OR THREE THINGS I KNOW ABOUT HER
(仏)
☆☆
90分   ドラマ

監督:ジャン=リュック・ゴダール
脚本:ジャン=リュック・ゴダール
撮影:
ラウール・クタール
主演: マリナ・ヴラディ/ アニー・デュプレー/ ロジェ・モンソール/ ラウール・レヴィ / ジャン・ナルボニ / ジュリエット・ベルト

中流家庭の主婦の売春を、ドキュメンタリー・タッチで描いた作品。高級ホテルでの売春という非・日常と、夫との生活という日常を絡めて描く。
★かったるい、ひたすらかったるい実験映画。それだけの映画。

1966
初公開年 不明 2007/01/22

9

渇望
Torst/Thirst
(スウェーデン)
☆☆
83分  ドラマ/ロマンス 

監督:イングマール・ベルイマン
脚本:ヘルヴェット・グレヴェーニウス
撮影:グンナール・フィッシェル
音楽:エリック・ノードグレーン
主演:エーヴァ・ヘニング/ビルイェル・マルムステーン/ビルギット・テーングロート/ミミ・ネルソン

それぞれ過去を持つ男女の、エゴ剥き出しの責め合いというベルイマン好みの構図が顕著に表れた最初の作品。
★作中の“男と女は永遠に隔てられる/涙と誤解の海によって”という物語を象徴するセリフと、それでも互いを求め合う人間の常が印象的。

1949
1992/10
2007/01/21
モノクロ

8

愛欲の港
Hamnstad/Port of Call
(スウェーデン)
☆☆
94分  ロマンス

督:イングマール・ベルイマン
原作:ウッレ・レーンスベルイ
脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:グンナール・フィッシェル
音楽:エールランド・フォン・コッホ
主演:ベンクト・エークルンド/ニーネ=クリスティン・イェンソン/ベルタ・ハル/ミミ・ネルソン

日本で最初に紹介されたベルイマン作品
撮影は、これが初コンビとなる名カメラマン、グンナール・フィッシェル。

1948
1951/10
2007/01/21
モノクロ

7

危機
Kris/Crisis
(スウェーデン)
☆☆
91分  

監督:イングマール・ベルイマン
原作:フィッシャー戯曲『母の心』
脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:イエスタ・ロースリング
音楽:エールランド・フォン・コッホ
主演: インガ・ランドグレー/スティーグ・オリーン/ダグニ・リンド/アンナ・リサ・ボード

二人の母親とその娘を中心に綴られるメロドラマ。ベルイマンの初監督作品。何人かの監督がたらい回しにあった末にベルイマンに声が掛かったという曰くつきの作品。

1946
劇場未公開
2007/01/21
モノクロ

6

ペネロペ・クルスの 抱きしめたい!
EL AMOR PERJUDICA SERIAMENTE LA SALUD
(仏/スペイン)
☆☆
112分  ロマンス/コメディ

監督:マヌエル・ゴメス・ペレイラ
脚本:マヌエル・ゴメス・ペレイラ/ ヨランダ・ガルシア・セラノ
撮影:フアン・アモロス
音楽:ベルナルド・ボネッツィ
主演: ペネロペ・クルス/ アナ・ベレン/ ガビーノ・ディエゴ / ファンホ・プイグコルベ

★ジョン・レノン、ファンのペネロペと偶然であう男が、歳を重ねともに家庭をもちながらも、不思議な縁で度々出くわし奔放なセックス・フレンドになるというバカバカしい話も陳腐、ストーリー展開の悪さ、とくに青春期を演じたフレッシュなペネロペと中年期を演じる二人の俳優のギャップの激しさが、鼻についた。それにしてもこの映画の制作会社の名「bacabaca」。これって当然スペイン語なんだろうが、バカバカしい映画にこの「bacabaca」は、すごく気になった。

劇場未公開2007/01/18

5

華氏451
FAHRENHEIT 451
(仏/英)
☆☆☆
112分  SF 

監督:フランソワ・トリュフォー
原作:
レイ・ブラッドベリ
脚本:フランソワ・トリュフォー/ ジャン=ルイ・リシャール
撮影:ニコラス・ローグ
音楽:
バーナード・ハーマン
主演: オスカー・ウェルナー(モンターグ) / ジュリー・クリスティ(リンダ&クラリス)/ シリル・キューザック/ アントン・ディフリング / ジェレミー・スペンサー

活字の存在しない未来の管理社会を描いたレイ・ブラッドベリの小説を映画化。 
★数十年ぶりに観たSFの古典、あの頃の感動はまるでなく、正直かったるかった。
ブラッドベリの映画化はこの作品以外ほとんどが駄作。翌年の「いれずみ男」もそう、近いところでは、昨年ピーター・ハイアムズ監督が撮った「サウンド・オブ・サンダー」が超駄作といわれた。プロローグでのしゃべりでのスタッフ紹介は面白い。

1966
1967/12/
2007/01/17
モノクロ

4

ヒポクラテスたち 
(日)
☆☆☆
206分  青春/ドラマ 

監督:大森一樹
脚本:大森一樹
撮影:堀田泰寛
音楽:
千野秀一
主演:古尾谷雅人(荻野愛作)/伊藤蘭 (木村みどり )/柄本明 (加藤健二)/ 小倉一郎(西村英二)/ 阿藤海(神崎靖邦 )/ 内藤剛志(南田慎太郎)/金子吉延 (渡辺大介 )/斉藤洋介 (本田俊平)/牟田悌三 (中原虎一)/草薙幸二郎 (内科教授)/ 絵沢萠子(加茂の家の女将)/森本レオ(卒業写真の写真屋 )/ 角替和枝(妻・直子)/松田政男(卒業写真の教授 )/田山力哉(卒業写真の教授)/鈴木清順 ( 怪盗)/手塚治虫 (小児科教授 )/原田芳雄(徳松助教授 )/渡辺文雄(河本清三郎 )

京都府立医大を卒業した大森一樹監督が自らの体験をもとに、大学病院に学ぶ若者たちをいきいきと描いた青春群像。 
★大森一樹は多作家で軽っぽい傾向が強く感じられ彼の作品は余り見たことが無い。当然この作品も見てなかった。しか〜〜しDVD206分と長尺な作品ながら、自宅で和子とじっくり観賞できて、理屈抜きに面白く見終わったのだった。
ATG作品。この時代の作品は全て懐かしく観てしまう傾向があり、贔屓目である。

1980/11/22 2007/01/15
モノクロ

3

チャーリーとチョコレート工場
CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY(米/英)
☆☆☆
115分  コメディ/ファンタジー

監督ティム・バートン
原作:
ロアルド・ダール 『チョコレート工場の秘密』
脚本:ジョン・オーガスト
撮影:フィリップ・ルースロ
音楽:ダニー・エルフマン
主演: ジョニー・デップ( ウィリー・ウォンカ)/ フレディ・ハイモア (チャーリー・バケット)/デヴィッド・ケリー(ジョーじいちゃん)/ ヘレナ・ボナム=カーター( バケット夫人)/ ノア・テイラー(バケット氏 )/ ジェームズ・フォックス(ソルト氏)/ディープ・ロイ(ウンパ・ルンパ )/ クリストファー・リー(ドクター・ウォンカ)

ロアルド・ダールの世界的ロングセラー児童書『チョコレート工場の秘密』を、71年のジーン・ワイルダー主演「夢のチョコレート工場」に続いて2度目の映画化。 
★大人も子供も楽しめるファンタジーでこういう映画は余り語ることはしたくない。

2005/09/10 2007/01/15

2

アバウト・ア・ボーイ
ABOUT A BOY
(米)
☆☆☆
100分  ドラマ/コメディ

監督:クリス・ワイツ/ポール・ワイツ
原作:
ニック・ホーンビィ
脚本:ピーター・ヘッジズ
撮影:レミ・アデファラシン
主演: ヒュー・グラント( ウィル・フリーマン )/レイチェル・ワイズ(レイチェル)/ニコラス・ホルト(マーカス)/トニ・コレット (フィオナ )

「ハイ・フィデリティ」の原作者、ニック・ホーンビィのベストセラーを映画化。優雅に暮らす無責任な独身男が、12歳の少年と出会うことで自らの人生を見つめ直していく。
★軽めの役をやらせると軽妙な味を醸し出すヒュー・グラントの、独壇場。
原作は読んでいないがストーリー展開も良く面白かったが、マイケル少年役を演じたニコラス・ホルトの顔が嫌いなタイプで、全体に興がそがれた。 

2002/09/14 2007/1/14

1

スワンの恋
UN AMOUR DE SWANN
A LOVE OF SWANN
SWANN IN LOVE
(仏/西独)
☆☆
110分  ラブドラマ

監督:フォルカー・シュレンドルフ
原作
:マルセル・プルースト
脚本:ピーター・ブルック/ジャン
・クロード・カリエール/マリ・エレーヌ・エスティエンヌ
撮影:
スヴェン・ニクヴィスト
音楽:ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ
主演:ジェレミー・アイアンズ (社交界の花形スワン)/ オルネラ・ムーティ (オデット)/ アラン・ドロン (友人シャルリュス男爵)/ジュフロワ・トリー(フォルシュヴィル子爵)//ジャック・ブーデ(ゲルマント公爵)/ファニー・アルダン/マリー=クリスティーヌ・バロー)/ アンヌ・ベネント

 プルーストの『失われた時を求めて』は“意識の流れ”を小説化する試みとして壮大な文学的実験大著で『スワンの恋』は、その一巻。
 19世紀末のパリの社交界を舞台に、ユダヤ系ブルジョワの若者の愛の彷徨を描く。
さすがは華やかなパリの社交界ものと感じ入るのは美術衣装の豪華な素晴らしさ。本編はストーリーの流れも悪くモザイク模様。20数年も前の映画だけに、まだまだ若さを残す主役のアイアンズとドロンの共演もまるで期待はずれで、がっかり。
オルネラ・ムーティのヒロインは、肉体美を誇るほどでもなく、暗い画像の中の裸体は浅黒い肌真っ黒な乳首。その風貌の下品さには最後まで心が届くことはなかった。
●セザール賞 1984年 ■ 美術賞 ■ 衣装デザイン賞

1983
1984/4
2007/01/07239

1月